投資を始める前の基本中の基本【株を読む指標の理解】
こんちは!MOTOTSUGUです!
前回は『株式会社』とはどういうものか?という株式会社の歴史や
株式投資とはどういうものか?について書きました。
今回は投資を始める前に重要な
”株を読む絶対指標”について学んでいきたいと思います。
■この記事を読むと次の事が理解できます。
・株に必要な5つの言葉を理解できます。
・投資する際に見るべき重要なポイントがわかります。
・
■この記事を書いた人
MOTOTSUGU:長野県の南信州は箕輪町、駒ヶ根市、飯田市に
ダンススクールを3校展開(リズムドラフトダンススクール)
10年以上の講師歴を持ち下は3歳から上は60歳以上まで幅広い
年齢の方にレッスンを行っている。
キッズの育成にも力を入れ自身の指導するチームをコンテストで
何度も優勝に導く。
飲食業や投資なども今後行っていきたいので現在勉強中。
■この記事に書いてあること
①株を投資する上で重要な3つの事
この3つになります。今回は情報について書いて行きます。
こういった情報などは『ニュース』や『IR』を見れば把握出来ます。
※IRとは:企業が株主や投資家向けに経営状態や財務状況、業績の実績・今後の見通しなどを広報するための活動全般
この3つをしっかり理解していれば失敗しにくい投資が出来ます。
しかしニュースをみた時には株価は既に変わっているので
どうやってニュースをIRとつなげるか?についてですが
例えば動画市場を見た時に
記事やニュースなどで情報を仕入れる事は大抵の人はやっています。
しかしほとんどの人がここだけを見て終わってしまいす。
しかし大事なのはここからで、
自分なりにこのニュースを調査をしてみる。
IRなどの見方がわかるのであればそれも見て自分なりの仮説を立てる。
といった感じでIRとニュースを繋げていきます。
自分なりに調査し、仮説をたてることで株で勝つか負けるかが大きく変わってきます。
つまり企業の財務諸表やCF経営状態を見れるかどうかで
投資に勝てるかどうかが大きく変わってくるのでその部分の勉強や知識を
身に付ける事がとても重要になってくるわけです。
株価は短期的ではなく長期的な視点が大事
株は10秒後に上がるかもしれないし10秒後に下がるかもしれません。
仮に10秒後にさがってもその企業がどこに投資しているのか?や
その市場で戦えるだけの資金を持っているのか?というのが解れば
その市場が今後あがればその株価は長期的に見れば上がりやすく下がりにくく『買いに入れる』と言う判断になります。
結局長期的に上がる株であれば、短期的にもあがる確率が高いという
小さな指標ができます。
世界一の投資家でもあるウォーレン・バフェットさんも
『30年間保有する気がなければ5秒も保有するな』
と言ったようにしっかりと長期的に市場や経営の予測をしています。
②理解するべき5つの専門用語
EPS=1株あたりの純利益
PER=株価収益率
BPS=1株あたりの純資産
PBR=資産対価の正当指標
ROE=自己資本利益率
見ただけでなんだか「うぇ!」ですよね。
解ります。僕も正直そう思いました。
そんな僕でも理解出来たので大丈夫です。
一つ一つ説明していきます。
まず株式投資の考え方の基本として
投資している企業が100億円が利益が出たとしたら
『100億儲かった!』という思考ではなく
『1株あたりいくらもうかったのか?』という思考にしなければいけません。
仮に発行株数が100億儲かった企業の発行株数が100株の場合
「1株あたり1億もうかった!」という考え方になります。
■EPS
1株あたりの純利益
例)
純利益が1000万円、発行済み株式数が10万株の場合
EPS=100円となります。
■PER
株価収益率
ESPが100円の場合、実際には100円で売られるわけではなく
そこから期待値も含めたものが株価とされます。
上の図の場合、実績は100円に対して1900円の期待値が上乗せされ
2000円の株価になります。
20年かかっても投資した資金が回収できるだろうな、
成長し続けるだろうなという期待が乗っています。
つまりPERとは
期待と実績の差を表している数字の事です。
さらにPERの上がり下がりにもトリックがあり
一株あたりの利益があがればPERは下がります。
EPSが上がっても期待値が株価に反映されていなかったら
PERは10倍です。しかしこれは『買い得』です。
株価が下がればPERも下がります。
一定的に利益を生み出しているのに誰も期待したいない場合も
『お買い得』になります。
PERを求める公式は
株価÷EPS=PER
※日本の上場企業の場合、PERはだいたい15倍程度が平均
(将来有望な業界などは期待値が入るため高くなる傾向があります)
PER低い場合:期待が低い会社か、収益率が高くなった会社→割安
PER高い場合:期待が高い会社か、収益率が低くなった会社→割高
といった分け方になります。
■BPS
1株あたりの純資産
例えば純資産が1億円の企業があるとします。
その企業が10,000株発行した場合1株あたりの純資産は10,000円です。
一株当たり純資産(円) = 純資産 ÷ 発行済株式総数
この計算式で求められ、BPSが高ければ企業の安定性も高いと言う事になります。
今回のコロナでもそうですが企業というのは大規模な天災や景気下落
為替変動によるコスト増大などいつ何時潰れるかわからない状況の中で
会社経営を行っています。
そんな状況下でも一株あたりの純資産が多ければ潰れにくく
一株あたりの純資産が少なければ潰れにくくなります。
つまりBPSは企業の安定性を見る指標にもなります。
■PBR
1株あたりの純資産に対しての、株価の正当性を図る指標
先ほどのBPSで出てきた純資産1億円、10,000株発行した会社の
BPSは1万円です。
それが株価2万円で売られていた場合は PBRは2倍
株価1万円で売られていた場合は PBR1倍
株価5千円で売られていた場合は PBR0.5倍
といった感じになります。
これを見ると株価5千円で買えるのが『買い時』だと思いますが
PBRがBPSを下回る場合、以下のようなパターンがあります。
パターン1
資産は1億円あるが会社の経営自体は赤字で資産が減っていたり
来年も赤字が続き潰れるかもしれない状態
パターン2
市場に出回る投資家のお金は限られているため他社でいい案件が出たら
そっちに資金を回したり、全体的に不景気で投資自体から全体的に手を引いてしまった場合は株価は暴落して下がってしまいます。
どちらも買い時ですがパターン1の場合はそのまま株価が下がり損する場合があります。
しかしパターン2の方は投資家が「あれ?財務状態もいいしこの企業いいじゃん?」となったり景気が良くなったりしたタイミングでその分をまた
市場に回せば株価があがる可能性があります。
こういったようにPBRを見ながら他に二次的状況を仕入れながら判断すると
買い時か買い時じゃないかがしっかりと見えてきます。
PBRが1倍未満の株価か1倍近辺に下がってきて
財務状況や市場に問題がなければチャンスです。
むしろ株が大暴落の時がチャンスなのです。
■ROE
自己資本利益率
つまり投資家が出してくれたお金をどれだけ有効活用して
利益をあげたんだ?と言う事です。
たとえば投資家から10億円集めたとしてその10億円を活用して
2億円の利益を上げたとします。
10億円の投資に対して2億円の利益なので20%
ROE=20%となります。
ROEは自分が投資したお金の使い道が上手い企業なのか
下手な企業なのかを判断する指標になります。
計算式は
ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
となります。
これが覚えるべき5つの専門用語になります。
③投資先は必ず営業キャッシュフローで見るべし!
覚えるべき5つの内容が分かったところでいざ投資開始!
と行きたいところですがここで最も重要なの事があります。
それは
EPSやREPなどを見ることも重要ですが、現状のリスクを見ることも重要
と言う事です。
例えば絵のように左側の工場が頼まれていた製品を納品しました。
右側の会社は「支払いは2か月後に支払います」と言い
工場側は売掛金で処理しました。
翌月の決算にも売掛金で計上したとします。
こうすると報告上は一株あたりの利益(EPS)も上がり
PERもお買い得に見えます。
しかし右の会社が未払いのまま倒産してしまった場合
踏み倒しは銀行も貸してくれずCFが回らず工場も倒産してしまいます。
そうなった場合にニュースなどでもみる
『下方修正申告』や『黒字倒産』となり
株価もいっきに下落してしまうリスクが出てきます。
こういったリスクを見極めるためにはキャッシュフロー(CF)で見る事が
重要です。
キャッシュフローは営業キャッシュフローで見る事が大切で
投資のキャッシュフローで見る事はあまりよくありません。
投資のキャッシュフローは投資しに使っている分減っていてもそれが悪いとは一概に言えないからです。
キャッシュフローについての記事はこちらを見てください。
儲かる会社を見つけるより、まずは現状リスクがないかを見つける事が重要です。
どうでしょうか?株の指標について理解できましたでしょうか?
株式投資をギャンブルにしないため、地に足をつけた投資を
行っていくためにしっかりと理解していきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
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