見出し画像

22/10/13 (木)「やや上振れたPPI」寄り前情報

やや上振れたPPI

今晩21時半に注目の消費者物価指数(CPI)が発表されますが、昨晩は先駆けて米9月卸売物価指数(PPI)の発表がありました。
前月比の値については先月発表分では2カ月連続のマイナスでしたが、今回は市場予想がプラスであった通りにプラスとなりましたが、予想+0.2%に対し+0.4%とやや上振れました。
これを受け、日本時間日中などは堅調だった米国株先物がPPIの発表時間になると急速に伸び悩み、かろうじてプラス圏を維持する水準となりました。実際の取引時間が始まると、やはり主要三指数はやや下落しましたが、すぐに切り返す動きをみせ、その後のNYダウはプラス圏での推移が続きました。ただ引け前には失速し、小幅のマイナスで終えて今晩のCPIを待つ形になっています。
NASDAQやS&P500は前日終値を挟んだ動きとなり、マイナス圏に落ちても再びプラスに浮上するなど方向感の欠ける動きが続き、やはり引けではマイナス圏で終えたため、主要三指数は揃って下落しました。

今日の注目ポイント

もちろんCPIの動向に注目がいきますが、日本ではドル円が前回の為替介入時の水準を抜けて、現在(8:00頃)146円後半で推移しています。昨日の時点では為替介入はありませんでしたが、この前の介入を振り返るとあの日は各国の金融政策発表が出て、日銀も会合を終えて黒田総裁の会見を終えたあとでした。金利の動きやすいイベントを終えてからの介入という意図があったのかはわかりませんが、他のイベントの日程を確認しながら今後の動きを見守りたいと思います。


指数・今後の重要イベント

終値
CME日経平均先物始値(括弧内は昨日の現物の終値):26375.00 (26396.83)
Dow 30   :29210.85 (-0.10%)
S&P 500 :  3577.03 (-0.33%)
NASDAQ:10417.10 (-0.09%)


イベント
2022年10月第2週 (SQ週)

10/13 (木):米9月消費者物価指数
10/14 (金):米9月小売売上高
10/14 (金):米10月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値
10/16 (日):中国共産党大会 開幕

2022年10月第3週
10/18 (火):米9月鉱工業生産
10/19 (水):ベージュブック公表
10/20 (木):米10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

2022年10月第4週
10/24 (月):米10月PMI 速報値
10/27 (木):米9月耐久財受注
10/27 (木):配当・株主優待 権利付き最終日
10/27 (木):日銀金融政策決定会合(~10/28 28日に黒田会見予定)
10/27 (木):ECB理事会
10/28 (金):米9月個人所得・個人支出・PCEデフレーター

2022年11月第1週
11/1 (火):FOMC(~11/2 日本時間3日早朝にパウエル議長会見予定)

いいなと思ったら応援しよう!