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未経験でWEB業界への転職活動のリアル

「本当に未経験でWeb業界に就職できるの?」

Web業界にチャレンジしたいけど、未経験の転職活動に不安を抱いている方は多いのではないでしょうか?

私もそのひとりでした。

作ることが好きだからWebデザイナーになりたいけど、未経験だと難しいと言われて悩んでいました。

しかし一度きりの人生、「好きなことを仕事にしたい!」と意気込み転職活動を行いました。

転職活動の結果、現在はWEBマーケティング会社でアシスタントバイトとして働いています。

この記事では転職活動の内容や反省点、思ったことなど私のリアルな転職活動についてお伝えします。

未経験でWeb業界へ転職活動を考えている方の、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

プロフィールと経歴

まずは簡単に私のプロフィールをご紹介します。

・ 首都圏在住の27歳女性
・4年生大学の経済学部を卒業
・新卒でメーカーへ就職し、営業事務として4年間勤務
・クリエイティブで手に職がつくような仕事がしたいと思い退職
・次の仕事を探す中で、Webデザイナーという職種を知る
・Webデザインスクール「デジタルハリウッドbyLIG」へ入学
・8ヶ月間スクールに通いながらWebデザインの勉強を行う

Webやデザインとは無縁の人生を送っており、MacやPhotoshopなどのデザインツールも触ったことのない完全未経験からのスタートでした。


転職活動の流れ

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2020年9月からポートフォリオの制作をはじめて、12月からガッツリ転職活動をはじめました。

人生初の転職活動だったので、やり方を調べることから始まりました。

大まかな流れは下記の通りです。

・ポートフォリオ制作(約2ヶ月)
・転職活動の軸決め、履歴書・職務経歴書作成、応募企業探し(約1ヶ月)
・企業ごとの文章作成、面接(約2ヶ月)

それぞれ詳しく説明していきます。

【ポートフォリオ制作】

スクールに通っていた時から作りはじめてはいたのですが、完成せずに卒業となってしまい、フィードバックをあまりもらえませんでした。

トレーナーさんの意見をどんどん聞いておけば、もっと良いポートフォリオになったかも…と反省しております。

なのでスクールに通っている方は在学中にポートフォリオを完成させて、先生にたくさんフィードバックをもらった方が良いと思います!

↓私が転職活動用に作ったポートフォリオサイトも載せておきます。


【転職活動の軸決め】

転職活動のやり方を調べていく中で、軸を決めることが重要ということをサラタメさんの動画で知り、軸を決めることにしました。

↓サラタメさんの動画

ちなみに私の転職活動の軸は下記の通りです。

・Webや作ることに携われる仕事
・人間関係、職場の雰囲気が穏やか
・土日祝日休み

軸や条件を決めておくことで、応募企業探しをブレずに行うことができました。


【履歴書・職務経歴書作成】

想像以上に時間がかかりました…

転職活動が初めてだったので職務経歴書がどんなものかも分からず、しかもPages(WindowsでいうWord)を使うのも初めてだったので、かなり手こずりました。

色んなサイトで調べながら、できるだけ見た目も内容もわかりやすくなるように作成しました。

↓特に参考にした記事


【応募する企業探し】

転職活動の中で1番大変だったことかもしれません。

というのも未経験&コロナでWebデザイナーの求人が全く無いのです。

主に使っていたサイトは

・マイナビ転職
・リクナビNEXT
・タウンワーク
・Indeed
・エン転職
・doda
・Find job!
・MOREWORKS
・CINRA.JOB
・Green
・マイナビクリエイター(エージェント)
・リクルートスタッフィング(派遣)
・テンプスタッフ(派遣)

最初はWebに特化した求人サイトばかり見ていたのですが、あまりにも求人数が少なかったので、タウンワークなどの一般的な求人サイトも見るようになりました。

上記の中で、更新頻度が高くてよく利用したのが、マイナビ転職・タウンワーク・Indeedです。

ただ有名な求人サイトということもあって、求人倍率が高い印象がありました。

あとは制作会社のホームページを探して、Recruitページから直接応募もしていました。

ただ在宅勤務で問い合わせメールを見てないのか、返信がない企業もけっこうありました…

元々正社員のWebデザイナーで探していたのですが、未経験の求人があまりにも少ないので、転職エージェントや派遣会社にも登録しました。

またアルバイトにも目を向けるようになりました。

そしてWebデザイナーにこだわらず、Webに関われる仕事ならどんどん応募していくようになりました。

正直、未経験でのWebデザイナーの求人は圧倒的に少ないです。


【企業ごとの文章作成】

応募する企業が決まったら、企業に合わせた志望動機と自己PRを作成します。

これまた時間がかかる!!

私は再びサラタメさんのやり方を習って作成しました。

私が実践した書類作成の方法を簡単に記しておきます。

まずは企業がどんな人を欲しがっているのか、求人情報やホームページなどを見て明確にイメージし把握します。

その上で書類を作成していきます。

<志望動機の書き方>
1.転職活動の軸を説明:なぜ軸が生まれたかストーリー性を交えながら書く
2.企業の魅力を説明:主観を入れたエピソードを書く
3.軸と企業でできることのマッチングを説明

<自己PRの書き方>
1.志望企業が求める〇〇力を特定
2.〇〇力に合わせたエピソードを探す
3.鉄板のフォーマットで伝える
結論:私の強みは〇〇力です
根拠:エピソードを用いて根拠を伝える(状況→課題→行動→結果の順で)
具体策:自分の強みを活かして志望企業でできる具体策

↓詳しくはサラタメさんの動画を見てみてください。


【面接】

無事に書類審査に通過したらいよいよ面接…!

私は新卒の就職活動の時から面接が大の苦手でした。

なので想定質問と回答を考えておいて、一人で鏡の前で何度も練習しました。

面接官との距離感を考えて、広めにスペースを開けて鏡を設置して練習するのがおすすめです。

実際に面接で質問された内容は下記の通りです。

・自己紹介
・通勤経路
・退職理由
・志望動機
・長所と短所
・将来の夢
・オフィス系は使えるか
・なぜWebなのか
・Webデザインをどうやって学んだか
・デザインとコーディングで好きなのはどっち
・自信のある作品を紹介して下さい
・どんなデザインが苦手か
・JavaScriptやjQueryはどの程度できるか
・お気に入りのWebサイトの動き
・残業があるが大丈夫か
・転職活動の状況
・逆質問

かっちり面接するというよりは、ラフな面談のような会社が多かったです。

1社だけWeb面接を受けたのですが、どうしても聞きづらいし話しづらい雰囲気がありました。

もし直接面接かオンライン面接を選べるなら、直接会って話した方が会社の雰囲気もつかめて良いと思います。


今後転職活動をする方へ


・今いる会社はできるだけ辞めない

もし今お勤めの方は、会社勤めしながらWebデザインの勉強&転職活動をすることをおすすめします。

なぜなら金銭的にも精神的にも余裕がなくなってくるからです。

会社を辞めてすぐの頃は、「自由だー!!最高ー!!」って感じだったのですが、だんだんと先の見えない未来に不安を感じるようになってきます。

そして働いていない期間があると、社会保険料などの金銭的問題も出てきてだいぶ面倒くさいです…

なので大変だとは思いますが、仕事を続けながらWebの勉強と転職活動を気長にやっていくことをおすすめします。


 ・転職活動期間は長く見積もる

私はポートフォリオ制作から含めると約半年もかかってしまいました…

まさかこんな長期戦になるとは思いもよらず、精神的に結構焦っていました。

なので余裕を持って3〜4ヶ月は転職活動するものだと考えると良いと思います。


・未経験は入社できればどこでも良いくらいの意気込みでたくさん応募する

応募する企業を検討していく中で、「残業多そうだしな〜」「雰囲気が合わないかも」なんて思って応募しなかった企業がけっこうありました。

しかしそんな悠長なことを言っていると、あっという間に選考中の企業はなくなります。

そしてめっちゃ落ち込んで焦ります。

なので少し引っかかる点があってもとりあえず多くの企業に応募して、その企業に勤めるかどうかは内定をもらってから考えた方が良いと思います。


・正社員だけでなく派遣やバイトも視野に入れる、Webデザイナー以外の職種も考える

前職が正社員だったので、なんとなく正社員に絞って転職活動を行っていました。

しかし正社員の求人だけだと未経験はなかなか厳しいのかな〜と思います。

なのでまずはバイトや派遣で経験を積んでから正社員に挑戦するのもひとつの手段だと思います。

とにかくWebに携われる会社に入れば、だんだんデザイン業務もやらせてもらえるかもしれないですし、幅広い視野を持って転職活動することをおすすめします。


おわりに

以上が私のはじめての転職活動でした。

未経験の転職活動は想像以上に厳しく、Webの勉強をはじめた頃に思い描いていた、正社員のWebデザイナーへの転職とは程遠い結果となりました。

しかし今の会社ではアルバイトでもバナーやLPのデザインをどんどん任せてもらえて、とてもやりがいを感じながら仕事ができています。

この記事を読んで未経験の転職活動をされる方の不安を少しでも取り除けたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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