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直に喋るのが苦手な理由
直接あって話すこと、それは心地よく楽しい経験であると同時に、僕にとって困難を伴うものである。
というのも、多くの人はどうか知らないが
「ありがとうございます」を発音することにかなりの労力を要するのだ。
僕は、いつも「ありやとーざーます」みたいな感じで発音しているに違いない。なぜ「ありがとうございます」は「アイアオウオアイアウ」という音階なのか…解せないこと数多くあれどこの問題は難題である。
こんなの発音しにくいに決まってるではないか…!
それに加えて、喋ることの難しさは他にもある。それは
舌が回らない
という問題である。これも結構深刻な問題である。今文章で記述しているから、文語的に書いてはいるものの、いつもこんな文字数は喋れない。今日の話題なら喋っていてもせいぜい、
「ありがとうございますって発音しにくいですよね」
ってなくらいである。それ以外は蛇足の情報として、たとえ頭に浮かんでいたとしても切り捨てられているだろう。このように切り捨てられた情報にこそ価値があるのではないか。というのが僕が密かに思っていることでもある。
この話はまた後日…笑
外伝:喋ることが好きな理由
喋ることが苦手な理由ばかり書いているので、「こいつどんだけ喋りたくないんだよ…」って思っている人もいるかも…?と思い追記している。
喋るという時に僕が最も重視しているのが「音」である。音さえなんとかなれば、たいていの会話は心地いいのである。逆に言えば音が心地よくなければ、話している内容がどれほど自分にマッチしていても辛い時もあるのだ。
僕が好きな音は、鴨長明の有名な著作「方丈記」の書き出しである。曰く、
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶ泡沫はかつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」
声に出したらとても心地いいのだ。そうして今日も方丈記を読んでいる。
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