【一口馬主・人それぞれの馬の選び方】

一口馬主にとって募集時期になると、一年の中でも悩み楽みと、非常に濃密な数日間となります。

募集馬の見方、選び方は人によって様々で、
徹底的に分析する人、
直感で選ぶ人、
誰かと一緒の馬にする人、と色々分かれます。

また高額の馬が全然走らなかったり、
可愛い馬や思い入れのある血統を選んだ馬が走ったりと、これまた非常に悩ましいところです。

私に関しては、偏見で募集馬をついつい選んでしまいがちなので、大体失敗します。
なので、いくつかポイントを決めて選ぶようにしています。

素人ではありますが、募集馬の選ぶざっくりとしたポイントについては下記の通りです。

①両前脚の繋ぎの角度
繋ぎが立っていると順調に育成が進まなかったり、故障のリスクが高まるので、いくら良血でも馬体が良くても選ばないようにしています。

②トモの容量
トモが小さかったり、筋肉量が少ないと、先々非力さが残り続けます。トレーニングで筋肉量は増すにしても、急激にトモが大きくなることは少ないと思うので、推進力の源であるトモは大きいに越したことはありません。

③毛艶
ピカピカの毛艶ならば代謝が良く、内臓がしっかりしている証拠。悩んだ際は、冬毛が生えている馬体の馬より、ピカピカの馬体の馬を優先しています。

④馬体のバランス
馬体全体を見て、どこかにアンバランスさを感じたら、その馬は選ばないようにしています。
頭の大きさ、首の長さや太さ、首から背中を通ってトモまでのライン等々。

⑤動画での歩様
歩様は大事にしていて、立ち姿より動画の歩様です。首を上手に使ってリズミカルに歩いていれば良いですね。

⑥厩舎
学校でも習い事でも会社でも、やはり評判の所を選ぶように、委託先の厩舎で牧場側の期待値や意図は感じられます。
活躍している、活躍し出している、また馬を大事にしてくれる厩舎は人気です。
しかし人気厩舎だと、走らなかったら放牧で放置されるもどかしさはありますがね…

このように私なりの馬の選び方を記載してますが、
走る馬は馬体に欠点があろうが、馬体重がどうであろうが、走るのです。

競馬は難しい。