復学空想日記10/3

起床。7時。今日の一限はオンラインで参加出来るためあと1時間は寝れる。「今日早く起こすんだっけ?」と聞きに来た母に「起こさなくていいよ」と答え、体を起こす。
部屋には靴下で魔法陣が書いてある。そういえば昨日は従兄弟のナシゴレン(発祥的な意味で)と降霊術ごっこをしていたんだった。最後のサンドイッチが余分だった。そうそうブルドーザーと言えば、最近近所で無差別民家解体工事が始まった。さっきから鳴り響いている轟音はそれだったのかと気づく。思えばさっきの母親もブルドーザーだった。
ブルドーザーに返事をしていたことがとても恥ずかしくなったので、一限は欠席すると連絡を入れて午後のミーティングだけ出ることにした。ここで午後のミーティングも午後ティと略せることに気づいたため生産性は担保できたと思う。
電話が鳴った。というか、鳴いた。秋だ。
昔、真っ白の楽譜で4分33秒という曲を書いた音楽家がいたそうだが、尖りすぎだと思う。未だにガラケーくらい尖ってる。
電話にでると無音だった。1分、2分、時間だけが過ぎる。そしてちょうど4分33秒が過ぎたところで、「尖ってないからっ」と英語で言われた。どうやら昨日のごっこはごっこで終わらなかったらしい。
ナシゴレンと左腕をもっていかれ、代わりに得たものは痛ツンデレおじのボーナストラックだった。結婚したい。

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