メタルウォーズに関する備忘録
と雑な感想。疲れたなというのが主。
メイン運営を担当してくださったハルトマンさんの記事も一緒に読むと、霊園の内情がよりわかるかもしれない。
事前の話
半年ぐらい前のCWE「工業の夜明け」の際、TANOCは11Bさんに合流し3か月以上一緒にプレイし、進撃戦をバリバリこなした。そんなわけで今回は11Bの方々がTANOCへ合流し、進撃戦で資源を稼いで置いていってくれるとのことだった。いくつかのクランからお話を頂いたものの、こういった経緯で11Bの方々と一緒にやるということに決めた。恩は売っておくものだなあ。
前回のCWEではmodの抜き忘れによるBANが各所で報告されていたので、全員にクライアントの再インストールをするよう通知した。あとは進撃戦来いとか集団戦用車輛でランダム戦しろとかクレジット500万貯めておけ等の常識的な範囲で準備をしてもらった。
指揮とか運営とか
私は立場的にはメイン指揮官兼サブ運営(戦闘計画の立案サポート)という立場だった。
指揮官としてはメタが大きく変わらないのでやることがあんまり変わらなかった。前回よりも中国勢が車輛的に強くなっている点、EBRが以前より多く使われるようになった点、霊園が持っている戦力的に907があまり出せないという点が難しかった。進撃戦配信をずっと続けたことによって私のタクの傾向や回し方が周知されてしまい、前回よりもJP/KRクランからのマークがキツくなったなと感じたが、かわりに他の指揮官方が結果を出してくれたから少し溜飲が下がった。今回指揮官陣が豊富で本当に助かった。
運営としては深夜の戦闘計画建てや、GMの他クラン監視や戦闘時間の確定など補佐的な事をしていた。メイン運営は前回と同じく、ハルトマンさんとつるさんにやってもらった。ただしどちらも霊園ではプレイヤーとして主戦力であり、しょっちゅう戦闘に駆り出されていたから、16-22時の間完全にGMに張り付くタイプの専任の運営は居なかった。よくこれでミスらないなと思うが、経験のある人は流石だなという感じ。
ただしメイン運営が戦闘に駆り出された結果、戦闘後のシート更新や部隊間の伝令役、戦闘数調整など細部を調整担当する運営補佐が足りなかった。各指揮官がそこを持ち回りで行っていたため、指揮用のリソースをある程度奪われてしまったように感じた。専業でやってくれる人を次は作らなきゃいけないなと実感した。
まあ前回もそうだったのだけど、その時は逆に忙しすぎたので気付くことがなかったのかもしれない。
結果とか
45人/64人なので7割ぐらい。どのクランも前回に比べて大幅に獲得率を落とす中、維持できたのはよくやったと言えるのだけど、やはり私は不満だ。自分指揮でもうちょい勝っていれば3~5人は追加で引き上げが出来たと思う。いつだって足切りをするのは苦しい。そして車輛いらない組/初参加組にもう少し良いCW体験をさせてあげられたなと思うと後悔が残る。
クラン順位は8位。前回からアクティブ数が10人ほど減っているわけで、十分頑張った気がする。でもこの記事書いてるうちに3位のCHNと9位のA-CEがBANされ、TANOCが7位に浮上することとなった。うーん。苦労させられた対戦相手2クランがランキングから消えたのは何とも言えない気持ちだ。
爆破されたクランから以前縁のあった難民が2人ほどやってきたが、彼らにも車輛を獲得してもらうことができて安心はした。そしてNo.1日本人クランにならなくて済んだことにはほっとしている。あぶないあぶない。
今回のCWEを振り返って
私は昨年から遊んでいる無課金アカウントで今回CWEに参加することにしたため、メタ車輛がEBRしかなくこれに乗りながら指揮することになった。
残念なことに、疲労でパフォーマンスが落ちている時に私がEBR指揮をするのは無理だ。わかってたけど。ただでさえEBRの運転や視界取りにリソースを使わないといけないのに、その上で台数計算や全体の状況判断をしなければならない。しかも次の戦闘のことや引き上げ者のポイントも気にかかる。最初に死んではいけない車輛で余計なことを考え続けた結果、前線に目が行き届かない上に対面のEBRにも勝てないというお粗末な内容に終始し、もちろんコールも良くないものだったから散々だった。
試合の外では大体の人が言うことを聞いてくれたので感謝している(試合中は……うん)。霊園には個性的な人はいるものの我儘な人が私以外に居ないので、あんまりその辺りで締め付ける必要がないのは毎度のことながら助かった。
ピックについて
チーフ奴隷になった人も居れば279e奴隷になった人も居るし、EBR奴隷になった人も前回に引き続きいるので不満が溜まっただろうなあと思う。とはいえ、車輛メタが変わらない上に車輛所有者が限られているので、勝って報酬車輛を手に入れようとするなら仕方のないことだ。好きな戦車に乗りたいなら編成で遊んだ上で勝てるクランとか、遊ぶことを優先するクランに行けばいい。そこでピックされて車輛が獲れるかは知らない。
MTやLTでピックされたければランダム戦で100回ぐらいはやはり乗ってきてほしい。その上で進撃戦で出してみて、指揮官が戦績見て応相談って感じだ。実践でやらかして「あ、コイツだめだな」と思われたらもう手遅れ、ランダム戦の実績がない以上二度目のチャンスは当分来ない。特に安定して勝つことを求められるCWEでは尚更。
HTは前線に居るとアピールしているだけで相手へのプレッシャーになるし、いざ戦うとなった場合弾受けとしての役割を最低限果たせるけれど、MTやLTはそうではない。むしろ相手に見せないことでプレッシャーを与える役割を持つ。指揮官からすれば、勝手にバレてこちらの仕掛けを察知されるのも困るし、一方で指示待ちラジコン戦車になられても困る。そして弾受けボランティアをされても困る。
MTやLTは自分自身で状況判断をして指示を受ける前に狙撃ポジへ移動したり、敵のラッシュや当て返しを確認するために視界取りをしないといけない。色んな報告をしないといけないし、動きに失敗して爆散すれば戦犯である。指揮官の想定していないことをすると「なんでやったの?」と聞かれるので答えないといけない。難しいよ。
軽めの戦車はランダム戦のスタッツを見れば、持ち主がどの程度の技量を備えているか判断しやすい。視界取りが出来るのか、ダメージを出せるのかはとても分かりやすい。ちゃんと回数乗ってくれるとどういうタイプの動きをするのかがわかるので、他の指揮官的にも助かるだろう。今回907をゲットした人も同様だ。集団戦で乗れる戦車を増やしたいのであれば、頭の片隅にでも入れておいてほしい。
(こういうプレイヤーをディフェンダーとしては使わないし、長身DF相手にハイボール競らせないだろう)
TANOCの今後について
CWに長時間拘束されることによる疲労/体調不良と、遠くから聞こえてきた爆発によるストレス、あまり芳しくない試合結果(特に中国相手)が積み重なったことにより過去最低クラスの辛いイベントだったため、次はやりたくないなという気持ちが強い。やるにしたって今回車輛獲れなかった人向けの小規模参加かなと思ってる。前回も似たようなことを言っていたような気もするけど……。
なによりクラマスという立場で色んな人と話すことになったので、とても人疲れした。
半分は墓として慰霊とお祭りをするため、もう半分は普通免許を取るための自動車学校的なポジションでTANOCを1年ほど運営してきた。きたわけなんだけど……。卒業生が就職する先として見繕っていたAやCといった日本人クランが膨らみ過ぎて爆発したり萎んで消滅したため、今後どういう方針でやっていこうかなという部分が悩みだ。外部に動機を作るべきではないという学びは得た。
今回CWEを霊園でやったことにより、「報酬車輛が欲しいのでTANOCに来ました」という人が今後増えそうで、そこが大きな心配ではある。少なくともこのクランはCWE参加やCWEでの好成績を主目的にはしていない。霊園は乞食に向けて報酬車輛を配布するボランティアクランではないということだけはここに宣言しておく。
初期の6拠点やTwitchでの配信といった私の活動に協力してくれた人達や、私が遠い昔にお世話になった人達、前回のCWEで一緒に戦った人達が相手だったからこそ、辛い思いをすることを覚悟して今回のCWEをやったのだ。
私が一番大事にしたいのは、"Lv6クレリザを焚いて赤字を吐きながら進撃戦に参加し、鯖トップクランのChief部隊に対してスパコン5A部隊で特攻"という苦行を一緒にこなしてくれた、かつて集団戦初心者だった人達である。総合勝率に負債がまだ残っているのが見えるだろう。進撃戦勝率25%の時代があったからこそ今があることを忘れてはならない。
こういうクランの歴史への理解と、最低限のコミュニケーションが出来て、私や他のクランメンバーと苦楽を共にしてくれそうな人であれば今後も歓迎はするような気がする。とはいうものの私やクランが今後どうなるかはわからない。クランの規模や活動の内容が大きくなってしまったこともあり、クランの雰囲気や周りからの見られ方も、昔と比べてずいぶんと変わってしまった。
私が実質的にクランの方針の全てを決めている以上、何かの拍子にクランが爆発しかねない。私が「解放(リリース)!」と言ったら大爆発が起きてGI編が終了する。お行儀よくやるのが疲れてきたのは事実だ。ホントどうなることやら。クラン内に派閥でも作ってみる?うーん……って感じだ。
まあ、仮にクランが爆発したとしても、霊園で1年を過ごした人の多くはChiefと907という人権車輛を獲ることができた。JR集団線廃人行きへの駆け込み乗車が成功して一安心ではある。今後行くクランのレベルを選べば重宝されるだろう。
余談
どこでもDUCKY
TANOCのeloが程々に高かった結果、同じく程々に高かったDUCKYと1日目に当たりまくってしまった。上陸申請数の設定に問題があってチップを投げ直すことができず、これでやるしかなかった。
たしか2つ領地は獲れたけど、次の日のことも見据え、あえなく初日撤退となった。上位2クランは毎度毎度こうやって殴り合っているのだろうなあと思うととても大変そうである。
謎の外国人
毎回1人か2人はどこからともなく指揮官クラスの外国人が助っ人としてやってきて、色々と私を助けてくれる。前回はどこからともなくAzraelというベトナム人がやってきて助けてくれた。今回も開幕前にT_rashとSaePyがKRクランから来てくれた。不思議な話だ。彼らにもお世話になったのだが、ここで私が書きたいのはもう一人の助っ人についてだ。
某クランが爆破された頃、一人の外国人からクラン申請があった。国籍はわからなかったが、過去に英語圏のクランに居たっぽいのでコミュニケーションはとれるなと思った。
既存メンバーの出場を優先するからあんまり出番ないよ、と伝えたのだが「お前のクランが好きだから来ただけだしそれでいいよ」と返事が来たので承認。なんかいい奴だと思った。
Chiefや907を持っていたし、来たら普通に試合に出てもらおうとは思っていたが、ピック中にもほぼ車輛を出さない。彼は「人足りなかったら呼んでくれな」と言いつつ、最終日までずっと待機してくれていた。いい奴だった。
とある日、深夜1時半に「インドはもう夜10時なんだ、もう落ちなきゃ」と言い出したので彼がインド人であることがわかった。907につける装備のためにボンズが欲しいんだと彼は言っていた。
「今日は領地沢山獲れたねおめでとう!」とか、「今日はメンテあるみたいだよ」とか、「今日は回線トラブルで来るのが遅れた、ごめんね」などと裏でよく会話していた。とてもいい奴だった。
5000ぐらいしかいらないよと言ってはいたものの、彼に名声ポイントをあげたくて、最終日にはちょこちょこピックした。しかし激しい雷雨のせいで彼のゲーム環境が不安定だったらしく、残念ながらそこまでの量を渡せなかった。悲しかった。
まあそんな話。ありがとうFiresudip。
たのしい霊園の拠点LVについて
やっとALL9まできました。本部と財務LV10までもう少し。
CWEは結局何人で参加するのがいいのか?
クラン内の参加者全員が車輛を獲るという目標のもと、自分が参加人数や運営指揮官の人数全てをコントロールできるとして、どういう形で目指すのがいいのかを考えた。
プラン1
アクティブ40人体制(コアタイム30人+)
/メイン運営2人/サブ運営4人/指揮官4人
/1軍(上級/基本)、2軍(上級/基本)
プラン2
アクティブ80人体制(コアタイム60人+)
/メイン運営4人/サブ運営6人/指揮官8人
/1軍(上級)、2軍(上級/基本)、3軍(上級/基本)、4軍(基本)+α
これぐらい居るのが理想なのだろうか。前者は基本戦線メインで後者は上級戦線メイン。どちらも1軍がある程度勝てて領土を保持できるという前提である。
車輛を目的に参加する場合、現行ルールではアクティブ数がこれより多くても少なくてもあんまり意味がないように思う。クラン順位1位を目指すのであれば、100人居た方が良いのだろう。まあそういうクランの運営はごく少数だし、私よりもノウハウを持っていると思うので、読んでも意味のない文章に違いない。
前提として、CWEでは基本(10vs10)、上級(15vs15)、エリート(15vs15)の3つの戦線があり、クランごとに1つもしくは複数の戦線を選んで参加することができる。それぞれの戦線で起こせる戦闘の数には限りがあり、報酬車輛を得るのに必要な個人名声ポイントは戦闘でしか稼げない。戦闘時間や回数は限られているので、クラン内の参加人数が多くなればなるほど上級やエリート戦線を重視しないといけなくなる。10vs10の戦闘と15vs15の戦闘のどちらが参加者数が多いかという話だ。
限りある戦闘数で効率よく個人名声ポイントを稼ぐには、上級/エリート戦線の方が効率が良い。ただその分対戦相手も強くなる。上陸オークションの初戦は自分たちのeloに近い相手とマッチングするが、2回戦以降はコントロールがほぼ不可能なので、サーバー最強クラスの相手とも当たることになる。そこでの勝ちを期待できる程度には部隊の強さが必要である。
基本戦線の戦闘も並行して行う必要がある。ただし基本戦線に上陸したとして、原則的に同戦線の敵領土への侵攻はプロヴィンス間が繋がっていないとできないし、その領土戦に勝てば勝つほど周りの相手が少なくなる。相手が居ないと戦闘は起こせないので、部隊数を増やすにしても限度がある。
霊園がアクティブ60人体制でやったのは微妙だったと他の運営に聞いた話からも思う。今回のCWE、正直言って全然計画的な参加ではなかった。人を受け入れて、期間が来たのでそのまま参加という感じ。もちろんメイン運営陣は色々と事前準備をしたのだろうけどね(そしてクラマスがまた勝手に人増やしたなと頭を抱えていたに違いない)。
基本の領地侵攻/防衛を継続してやりながら、上級の上陸トナメを勝ち上がらないといけないが、そのバランスを取るのは60人という規模では戦力的にかなり大変だった。基本初戦のシードや領地防衛の時間チェックなども合わさって部隊数/戦闘数の管理コスト(というかペナルティ回避コスト)が非常に高かったわりには、リターンがあまり多くなかったわけだ。80人体制ならもう少し平均的に強い部隊を作れたから、上級基本の両面でいい結果を望めた。高い勝率があれば名声は稼ぎやすくなり、より多くの領地が望めたし、獲得領地が多ければ戦闘計画にもっと融通が効いたというわけである。40人体制なら無理に上級戦線を狙わず、強い10人の部隊を作って基本で初狩りすればよかったわけだ。まあ不参加ペナルティを踏んだらこれらの方針は大分変わるよ。
余談の余談だけど、私の場合、上級部隊の14人は優先的に遠慮なくピックしてくれ……と言われても、この人は指揮官級で別部隊担当のマップ得意だし残した方がとか、前回あの部隊ではこの人ピックしてたよなという運営的な視点がどうしても邪魔をしてしまう。別部隊の指揮官の2~3人とその補佐2~3人を抜いた時に14人を固められる戦力がなかったというのは、参加人数の体制だけではなくプレイヤーのスキルと所有車輛の問題でもあるわけだけどね。
さて、車輛の揃わない部隊で基本の5倍侵攻をした場合、勝てないとライバルに多くの個人/クラン名声ポイントを与えてしまうので、個人名声の引き上げとしてはあまりいい行為ではない。かといって基本侵攻を重視すると、1戦あたりの参加人数は上級エリートの2/3になるし、領土が絡む分戦闘によるクランeloが上がって、上級エリートの初戦の相手が強くなる。その上級エリートにはクラン名声を支払って参加するわけだからあまり弱い部隊で行っても投資分を回収できず、更にライバルには名声ポイントを与えてしまい……となる。基本の防衛にしても安定して勝つ場合は領土戦ゆえeloが上がりやすい。まあつまり、基本の侵攻や防衛を重視すると上級エリート戦闘の際に得られるものの期待値が下がるということね。
60人規模なら部隊制にして練度と勝率を上げて行くことを狙った方がいいのかもしれない。車輛が揃ってないと無理だから霊園はやらなかったけど。
運営や指揮官が少ないと、管理職一人にかかる負荷が高くなるので予後が悪い。一般参加者の皆さんは自クランの運営や指揮官がこれより少ないなら労わってあげようね。そして手伝ってあげよう。今回の霊園は指揮官数は十分だったがサブ運営が足りなかった。正直どこのクランも運営は足りてないだろう……。
名前の話
余裕のある時は車輛名ではなく名前でコールしようと各指揮官陣は努力している。「Chief前出て」と複数枚居てポジションも別の戦車についてコールされるよりも、「山田さん(仮)前出て」と言われる方が分かりやすいだろう。
自分の乗ってる戦車を忘れる奴おる?と読者の方は思うかもしれないが、集団戦参加者の80%は自分の乗ってる戦車の名前を忘れているし、なんなら自分の現HPすら見ることができない。別に大袈裟に言っているわけではない。試合の中で皆がテンパっているとコールが聞こえなかったり、自分がどの戦車に乗っているか忘れていることが多いのだ。
なので全体指揮官にしろ前線指揮官にしろ限られたリソースを使って、わざわざその人の名前を呼んで気付かせてあげているわけだ。そういう状態にも関わらず識別しにくい名前にされると……どうなる?
普段はいいけど、勝たなきゃいけない所で遊ぶのは程々にねと思った。わざわざ山田さんを増やして全員を混乱させる意味はないだろう。まあ次回があるなら車輛が揃っているので、奴隷3連星としてセット運用すればコスト抑えられそう。
報酬車輛を獲るには報酬車輛が必要なのかという話
CWEに挑むにあたり、OP報酬車輛がなくても腕さえあれば報酬車輛が獲れるだとか、279eはCW関係なく獲れるからまずそれを目指せ等言われている。本当なんだろうか。
まず一般的には車輛を獲得するには強い車輛が必要。AMXM454やE-50Mではなく、277とか430Uとか140を作れと言われるのはそういうことだ。
更にそこからOP報酬車輛が必要なのか?という話について考えてみる。まあ結論から言えば、OP報酬車輛なしでも獲れるけど、難しい。
次に279eがあれば報酬車輛が獲れるのかについて考えてみる。これについては所属クランの戦闘方針にもよるという前提の上で、279eが汎用戦車ではない以上難しく、他の戦車を出来るだけ持っていた方がいいという結論になる。
以下に詳しく解説する。
Q1.OP報酬車輛を持っていなくても報酬車輛は獲れるのか?
A1.獲れる。ただしその条件で今回車輛を獲得したのは日本人クラン所属の279人中38人(13.6%)。
獲得者のうち13.6%……を多いとみるか少ないとみるかは、アジアの他の国や、他のリージョンの数字がわからないため、これを読んだ人の解釈による。
Q2.279eさえあれば報酬車輛が獲れるのか?
A2.クランを選ばないと難しい。上級戦線で戦う多人数クランであれば難しい。基本戦線で車輛性能パンチをする少人数クランの方が獲れる可能性が高い。街マップを得意とするクラン・キャンプしやすいマップを得意とするクランであれば、採用機会は多い。そのあたりもクラン選びの際に考えるといいかもしれない。
279eという車輛は大量ピックされる汎用戦車ではなく、少量ピックされるピン刺し戦車である。
ピン刺しの難しいポジションを集団戦経験の少ない人にやらせるのはリスクが高い。味方Chiefの代わりに弾受けするにしても、279eはChiefより足が遅いわけでその分先に動き始めたり、味方Chiefの動きをコントロールしないといけないが、それを自然に行うためには多くの集団戦経験が必要である。
複数輌ピックされるマップが無いわけではないが、907やChiefほど多くないため、出場機会の多さは保障されない。そして今となっては279eはそこまでレアな車輛ではないので、対面に敵279eが出てきて、279eに乗っているプレイヤー同士の撃ち合いの技量差がモロに出るようになった。
長々と書いたが、上記のような理由から、指揮官が279eをタク内に組み込む時はエース級のプレイヤーに乗ってほしいわけだ。つまり既に報酬車輛を十分持っているような、経験豊富な人が279e役として優先的にピックされる。つらいね。
獲得者の内訳を見れば、279eしか持っていなかった人の数は10人そこらかそれ以下であったと記憶している。調べ直すのが面倒なので曖昧に言ったけど、多くて各クラン0~2人とかその程度……。また、毎回ピックされる各クランの個人名声上位陣(引き上げ組の引率役)の中に、279eのみ所有しているというプレイヤーは居なかったと思うし、居たとしてもEBRでの採用回数の方が多かったはずである。
279eに比べればEBRや自走砲の方がピックされやすく、車輛を獲りやすい。現状一番プレイヤー間の技量差が出るのはEBRである。対面のEBRに対して有利がとれる技量のある人であれば、間違いなくピックされる。複数輌ピックされるのであれば技量水準が怪しくても、最低限ミサイルとして使えるのでokだろう。一方で、撃ち合いが苦手なタイプの人が自走砲として出場枠を与えられるのもCWE風物詩である。自走砲のプレイは前線で敵と駆け引きするプレッシャーがかからず、致命的ミスをし難い。また、ミスをしたとしてもこちらの車輛数が減るわけではないので、直接的な敗因になり難い。
279eを選ばれし人しか獲れなかった時代ならともかく、279eが大分陳腐化してしまった今、EBRや自走砲に乗れる人の方が個人名声ポイントを得やすかったということだ。おそらく今後もそうなると予想できる。
マイク無し279eの運用は指揮官からすればとても厳しい……。お礼すら言わずに消えたのは流石に乾いた笑いが出た。
どこのクランが頑張ったのかという話
F-Tのクラマスであるkinchanさんが各クランの取得者のパーソナルレーティング表の記事を書いていて、思う所があったのでちょっと調べてみた。
各クランとも底の方は引き上げ組なので、見てもあんまり意味がない。比較対象としては上から75%ぐらいまでを見ていくべきだろう。
沢山車輛を持っている人は個人順位が高くなりやすい。そして車輛がない人は相対的に低めの位置に居る。CW向き車輛の有無=出場機会であるわけで、現在集団戦がChief907メタである以上しょうがない。そして同じぐらい車輛を持っている人の中で、個人技量の高低によって出場機会が変わってくることがわかる。一番わかりやすいのは指揮官で、報酬車輛が無くても絶対に戦闘回数が嵩むため順位が高くなる。
報酬車輛を獲るためにはパソレを上げろ(=上手になれ)という結論はとても正しいと思う。元々上位〇〇名しか手に入らないという設定のものである以上、正攻法でサーバー上位に入るかボンズオークションという裏技を使うしかない。
まあその上で、CWEに挑む各クランでやり方に差がある以上、結果にも当然差が出る。次回以降の参考になるかもしれないのでデータを置いておく。
判断材料はupしておくので結論については各自出してほしい。まあパっと見で獲得者数に一番相関が強いのは車輛保有数よねえ……。
車輛の揃いぶりという点で見れば、今回車輛獲得できた霊園の面々は11クランの中で下から3番目だった。戦闘にしろGMにしろ上手くやれたのだと思うよ。
ABCDライン
強くて大変な相手だった。
Aはほぼ全員の参加者がChiefと907を持っているようで万全の体勢に見えた一方で、Dはクランの枠が100人埋まらない上に所有率も8割ぐらい、イベント開始直前まで複数クランとの合流/離散を繰り返しギリギリの状態だったように見えた。
こういった状況だったもののAはDに勝ち切れず、外交戦に切り替えた結果協定違反が暴露され、最終的にはゲームルール違反によってAとDの両方が爆破された。Aの主力はBとCに分裂してしまい、一方でDの主力はほぼ全員がOPAに流れ100人体制が完成した。後者に関しては雨降って地固まるという感じ。完全体になったOPAは最後まで独走を続けた。
AD2クランの騒動が起きた時、HellRaisersの選手達(にあゆーとか)が所属していたMERCYが吹っ飛んだせいで、車輛が取れずに彼らが文句言っていたのを思い出した。3年か4年前ぐらいの話。StanlockやLiquidatorなんかもCW関連で1年間WGL出場停止処分とかありましたね。
まあ、違反についての発表にしろ事後処理にしろ甘いなと思ったし不満は残る……と、文句ぐらいは言ってもいいでしょ。我々含めて大爆発する危険があったし(Dとの合流を何度か断っている)、結局事後にちょっと巻き込まれたのだ。
破片処理を引き受けたCは正直偉いと思った。台風で倒れたゴルフ練習場の鉄柱をボランティアで解体した企業を思い出した。あの件ほど無関係ではないし、善意の申し出ってことじゃないだろうけどね。
2クランが爆破された後のGMはちょっと面白かった。強豪亡き後の利権を得ようと多くのクランが欲張って上級領土に投げ、そして予想以上に戦闘が増えてしまったのか、皆が戦闘不参加ペナルティ貰っていた。TANOCも2ペナ貰ってしまったのでやらかしたなあと思った。
両クランの運営は何だかんだ所属メンバーを守りきったなというのが私の見解。それが吉と出るか凶と出るかは半年後にわかる。どういう勝者になるかが大事なんじゃないのという話を以前書いたけど、上位クランに所属している方々はせっかくだから今この機会によく考えてみて欲しい。
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