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(6/30 08:30分)「SOX指数下落」寄り前情報

SOX指数下落

水曜日のアメリカ株は方向感に欠けた動きとなりました。
実際NASDAQとS&P500は前日の終値をはさんだ動きを終始続けており、結果的に下落幅はそれぞれ0.03%と0.07%と小幅に終わりました。

ただ、業種などをみると高低差のある内容にもみえました。
まずS&P500の業種別をみると、上昇率の高かったところはヘルスケア、生活必需品といったセクターになっていました。これらはディフェンシブ性のある業種といえる業種ですが、一方それに続くのは上げ幅こそ0.2%台でしたがコミュニケーションサービス、情報技術といったセクターでした。こちらはハイテク株なども多いセクターです。
しかしフィラデルフィア半導体指数をみてみると下落率が2%を越えており、半導体関連の銘柄の下落が大きくなっていました。関連する動きとして、バンクオブアメリカのアナリストが半導体関連の目標株価の引き下げやレーティングの格下げをしていました。
下落している業種の中で顕著だったのはエネルギーで、WTI原油先物は昨日の夜には高いところで113ドル後半でしたが、早朝には109ドル半ばになるなど動きが大きくなっていました。

今日の注目ポイント

今日は6月最終日で、明日から7月になります。
その前に大きなイベントとしては物価指数である今晩のPCEデフレーターの発表が控えています。
今月はCPIの発表時に大きな反応をしたため、今回の物価指数も気になるところです。最近はFedWatchをみると少しずつですが7月のFOMCの利上げ確率のうち50ベーシスポイント上昇のパーセンテージが上がってきていますが、今晩の物価指数を見た後の動きに注目したいと思います。


指数・今後の重要イベント

終値
CME日経平均先物始値(括弧内は昨日の現物の終値):26705.00 (26804.60)
NYダウ:31029.31 (+0.27%)
S&P500:3818.83 (-0.07%)
NASDAQ:11177.89 (-0.03%)

イベント
6/30 (木):米5月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
7/4 (月):インディペンデンスデー 米休場
7/7 (木):TOPIX浮動株比率の定期見直し公表日(実施日は7月最終営業日)
7/8 (金):米6月雇用統計
7/10 (日):参議院選挙 投開票日(6月22日公示)
7/13 (水):米6月CPI(消費者物価指数)
7/15 (金):米6月小売売上高
7/18 (月):海の日 日本休場
7/20 (木):日銀金融政策決定会合(~7/21 21日に黒田会見予定)
7/21 (金):ECB理事会
7/26 (火):FOMC(~7/27 日本時間28日早朝にパウエル議長会見予定)
7/27 (水):配当・株主優待 権利付き最終日

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