読み聞かせした本(35)『なまけていません。』2024年1月
小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。
読んだ本『なまけていません。』 大塚健太 作 柴田ケイコ 絵
選んだ理由
・『うごきません。』と一緒にカウンターに並べておいていたら、興味を示した子が多かったから。
・1冊しかなく、じゃんけんで順番待ちになるのが予想されたので、全体に先に読んでしまおうと思った。
子どもの反応
・「『うごきません。』の人や〜」と表紙の絵を見ただけで、作者がわかっていた。
・『ざんねんないきもの事典』などのシリーズで、ナマケモノの生態を知っている子もいた。「たまに、トイレに降りてくるねん」と教えてくれた。
・「うごきま〜」(ページをめくる)「せん」、のときと同じように「なまけていま〜」(ページをめくる)「せん」という掛け合いが自然に生まれた。
・最後は「なまけてるんとちがう?」とツッコミが入った。
気づき
・『うごきません。』と同じパターンなので飽きるかも?と心配したが、繰り返しが楽しいようで、「せん!」と喜んで反応していた。
・なまけているようんに見えるけれど、ナマケモノにはナマケモノの事情があるというのが、それぞれの価値観を反映しているみたいだと思った。