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22/11/18 (金) 「買いづらさと売りづらさ」引け後情報
買いづらさと売りづらさ
木曜日の米国株は方向感の無さが目立ちましたが、本日の日本も同じように方向感の薄い一日でした。
日経平均株価を一昨日、昨日と28000円を下回って引けましたが、今日はわずかに越える水準でスタートし、前場では昨日の終値と28000円をわずかに越えたあたりのレンジで上げ下げをしていました。しかし28000円を越えてもそこから買い続ける材料の無さからか買いは進まず、後場に入るとこの小さなレンジをやや下に抜ける形で今日の安値を更新し、マイナス圏に入りました。かといって最近の上昇時のペースの速さもあってか売りが広がるという印象でもなく、大引けでは日経平均は本日の安値圏で迎えることになったものの、0.11%安と小幅な下げに留まりました。
昨日と同様にTOPIXは今日も一日をほぼプラス圏の中で動いており、大引け前ではマイナス圏に顔を出す場面もありましたが大引けではほぼ前日終値でわずかにプラスで終えました。
またマザーズも昨日と同様に相対的に軟調で、今日は終日マイナス圏での推移となり、大引けも本日の安値圏に近づいて迎える形となりました。
日経平均について今週はずっと28000円の前後で動いていましたが、大幅高となった先週金曜日の反動もあり月曜日の下落がやや大きかったため、週間としては363.80円安(1.29%安)となり、週間としての下落は4週ぶりとなります。
12月IPOに関して今日は2社承認があり、これで12月IPOは現時点で19社となります。今日承認された2社は12月23日上場予定となっており、これは12月最終週の前週の金曜日です。もちろん来週以降に承認されるものがあったとしても12月23日以前を上場日とするパターンや、26日以降を上場日とするパターンは普通にありますが、そろそろ出揃うのかなという感じもしますね。
今後のスケジュール
少しだけ今後のスケジュールをみておこうと思います。
来週に関しては下の項目で触れているので省略しますが、実は今後のスケジュールを考えると大人しそうにみえる週は今年に関してはこれで最後かもしれません。
というのも再来週になると雇用統計があり、次の週はメジャーSQ週であるほか、FOMC前となっており、PPIの発表があります。本来はCPIの方が注目度が高そうですが、今週のPPIに対する反応の大きさや、次回のCPIがFOMCの開催初日にあることを考えると、先んじて出されるこちらの物価指数に対する注目度が高くなりそうに思えます。
そしてその次の週がCPIとFOMCがあり、それが終わったあとも翌週は日本では日銀金融政策決定会合やアメリカのPCEデフレーターの発表があったりし、その後今年の最終週を迎える流れとなります。
もちろんこの流れの中で他にも様々な経済統計が発表される予定です。ただ今年は経済統計に対し、強い経済統計を金利上昇要因、弱い経済統計を金利上昇鈍化要因として見る流れがあって、どちらかといえば弱い経済統計に株価が好感することがよくありましたが、来年以降景気の動向も気になる中で、市場がどう反応する傾向にあるのかを随時チェックしておき、マーケットの備え方の特徴を把握できるようにしておきたいですね。
来週の注目ポイント
来週はやや動きがあるのかないのか分かりづらい週に思えます。FOMC議事要旨の公表が水曜日にありますが、日本も米国もそれぞれ祝日があり、特に米国ではサンクスギビングデーの翌日も短縮取引となります。
注目しておきたいこととしてはFRB高官の発言で、FOMCに向けてどんな発言が出て、マーケットがどう反応するかに注目していきたいと思います。特に材料が少なく感じる中では注目度も上がりそうに思えます。
指数・今後の重要イベント
11/18 終値
日経平均株価:27899.77 (-0.11%)
TOPIX : 1967.03 (+0.04%)
マザーズ : 782.56 (-0.99%)
東証プライム市場指数 :1012.12 (+0.03%)
東証スタンダード市場指数 :1010.49 (-0.10%)
東証グロース市場指数 : 994.45 (-0.92%)
スタンダード市場トップ20: 992.31 (-0.42%)
グロース市場コア : 943.05 (-2.17%)
東証プライム 売買代金:29864億円
イベント
2022年11月第3週
11/18 (金):米10月中古住宅販売件数
2022年11月第4週
11/23 (水):勤労感謝の日 日本休場
11/23 (水):米11月PMI 速報値
11/23 (水):米10月耐久財受注 速報値
11/23 (水):米10月新築住宅販売件数
11/23 (水):FOMC議事要旨公表
11/24 (木):サンクスギビングデー 米休場
11/25 (金):サンクスギビングデー翌日 米短縮取引
2022年11月第5週/12月第1週
11/28 (月):配当・株主優待 権利付き最終日
11/30 (水):米11月ADP雇用統計
11/30 (水):ベージュブック公表
12/1 (木):米10月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
12/1 (木):米11月ISM製造業景気指数
12/2 (金):米11月雇用統計
2022年12月第2週 (メジャーSQ週)
12/5 (月):米11月ISM非製造業景気指数
12/9 (金):米11月卸売物価指数
12/9 (金):米11月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値
2022年12月第3週
12/13 (火):米11月消費者物価指数
12/13 (火):FOMC(~12/14 日本時間15日早朝にパウエル議長会見予定)
12/14 (水):日銀短観
12/15 (木):ECB理事会
12/15 (木):米11月小売売上高
12/15 (木):米11月鉱工業生産
12/15 (木):米12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
2022年12月第4週
12/19 (月):日銀金融政策決定会合(~12/20 20日に黒田会見予定)
12/20 (火):米11月住宅着工件数
12/21 (水):米11月中古住宅販売件数
12/23 (金):米11月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
12/23 (金):米11月新築住宅販売件数
12/23 (金):米11月耐久財受注 速報値
2022年12月第5週
12/26 (月):クリスマス 米休場
12/28 (水):配当・株主優待 権利付き最終日
12/30 (金):大納会