何か○○れる。
何か嫌なときの、僕の対応は、相手を見下すことです。
見下すと言うと、語弊があるかもしれません。
相手をバカにするということではなく、気づいているかいないかの違いです。
何か嫌なことを言われたとき、
相手に対して『ああ、もったいないな』『ああ、気づいていないんやな』
という気持ちを持つのです。
良い言い方にすると『これ気づいたら、その人もっと良くなるのにな』ということです。
アドバイスなのです。
そうすると、『何か嫌なことを言われること』にまったく落ち込まなくなります。
考え方が一瞬で切り替わる癖がついてくるのす。
何か言われて、反抗するから、喧嘩になってしまうのです。
相手が何も反抗しなければ、何も問題は起きないのです。
嫌なことを言われるだけでなく、
嫌なことをされたり、イライラしたときにも使えます。
例えば、僕は何人かの人に、道をふさがれたときこう思います。
『ああ、この人たちはサービス業じゃないねんな』と。
良いサービスマンは、背中に目がついていると言われます。
また、気配でお客さんを感じることができます。
ホテルマンは、曲がり角では、必ず外側で曲がります。
その意識が、日常にも出てくるのです。
人間関係の悩みは、
『何か言われる』
『何か思われる』
『何かされる』の3つです。
すべて、嫌なことを、です。
『何か思われる』というのは、相手の心の中だけのもで、
自分の想像ですから、どうにでも考えられます。
また、当たっていないことが多いです。
挨拶をしたのに無視されると、
『相手は自分を嫌っているのではないか』と思うことがありますが、
たまたまイライラしていたか疲れていた、気づかなかった、
ということが多々あります。
『何かを言われる』というのは、言葉の暴力です。
視点を変えて考えると、“何もされていない”のです。
耳をふさげば、まったく害はありません。
褒め言葉も、解釈を間違えると、嫌味になります。
だから、『何かを言われる』ことは、言葉の解釈で落ち込まなくてすみます。
1番辛いのは、『何かをされる』です。
これには、害があります。
『何か言われる』『何か思われる』ことに強くなると、
イライラすることはかなり減ります。
何かされたときに初めて、イライラすればいいのです