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読み聞かせした本(62)『てぶくろがいっぱい』2025年2月

小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。

『てぶくろがいっぱい』 フローレンス・スロボドキン 文  ルイス・スロボドキン 絵  三原泉 訳  偕成社

選んだ理由

・大阪でも雪がちらつく日があり、寒波のニュースを耳にしたから。
・学校でも手袋の落とし物がけっこうあるから。

子どもの反応

・読む前に、「くつ下とか、手袋とか、かたっぽなくしたことがある人?」と聞くと、たくさん手が上がった。
・「気がついたらなくなってるねん、なんでやろな〜?」と不思議がっていた。
・手袋が見つかった場面では喜んでいたが、次々と届けられる手袋に「またや〜」と笑い出す子もいた。
・「なんと、あかい てぶくろは 10こも あったのです!」のところでは「え〜!」と声が出ていた。
・「そのあとも、どこかで だれかが あかい てぶくろを みつけるたびに、 ふたごの うちへ とどけにきました」のところでは「多いやろ!」「どれだけくるねん!」とツッコミが入った。
・「ネッドと ドニーへの おみやげは…ふたりとも」のところで、挿絵から手袋を想像して「もしかして?!」とワクワクしている感じだった。
・最後の「ちゃーんと ぶらさがっているかも しれませんよ」を読むと、「どこなん?」と質問が飛んできた。

気づき

・変化のある繰り返しというか、いろいろな人が手袋を届けてくれる場面では、そうかと思ったらやっぱいそうだった。
・手袋をなくした経験や、道端や公園で落ちているのも見たことがある、という子もおり、楽しんで聞いていたように思う。
・大事件が起きるわけではないけれど、ほのぼのとした温かい気持ちになれる。

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