子育てで大事にしていること
先日、友人に会った時に思ったことを
と呟いたのですが、これを機に、私が子育てする上で大事にしていることを羅列してみたいと思います。
子の意欲を削がない
やっぱりツイートした通り、子供の意欲を削いでしまうことはとても恐れています。
あれはダメ、これはダメと子供の「やりたい」を否定したり、
大人の都合だけで決められたスケジュールに、子供を当てはめたり、
「ヤッタァ!」「頑張った!」を無碍にしたり、
そういうことを積み重ねると、子供は、
といずれ意欲をなくしてしまうことでしょう。
子供はどんな子でも意欲を持って生まれるものと思います。
それを失わせるとしたら、大人です。
私は、我が子には、いろんなことに意欲を持って取り組める人になってほしいと思っています。
それは、人生を楽しく過ごすためには必要なことだと思うからです。
というわけで、日々の生活の中で、私は極力子供のやりたいを尊重するようにしています。
どうしてもできない時には、理由やいつならできるかをセットにしてお願いする形で一旦後回しにさせてもらっています。
正直面倒だなと思うこともあるのですが、「子供の意欲を奪ってもいいほど面倒か?」と思うと付き合う気になります。
そうやって、自分の都合をグッと抑えるようにしています。
私の思う範囲に子供を収めようとしない
娘は、確かに私が産みましたが、私とは別の人間です。
娘には、私の知らない一面や、私が気付けなかった可能性があってしかるべきです。
彼女の気持ちや想いの全てを、私が理解しているわけもありません。
彼女に何が合うか、どんなことを楽しいと思うか、私がその全てをコントールしようなんておこがましいと思っています。
もちろん、親なりに、娘が楽しめることや向いていることを考えて、そういった特性に合わせた環境を整えてあげたいと思っていますが、自分が整えた環境が全てではない、といつも機にとめるようにしています。
娘の能力や好みは、私が考える範囲にある、とは絶対に思わないようにしています。
当たり前のように思っていましたが、結構なんにも気にする事なく、子供本人がやってみたいと言っていることを「あなたには向いていない」と言ったり、やり始めてみたことを「どうせできないからやめておきなさい」と中断させたりしていた友人をみて、気づかされました。
見返りを求めない
教育って、手間も時間もお金も投資しようと思えばいくらでも投資できるのですが、私は、見返りを求めたくなるほどの教育投資はしないことにしています。
・これだけやってあげたのに、何も身に付かないなんて
・こんなにお金かけたのだから、これくらいにはなってほしい
なんてことを思うのは、娘を自分のもののように思うことに他なりません。
妙な期待を寄せたり、過剰なプレッシャーを与えて、本人の意思を尊重できなくなってしまうのは本意ではありません。
だから、習い事や教育への投資に関しては、全て無駄になってもいいと思える範囲に止めることにしています。
今のところ親として子供に教えられる自立の道は、大学以上を進学して就職という道なのでそのルートをなんとなく描いてはいます。正直我が子が、中卒で演劇の道を目指すとか、高卒で就職するということはイメージできません。
が、仮に本人が決死の覚悟で例えば「高校卒業したら、大学には行かずにこんなことをしたい」と言ってきた時に、心から応援できるか?これだけ教育に投資してきたのにと思わないか?ということは常々意識していたいです。
周囲の顔色を伺う子にしない
娘には、自分を大切にできる人になってほしいと思います。
そしてその土台には、「周囲の顔色を伺って、自分より周囲を優先する」であってはならないと思っています。
自分が何をしたいかを考える前に、周囲の期待や機嫌を伺ったり、
自分がしたいことを行動する前に、周囲を優先したり、
そうならないようになってほしいと思います。
さらにそのためにはまず、親子関係において、娘自身が、親の顔色ばかり伺ったり、親の都合ばかり優先する癖がつくようであってはならない、そう思っています。
そのため私は、たまに娘が私の意に反したことをしたがったり、ダメって言われそうと思いながらイタズラしたりする姿を見ると、ほっとするのです。
・出かけようとしたまさにその時に、「お絵かきしたいから待ってくれない?」と言ってくる
・スーパーのカゴにこっそりおやつや好きなものを入れる
そんな娘の姿を見るたびに、「私は機嫌で娘をコントロールしていない」と実感できて嬉しいのです。
終わり
同じように子育てしている友人を見ていると、自分が大切にしていることを実感することがあります。
今回は、4つの大事にしていることをピックアップしてみました。
他にもあれば、また追記するかもしれませんが、かなりいい線で挙げられたように思います。
育児で大事にしていること、たまに振り返るのはいいですね。