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置いて使うゴルフティーの新しい形・・カップティー

1.カップティーとは?

 これまで、私は「球面台」の上に「円柱軸」を取り付けた「ゴルフティー用のスタンド」をベースにして、ゴルフティーを作ってきました。 

 使いながら改良(思いつくまま気のつくままに・・・)を続けているうちに、半年ほど前には、こんな形になっていました。

ティースタンド

2.スタンドからティーへ変身

 これまで球面台の上に載っていた「円柱」を、つい一月ほど前から「円筒」に変えました。最新版は、こんな形になっています。

ティースタンド? ティー?

 できたものを眺めたりいじくり回しているうちに、このまま形でティーアップできることに気がつきました。いつのまにか、ゴルフティーになっていたんですね。

    もちろんティースタンドとしての機能はそのまま残ったままです。    


1.球面台の上を動かして、ティー軸の傾きを鉛直方向に合わせることができる。
2.円筒またはティペグを交換して、ボール支持面の高さを調節できる。

ティースタンドの必須機能

 このままでティーとして使えることがはっきりしたので、今後は品名を「・・・スタンド」から「・・・ティー」に変えた方が分かりやすくなると思いつきました。


円筒軸の形はコップに似てきた

 円筒の底に球帽(cap)を付けた「円筒軸」の外観が、食器のコップに似ているので、とりあえず、カップティー(cup tee)」という名前で呼びたいと思います。よろしくおねがいします。


3.カップティーのパーツと組み立て方


カップティーのパーツ

 カップティーは上の写真にあるパーツを組み立てたものです。パーツの名前と構造などをご紹介します。名称の数値はパーツの外径(公称値)です。
 パーツの名前は写真左から順に、「52mm球面台」」、「円筒軸」、3列目は球面台と円筒軸を接続するパーツで、上から下へ、「12mm円板」、「25mmモビロンゴム輪」、「30mm円板」です。

 なお、円筒軸は、下の写真左列下の30mm球帽(または球冠)の上にEVAスポンジ製の円筒(高さ9mm)を貼り付けて作ってあります。

円筒軸は球帽の上に円筒を取り付けたもの

 「球面台」の上に「円筒軸」を載せて、「モビロンゴム輪」と「2枚の円板」で密着接続すればカップティーは組み上がります。 

 カップティーのパーツ製作については詳述しませんが、円板、円筒などの主要パーツは、下記リンクに示す方法で回転軸を交換したコンパスカッターを使って作成できます。

4.カップティーの使い方

 カップティーはラフな芝生の上でもティーアップできます。ティペグ、丸棒、円筒を付加して高さを変えてティーアップすることができます。

 また、組み込まれているパーツをゴルフティーとして使用することができます。
 球面台は単独で使用すると1〜5mmのショートティーとして使用することができます。10mm円筒も、そのままティーショットに使用できます。 

 自作して賄えるので、気軽にアイアンショットが可能です。

5.カップティーの試供品の作り方


 このブログをご覧になっている方の中には、カップティーの試供品が手に入れば試しに使ってみてもよい、とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

 あるいは、「試供品のようなもの」が簡単に自分で作れるなら、作って試してみてもいいな、とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

 以下、市販品のコンパスカッターと一般的な工具を使って、できるだけ簡単に手作りできる「カップティーの試供品の作り方」をご紹介します。お試しいただければ光栄です。

5.1 材料

1)1.5mm EVAスポンジシート(ダイソー)
2)耐水厚紙(パック飲料の空き箱の側面を切り出したもの)
3)25mmモビロンゴム輪(ダイソー)
4)接着剤(ボンド GPクリヤー)

5.2 工具

1)コンパスカッター(オルファ、ダイソー)
2)穴あけポンチ(2mm)
3)千枚通し
4)鋏、カッターナイフ、カッティング台など

5.3 球面台の製作

 作りやすさを優先するため、外観が簡素なものを作成します。

 下記ブログを参照して、外径52mm,中心穴径20mmで、球面台を作成してください。

5.4 円筒軸の製作

 1.5mm厚のEVAシートで円筒を作り、この「円筒」の一端に「30mm球帽」を貼り付けて、「円筒軸」を作ります。

(1)円筒の作成

高さ15mm、内径14mmの円筒を作る

①EVAシートで幅15mm、長さ約200mmの短冊を作ります。
②単3電池に短冊を巻き付けて円筒を作ります。
③円筒の巻き始めと巻き終わりはボンドか両面テープで接着して円筒が解けないようにします。

(2)円筒軸の作成

 球帽を作って、円筒に貼り付ければ円筒軸になります。

①円筒に貼り付けるための「球帽(左列下段)」を作成します。直径約30mmの円板を作成し、先に引用した「球面台の作り方」を参照して作成してください。」

②円筒の一端に、球帽の凸面を合わせてボンドで貼り付けると、右の円筒軸ができます。ボンドは円筒の接着部に塗布して、ベタつきが少なくなってから接着してください。

円筒に球帽を貼り付けて
円筒軸を作る

5.5 輪ゴム留め具の製作 

輪ゴム留め具

 輪ゴム留め具は次の手順で作成ください。
1)耐水厚紙からコンパスカッターで「直径30mmの円板」と「直径12mmの円板」をカットします。
2)「12mm円板に2mm穴2個」、「30mm円板に2mmの中心穴と2個の切込み」をを作ります。

5.6 試供品の組み立て

 ①輪ゴムを二つ折りにして、12mm円板の2個の丸穴に通します。

12mm円板にモビロンゴムを結んで、球面台と円筒軸の連結開始

②輪ゴムの一端を「紐通し」で掬って、輪ゴムの別の穴に通し、円筒軸の底の穴を通します。
③続いて下の写真のように、球面台の20mm穴、30mm円板の中心穴から引き出します(説明を分かりやすくするために、この写真では、軸の円筒は外し、モビロンゴム輪の代わりに「長い輪ゴム」を使用しています)。

組み立て説明図

③輪ゴムを30mm円板の2個の切り欠きに引っ掛けて、紐通しを取り外せば、「カップティーの試供品」は完成です。この状態で、ティーの地上高は約20mmです。

試供品が完成
円筒を追加してティーアップしています

 短冊に切った光沢紙をクルッと巻いた円筒を装着すると、ティーアップ体制が完了します。 


追記220918

 もし、お手元に木製のティペグが有りましたら、「1.5mm厚さのEVAシートの短冊(幅約15mm、長さ約100mm)」を作成し、巻き始めを粘着テープで固定し、下のようにティペグの軸に巻き付けて円筒軸に早着してご使用ください。

ティペグにEVAシートの短冊を巻きつける
ティペグを実装します

最後までご覧いただきありがとうございました。






 


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