読み聞かせした本(48)『うまれたよ!メダカ』2024年5月
小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。
読んだ本 『うまれたよ!メダカ』 写真 松沢陽士 構成・文 小杉みのり 岩崎書店
選んだ理由
・5年生が理科の学習でメダカを飼っている。このメダカは人から譲ってもらったものだ。身近なところにあまり田んぼがないので、『メダカの学校』のような光景を見たことがない子が多い。写真の絵本なので、実際に田んぼで見るわけではないけれど、川や用水路や田んぼのメダカの様子を知るきっかけになればいいなと思ったから。
子どもの反応
・表紙を見せると「飼ってる!」という反応があった。
・メダカの心臓がトクトクいう場面では、「そうそう」とうなずいていた。
・後で教室へメダカを見に行くと「メダカの赤ちゃんの心臓が見えてん!」「卵からかえったのが、いっぱいおるで」と教えてくれた。
・水槽には5匹の3cmほどのメダカ。水草が入ったボウルには10匹以上の1cmぐらいの赤ちゃんのメダカがいた。
まとめ
昨年は『めだかのぼうけん』を読み聞かせた。
こちらのほうは、メダカはどうやった冬を越すのだろう?と考えながら聞いてもらえた。田んぼと川を行き来しているというのを知ってもらうなら、こちらの『めだかのぼうけん』の方がわかりやすいかと思った。
卵の中の成長の様子を知るにはこちらの『うまれたよ!メダカ』の方がわかりやすいと思った。