市場調査【論理的思考スキル】③
いよいよ論理的思考スキルもラストの回!
前回はサービスを市場に出す前にやるべき重要な
3つの分析について書きました。
前回の記事はこちら
本日は後半の3つについてやっていきます。
「市場規模」という言葉をご存じでしょうか?
市場規模とは①特定の商品やサービスを必要(ニーズ)としている人がどれくらいいるのか
②そのニーズに人々はどれくらいのお金を払うのか
(デプス調査+メンタルアカウンティング)
①×②が市場規模となります。
ニーズ×そのサービスに支払うお金=市場規模
市場規模を出す前にやるべき重要な調査
ニーズ調査
自分の考えているサービスや商品について「こんなのあったらどう?」
とシンプルに聞きましょう。色んな年代、性別の方に聞き
その調査結果を人物のカテゴリー毎に分けていきましょう。
デプス調査
上記のニーズ調査の中から特定のニーズに確認ができたカテゴリー層を呼び、5人~10人程度に直接対面でヒアリングを行うことが重要。
これには必ずリラックスした環境での調査が必要となります。
※ZOZOのツケ払い2カ月後までOKにしたサービスは
カートに物を入れるが、その日に購入しない人が多かったり翌月や月末に購入する人が目立った。その中でツケ払いシステムを導入→
1か月後はクレジットカードなどの請求がもう確定しているため2か月後なら払える人が多いという事がデプス調査の結果わかった。
~デプス調査する際の質問の流れ~
メンタルアカウンティング
最初の市場規模の計算式の際に出てきた「メンタルアカウンティング」
これは何か?
何に対してお金を使うか、逆に何に対してお金をケチるか
人それぞれ価値観が違います。
お金を使用するときの意思決定が、お金の出処や何に使うかによって
変化することを指します。
市場規模を出すときは必ずこのメンタルアカウンティングも
組み込んで考えましょう。
ペルソナ設定
デプス調査を終えてみて一番共通店がある部分を持つ人物像を勝手に作り出す。それを「ペルソナ」と言います。
実際にその人物が実在しているかのように、年齢、別居、移住地、職業、役職、年収、趣味、価値観、家族構成、ライフスタイル・・・など
リアリティのある詳細な情報を設定していきます。
※プレゼンの際はこのペルソナを逆算して説明していく
こうして最終的な計算式がこちらになります。
こうして市場規模が分かったからと言ってそれがそのまま売上に直結
するわけではありません。
サービスを世の中に出してから市場に浸透するまでには順番があり
以下のような普及曲線を理解していなければいけません。
普及率100%に対して下部16%の
「アーリーアダプター」や「イノーベーター」
と呼ばれるような新しいものに興味を示してくれたり
新しいものを試してくれる人達を狙います。
その人達をしっかりと満足させてから口コミなどの普及により
その上の「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」
「ラガード」の市場に入っていきます。
なので市場にすでにあるありふれた物よりも
専門店だったりニッチなものに興味がある人を
狙っていくのがいいでしょう。
以上で論理的思考スキルを使った市場調査を終わります
ここまで読んでいただきありがとうございました!