日本株から米国株へ「岸田ショック」が契機になった3つの理由
これからいわゆる「岸田ショック」の話をします。
結論から言うと株価続落の発端は、岸田文雄氏が、株式譲渡益や配当金など、金融所得への課税について、引き上げを検討していると発言をしたからだと、私は考えています。
9月29日、自民党総裁選挙が行われ、岸田文雄氏が第27代の自由民主党総裁に選出されました。
私は通常通り、新首相誕生に伴うご祝儀相場を期待していたんです。
ところが、驚きの展開が…
日経平均株価は8営業日連続で下落、9月29日からの下げ幅は2000円を超えたました。
日本市場は大混乱、やはり要人の発言は影響力がデカいですね。
私は、この「岸田ショック」がきっかけで、日本株から米国株に完全にシフトチェンジしました。
①「金融所得課税の見直し」で税率25%に引き上げ?
首相に就任した岸田総理から聞こえてきたのは
「金融所得課税」について、現行の一律20%(所得税15%、住民税5%)から25%程度に引き上げることを検討している…
その発言をあったからなのか、日本市場の株価は急落「岸田ショック」ともいうべき現象がはじまりました。
岸田政権は軌道修正を余儀なくされて
「成長なくして分配はない」「当面は触ることは考えていない」
これで株価は落ち着きを取り戻した感じになりました。
金融所得課税の見直し、すぐに行われることはなくなったんですが、いずれ必ず実行されると考えたら生きた心地がしませんよね。
株価の下落が必ずしも「岸田ショック」だけものではないとは思いますが、もう少し考えて発言していただきたいです。
岸田総理だけの考えではなく、内閣、官僚たちの考えが色濃く反映されている「金融所得課税の見直し」は、私たち投資家にとっては恐怖の政策だと思います。
➁そうだ!成長率の高い米国株へ行こう(移行)
「岸田ショック」を契機に、私は日本株から完全撤退して、米国株にシフトしました。
そもそも、日本株よりも米国株の方が圧倒的に成長率が高いですから、前々から興味がありました。
このグラフを見れば一目瞭然、米国株に投資しない理由なんてないと思っていたんです。
では、なぜ日本株に投資していたのか?
単純の話ですが、私は日本が大好きですし、日本企業が大好きです。
笑っちゃいますが、日本株に投資していた理由はそれだけで、深い意味はありませんでした。
今回の下落が「岸田ショック」だけの原因とは言いませんが、これを契機に米国株にシフトチェンジ。
これで良かったんだと思っています。
米国株で儲けて日本で消費する…ある意味、私の日本愛のカタチかもしれませんね。
③そもそも投資信託は米国株だった
今回の「岸田ショック」を契機に米国株にシフトチェンジした私ですが、よくよく考えてみると、もともと米国株に投資していました。
iDeCoとつみたてNISAで米国株に投資していたんです。
✓iDeCoで「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
✓つみたてNISAで「楽天・全米株式インデックス・ファンド」
すでに4年間積み立てています。
運用成績も順調で、2021年11月29日現在で、損益率 51.3%となっております。
忘れていただけで、米国株に投資していたんです。
そういった点から考えても、米国株に完全シフトチェンジしたのは必然だったのかもしれませんね。
まとめ
というわけで、私が「岸田ショック」を契機に、日本株から米国株に完全シフトチェンジした理由を書きなぐりました。
もう一度言いますが、結論としては、今回の下落の原因は「岸田ショック」によるところが大きいと私は考えています。(もちろん、それだけではないでしょう)
それだけではなく、岸田政権が掲げる政策は、日本経済を後退させると考えています。
私個人の考えとしては、「増税は景気を後退させる」と思っているので、どうしても岸田政権に賛同することはできません。
とはいえ、私の大好きな日本の行く末は、今現在、岸田政権にかかっているんですから、頑張ってほしいと思います。