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215ヶ月  215Month

215ヶ月 とは約18年、そんなに時間が経ってしまったのかと驚きもする
俳優の彩月貴央さんとの再会の時は突然訪れた。
こんにちは、、、、憶えていらしゃいますか?

2023年4月末、新宿北村写真機店の個展に彩月貴央さんは突然尋ねてきてくれた。
目の目に拡がる光景に僕は信じられなかった。
数週間前、彩月さんのtwitterアカウントを見つけた僕はフォローしてみた。
それは10数年前にスクールガールという写真集で撮影したタレントさんではと思ったからだ。
その予想は当たった!
しかし誰が写真展に連絡もなく尋ねてくれるなんて思うだろう
考えたら18年ぶりの再会だった
その場で、また撮りたいね、なんて話になった

聖蹟桜ヶ丘、ジブリの映画 耳をすませばのシーン

私の生まれ故郷を撮ってもらいたい、、、そんな話になった
聖蹟桜ヶ丘や府中、思い出を巡って撮影したいのです、
そんな彩月さんからの申し出は、18年間の気持ちの空間を埋めるのにぴったりと思われた

彼女と最初に出会ったのは写真集 スクールガールの現場だった
原宿駅前のマンション、小さなスタジオの中、数人のタレントさん、モデルさんに混ざって彼女はいた。

当時の彩月さんはジュニアタレントとして群を抜いていた
DVDが何本も発売されてこともあってか、周りのモデルさんと少し違う空気を醸し出していた

触ってはいけないような雰囲気、緊張してるような、涙ぐんでいるような
明らかに場違いな雰囲気に彼女は戸惑っているように見えた


2004年、写真集 青春トーキョースクールガールは発売された
彩月貴央はその制服少女の中で一際異彩を放って輝いていた
この異彩はなんなんだろう
僕は次の写真集のための作品撮りにまた彼女を抜擢した
小田原の川で同じ事務所のモデルさんと3人で水着の撮影を行った
大手出版社から出る予定だった写真集は日の目を見ることはなかった

高校時代、自宅にいるより、この木の下で受験勉強をしたという

新宿の写真展会場でその思い出が蘇ってきた
まだそのときの写真見ていないんです。
僕は時折母の看病に戻っているさいたま市の自宅にプリントがあるだろうと、探しに行った
カラープリントの束の中に大切にその作品は保存されていた
いつか皆さんにその時の作品をお見せできる日が来ると思っています


18年ぶりの撮影は、、、、、手強かった
昔の彼女は14歳のジュニアアイドル
なんとその時の僕は自分のポルシェのオープンカーに3人のモデルさんを乗せていたのだと言う。もう恥ずかしさで一杯である。
若気の至りが、ここで炸裂するとは、、、涙
目の前にいる18年後の彩月貴央さんは見間違うほどの大人の女性になっていた
彼女を撮ることは自分の18年間を遡りした感覚を見つめ直す時間だった


生まれ育った町、小中学校を案内してもらうことになった



いや、まだ写真見たいですか?
今度、その彩月さんと、写真展やります

キミトミタユメ アメリカ橋ギャラリー 10/25-10/30日 水曜日から月曜日です

見にきてくださいね

その前に10/14日の土曜日にカメラ&フレンズワークショップでも会えますよ

僕が感じた18年、215ヶ月のディスタンスを感じに来てくださいね
応募はtwitterX カメフレのDMまでお待ちしています。

当時の写真など見られるかもしれませんよ



儚いですね


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小林幹幸/コバヤシモトユキphotographer
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