明日から3日連続で、Wake Up, Girls! FINAL TOUR -HOME- PART Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ が無料配信されるっていうから振り返る
はじめに
Wake Up, Girls!公式からのアナウンスによると延期していたLive配信は当初の1st~4thツアーの期間限定配信を取りやめ、Finalツアーである「HOME」3部作を、YouTubeプレミア公開(その場限り配信)で明日から3日連続で流すと言う。
となれば「たとえ誰にも届かないとしても、宣伝しなくてはならないだろう」と思い、筆を取った。
孤独なオタクは基本的には自分本位なのだ。赦してほしい。ですます調とかもテキトウになってしまった。赦してください。
なお、本記事は解散までの流れが「HOME」ツアー3部作+SSAでのFINALライブと言う構成を模して全4章の構成を取る。
興味のある所(ぶっちゃけ4点目)だけでも、良ければ必ず、お読みください。
第1章:自分語り~WUGとの出会い~
割と初めの方からその存在は知っていた。アニメ(旧章)も観ていた。
当時の自分はアニマス・765ASの7thライブを通じて「アイドルってすげー!」「アイマスってすげー!!」となった「アニマスからの新参P」だった。そして、ミリオンやシンデレラが765ASの8thライブにゲスト参戦することを受け入れようとしつつも素直に受け入れられず、10thライブに向けた「世代交代か?」のモヤモヤ感の中で「いっそ他コンテンツも制覇して『真アイドルマスター』になる!」というヤケを起こし、様々なアイドルコンテンツに手を出そうとしては、キャパを超えて消化不良を起こしたりしていた。
そんな中、同じく「多角化」を進める友人からの誘いを受けて、WUGにも足を運んだ。
初めて観た2ndだか3rdだかのライブは「アイマスにあまりないコールが楽しい」くらいで、そこまで惹かれなかった。
でも、近場でやるライブだけは行き続けた。1年に1、2回。
そのうち、なんだか良くなってきたぞと感じ始めた。彼女たちがアニメも終わり、「アニメのアイドルユニット」としての活動としては存在意義が揺らぐ中で、それでも「声優アイドルユニット」としてもがく彼女たちの頑張りに惹かれたからだ。
「アニサマ出れなくて悔しい!」
リーダーである青山吉能がアニサマの裏で行われた自分たちのライブのMCで言った。
それがめちゃくちゃアツくて、よかった。いつの間にかすっかり洗練されたフォーメーションダンスやハモリなどはアイマスライブ中心の自分には新鮮だったし、最前付近で強火のオタクたちといっしょに観る山下七海は物凄くかわいかった。
だから、いつしか思うようになった。
「遠征せずに行けるライブを追うくらいがちょうどよくて最高!」って。
そんな舐めたことを思っていたら、解散が発表された。
神様は意地悪だ。
第2章:自分語り~なぜ自分にとってWUGちゃん達は特別か~
大きく3点です。1つ目は単純に「接触機会が多かったから」。FINALツアーは約半年間にわたり、全33公演。これにSSAを加えて34公演。
突然の解散に焦りとどこか後ろめたさを感じた自分は結局、うち20公演以上に参加しました。
「土日で3公演」をほぼ毎週ペース。
解散までにWUGライブに参加した回数は、自分が大好きな「アイマス・765AS」のライブに参加した回数とちょうど同じくらい。
FINALツアーでは、遠征もして、会いにも行った。そりゃあ、好きになって当然だ。
2つ目は「『解散』の味を教えてくれたアイドルだったから」。
自分に2次元アイドルの楽しさを教えてくれた765ASの10th以降、アイドルマスターは「終わらないコンテンツ」を目指すことになっている。
これは自分の感想ですが、アイマスPとして喜ばしいと同時にどこか自然の摂理に逆らっている感覚を覚えます。
それはそれでめちゃくちゃ美しいと感じる心もあるし、今もそれに結局は片足以上を突っ込んでいる(まだアイマスPやっています)のだから、それも含めて楽しむ心持ちであるのだが、それに対するアンチテーゼも同じくらいに美しいと感じる心がもう片一方で確かにある。
WUGちゃんは恵まれた環境に置かれることなく、解散を迎えた。
勝手な憶測だが、必ずしも彼女たちの望む形での終わりではなかったハズ。
それでも彼女たちは解散に向けて、長い長いFINALツアーやアニサマ・アニマやわぐちゃんねる(生放送)など、解散が決まってからのたくさんの機会を通じて、ファンに感謝を伝え続け、パフォーマンスも高め続けた。
そうしてようやく、最後の最後でメンバーの地元での公演を実現させ、これまでで一番の、圧倒的に大きな会場(SSA)のステージに立った。解散が決まってからの努力と解散効果の追い風で、ようやく望む場所にたどり着いたのだ。
望んだステージに望まない解散を切っ掛けに立つ。この悩ましい矛盾の上で「有終の美」を飾った。
このコントラストに多くのひねくれオタクと同様に天邪鬼を自負する自分は、すっかり魅了されてしまった。
(蛇足であるがテイルズオブシンフォニアのヒロインであるコレット・ブルーネルが徐々に祠をまわり、天使になっていく姿が自分は、大好きだ。それと重なった。)
最後、3つ目は「彼女たち(とファン)がとっても魅力的だったから」。
特に解散が決まって最後まで頑張り続けるその強さとパフォーマンスに裏付けされているからこそ、MCやトーク番組での発言がより一層まっすぐ刺さった。悲しみを抱えながら笑顔を向けあうファンと彼女たちの姿をその熱狂の中で観ることで、自分もまた好きの気持ちを昂らせたのだ。
具体例を挙げると、HOMEツアーでは、舞台から降りて客席通路にWUGちゃんたちが降り立つ演出が多く用いられた。
声優ライブの距離感として新鮮で、ファンとの交流を大事にしてくれているんだなーと自分は心に沁みました。
好きになってからは無限に好きなところ挙げられるのですが、好きになったのはなぜか、と言う観点では以上の3点かな、と振り返ってみました。
あまり整理し切れていない部分もありますが、ご容赦ください。
第3章:HOMEツアー、各PARTの見どころ
全体を通じて、MCなどから「彼女たちは解散を決めてから、さらに輝いたのだ」と言うことが伝わって欲しいと思います。
曲もどれもめちゃくちゃいいです。でもここでは特に思い出深い演出の曲を1曲だけ、超簡単に紹介していきます。
・PART Ⅰ Start It Up,:SHIFT
演出が素晴らしい。小物の使い方が上手いので衝撃的でした。はじまりの終わりを告げるのに、ふさわしいインパクトでした。
とにかくこのツアーで1曲だけ観るのなら、これ。つなぎで2曲目も観ちゃうこと間違いなしです。
・PART II FANTASIA:スキノスキル
このツアーの公演で1番観てほしいのは何かと問われたら、僕はこの公演を推したいくらいなのですが、その半分はこの開幕演出が好きすぎるから。
もちろん曲もいいんですよ。WUGちゃんたちの曲、大体大好きなんですけど、その中でも、屈指の名曲。唯一無二感があります。
観たら、2曲目までは観たくなるに決まっています。
・PART III KADODE:地下鉄ラビリンス
前章で触れましたが、WUGちゃんたちが舞台から降りてきてくれる曲がありまして、その一つです。
このツアー、やっぱり、全部に解散する悲しさがあるんですけど、この曲は、楽しい、楽しい~って気持ちになってしまう。
この公演は、この曲をもうこんな近くで聴くことはないんだろうな、と言う「解散前最後(SSAがあるので最後ではない)の公演」でもあったので、それを前提に観て欲しいです。
第4章:宣伝、SSAライブBDの映画館上映があるよ~
「Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~」、これがこのツアーの後に残されたスペシャルな公演の名前。
なんと、11/17(日)に映画館でBlu-rayの上映会があるらしい。
皆行った方がいいと思う。HOMEツアーの配信を観たら、もっと楽しめると思う。
おわりに
みんなそれぞれの好きを追いかけているけど、自分にはWUGがあったこと、やっぱりよかったなー。
こんな殴り書きのどこか一文でもお読みいただいた方、ありがとうございました。