一年以上前の日記を発掘したので載せる
8:30に起床。9:00から大学で友人の実験を手伝う約束だったので、急いで家を出る。
10分程度遅刻して到着。そこから2時間ほど実験台となった。
生協で昼飯を購入するついでに、自動車教習所について情報を得る。
8日に契約で〇〇円キャッシュバックと書いてあったので来てみたが、どうやら入金まで済ませていないとダメらしい。契約についての子細を何も知らなかったので、丁寧に説明してもらった。
通学短期ってすぐ免許取れてラクそうやね♪と安易に申し込む。2ヶ月後に地獄を見るのは火を見るより明らかだが、まあそれは2ヶ月後の俺がなんとかすればいいだろう。
ぶぶかのカップ焼きそばと綾鷹を買って研究室へ。
昼食を済ませてもゼミまでまだ時間があったので、PCを開く。
本来この時期なら卒業論文に手をつけていなければならないのだが、そもそも輪講の課題すらまともにこなしていないので、俺はそもそもスタート地点にすら立っていない。
さっさと輪講の課題を終わらせるかと思ったが、猛烈な眠気によって断念。
かといって横になれるところもないので、ダラダラと自分のデスクでTwitterを見たり雀魂-じゃんたま-をしたりした。
輪講が始まると眠気は更に勢いを増し、全然抗わず、普通に寝た。
教授の目の前で少なくとも30分は寝たと思う。
もはやこの程度のことでは怒られなくなっている。
寝たらかなり頭がスッキリしたので、先輩の発表中Twitterを見たり雀魂-じゃんたま-をしたりした。
ゼミが終わったのは17:20ほどで、18:00のバイト開始まで時間があったので友達と近くの回転寿司に行く。20分ほどで出れば間に合うだろうと、2皿ほど注文した。
20分寿司が来ず、余裕でバイトに遅刻した。
店長に怒られ、落ち込む。素直なのが俺の美点だ。
平日ということもあり店はかなり空いていた。
カウンターに常連客が数人、座敷に1組。
俺が働いている店はチェーン店と比較すると僅かに客単価が高く、落ち着いた雰囲気と常連客の多さからあまり若い客は来ない。
学生は滅多に訪れず、独身生活を謳歌するサラリーマンや育児を終了して暇を持て余した主婦などが主な客層である。
俺はバックヤードでTwitterを見たり雀魂-じゃんたま-をしたりして時間を潰していたのだが、20時を少し過ぎたあたりで新規の客が来店した。
バックヤードからチラッと見ると2、30代ほどの男女2人組であった。
遠目にも、上質な衣服と立ち姿から店に似合わぬ美男美女だということがうかがわれた。
店長が空いている座敷に案内し、卓の番号を俺に告げる。
俺はおしぼりを片手にバックヤードから新規客の入った座敷まで向かう。
「失礼します」戸を開けて客の顔を見ると
なんと堀北真希と生田斗真だった。
俺は思わず「あッ。花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜のコンビでご来店して頂き、誠にありがとうございます」と言いながらおしぼりを渡す。
生田「見てくれたンだね。ありがとう」
堀北「ww」
俺のようなしょぼくれたアルバイトにも神対応する2人。
脳内で流るるはAKB48『フライングゲット』。
2011年版の方のEDであるにも関わらず、だ。
それほど困惑と興奮を抑えられなかったという証左である。
もっと話していたいが、注文を聞かなければならない。
俺「お飲み物お決まりでしたらお伺いします」
すると堀北が突然尻を突き出して上下左右に動かした。
尻文字だ。
払いが一回。横、縦、横、横。
“生”だ。
俺「かしこまりました!生がおひとつですね」
すると、生田も尻を突き出して上下左右に動かした。
払いが一回。横、縦、横、横。
再び“生”だ。
俺「かしこまりました!生おふたつですね……いや!」
生田の尻はどんどん加速して更なる文字を連ねた。
俺は眼球に全神経を集中させ、生田の尻の軌跡を見極める。
払い横縦横横縦横縦横縦横縦横縦跳ね横縦一回転左斜め右斜め左斜め縦横縦左斜め右斜め右斜め右斜め横払い縦跳ね横半時計周りに半回転右斜め右斜め右斜め右斜め右上払い横払い横縦横横縦横縦横横払い右上右下左上
まさに“生田はハイボールでシクヨロ☆”であった。
俺「わかりました!生がおひとつと、ハイボールがおひとつですね!」
生田も、なかなか、といった顔。してやったりである。
俺がお通し二つと生ビール、ハイボールを持ってくると
生田「〆(会計のこと)で」
とのこと。
芸能人はやはり多忙なのだ。また次の仕事があるのかもしれない。
俺が伝票を出して持ってくると、生田は「KISS払いで」と言った。
そんなことが出来るのかわからなかったが、ふと「これはビストロSMAPで女性ゲストが来たときのご褒美と一緒だ」と思い俺は「是非に」と言った。
俺の右頬に堀北、左頬に生田がKISSをした。
嗚呼。気がつくと俺は涙を流していた。
堀北の唇が秋だとすれば、生田の唇は夏。
堀北の唇が東だとすれば、生田の唇は北(ペイ)であった。
その後はずっと暇だったので、賄いは気合を入れて坦々麺を作ってみた。
辛くしすぎてしまい、同僚が大変そうに食べていて申し訳なかった。
次からは同僚にも味見させることにしよう。
大したことはない一日だったが、研究室にアルバイトと充実した一日だったと思う。
このような日を積み重ねて成長していきたい。