Hasselblad 907X & CFV Ⅱ50Cを買ってみた
はじめに
Hasselblad 907X & CFV Ⅱ50Cを購入してみました。
907Xとは
ハッセルブラッドの中判デジタルカメラです。
もうこのレベルのカメラになるとYoutube動画も数上がっていませんし、情報の収集元が限られています。
ハッセルブラッドは生産数が圧倒的に少なく、手に入れることがまず難しい。買おうと思っても物が無いことがほとんど。
(最近のFUJIFILMも手に入らないカメラの一角になって久しいですが)
ハッセルブラッドのアイコニックな意匠がそのままデジタルカメラになりました。佇まいそのものがアイデンティティとも言えます。
907Xの拡張性
907X自体は、X1D、X2DシリーズのようなXマウントでありますが、907Xを取り外してCFV Ⅱ50C単体にすることで、500C/Mや503CXのようなVシステムのデジタルバックとすることができます。このカメラを購入する人の9割以上は、この500シリーズで運用したい層のような気がしています。
でなければX1D、X2Dシリーズのほうがはるかに実用的で便利です。
マウントアダプタで社外レンズを
ライカのレンズをつけてみる。
マウントアダプターで社外レンズをつけると電子シャッターでの撮影になる。電子シャッターはまだいいのだが、センサーの読み出しに相当な時間がかかるので普通にローリング歪みが出る。
フルサイズセンサーの電子シャッターと同じ感覚で触るとまあ歪む
動体を撮るのは難しい。
弱点はあるが良いカメラ
総括
特別な撮影体験を与えてくれる。写真に対する向き合い方、姿勢が変わる気がする。
より高性能、より便利、より高速にを謳う昨今のデジタルカメラ界隈の喧騒から逃れたい方はぜひ検討してみていただきたい。