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22/12/19 (月) 「3営業日で900円下落」引け後情報

3営業日で900円下落

金曜日の欧米株が軟調だったことで、日本市場もこれを受ける形で下落となりました。朝のうちに日経平均株価は今日の安値27165.78円をつけました。以前のこの水準といえば11月4日の場中につけて以来となります。ちあみに米国株の主要三指数も11月上旬~中旬あたりの水準まで落ちています。
今日の安値を付けた後は下げ幅を縮める動きがみられましたが、寄り付き直後の水準あたりまで戻すとまた再び下げ幅を広げました。そのまま27200円~27260円くらいの値幅の中の小さい値幅の中で膠着感を出すクリスマス休暇入りが意識される週らしい小さな動きとなりました。
マザーズ指数も朝の寄り付きのあとに値を下げたあと、今日の寄り付き直後の値段水準まで戻し、前場はその水準付近で動きが小さくなったものの、後場に下げ幅を少しずつ再び拡大する動きとなって、朝につけた今日の安値を下回るところまで下落しました。

東証プライムの売買代金は2兆3596億円と薄商いになり、値上がり数も全体の36%とやや少なくなりました。
また業種別指数は33業種中6業種のみが上昇となり軟調さがみえます。
米国の主要三指数が3営業日続落となったのと同様、日経平均株価も3営業続落となりましたが、この3営業日で合計900円以上の下落となっています。

明日は日銀決定会合の結果

今日はドル円の動きが大きくなる場面がありました。136円後半あたりで推移していたところから朝の7時に一気に135円台まで円高が進むと、再び136円台半ばまで戻しては135円台に再びなるという動きが朝にありました。
これに関連する話として、今朝「政府と日銀が2013年に結んだ政策協定の一部を修正する方針が出た」との報道があり、これに対して松野官房長官が朝の定例会見の中でそのような事実はないと述べました。

明日は日銀決定会合があり、来年の4月には黒田日銀総裁の任期満了となるための交代があるため、明日だけでなく来年の前半にかけても日銀の方針が気にされる状態が続きそうです。
まずは明日の昼頃に出るであろう日銀決定会合の結果と、その後の黒田総裁の記者会見で、現在の方針から何か変わる予定があるのかについての話を聞きたいと思います。

明日の注目ポイント

明日はその日銀金融政策決定会合の結果が注目点となります。また連日の下落が目立った欧米株の週明けの動きにも注目です。
今年の相場もあと2週間です。やや軟調さが続き、国内でもどちらかというと増税や今回の日銀に関する報道など、景気にとってポジティブという話ではないところで動きが見られていますが、年末に何か明るい兆しがみえてほしいところですね。

指数・今後の重要イベント

12/19 終値
日経平均株価:27237.64 (-1.05%)
TOPIX :  1935.41 (-0.76%)
マザーズ  :    762.77 (-1.56%)

東証プライム市場指数   :  995.89 (-0.76%)
東証スタンダード市場指数 :1006.96 (-0.36%)
東証グロース市場指数   :  966.12 (-1.73%)
スタンダード市場トップ20:  978.77 (-0.12%)
グロース市場コア     :  918.36 (-0.85%)

東証プライム 売買代金:23596億円


イベント
2022年12月第4週
12/19 (月):日銀金融政策決定会合(~12/20 20日に黒田会見予定)
12/20 (火):米11月住宅着工件数
12/21 (水):米11月中古住宅販売件数
12/23 (金):米11月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
12/23 (金):米11月新築住宅販売件数
12/23 (金):米11月耐久財受注 速報値

2022年12月第5週
12/26 (月):クリスマス 米休場
12/28 (水):配当・株主優待 権利付き最終日
12/30 (金):大納会

2023年1月第1週
01/02 (月):元日振替休日 日米休場
01/03 (火):日本休場
01/04 (水):11月JOLTS雇用動態調査
01/04 (水):米12月ISM製造業景気指数
01/04 (水):FOMC議事要旨公表
01/05 (木):米12月ADP雇用統計
01/06 (金):米12月ISM非製造業景気指数
01/06 (金):米12月雇用統計

2023年1月第2週 (SQ週)
01/09 (月):成人の日 日本休場
01/12 (木):米12月消費者物価指数
01/13 (金):米1月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値

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