見出し画像

【Vol.2】フィリピン語学学校「Cebu International Academy」に2か月留学してみた感想

さてさて。長くなることが判明した前の記事の続きを書いていきます。今回は肝心のCIAでの英語学習の部分について、大事な部分なので個人的見解も含めながらちょっと詳しめに書いていきたいと思います。

前回の記事はこちら↓


目次
・「Cebu International Academy」とは?概要とロケーション
・かなり充実!驚きの学校施設
・コースと授業、先生はどんな感じ?(←今回はここだけ!
・やっぱり重要。食事について
・授業以外のアクティビティ & イベント
・そのほか生活のあれこれと学校のルール
・生徒のナショナリティと学校の雰囲気(個人的見解の比重大)
・CIAに向いている人とそうでない人(同じく個人的見解の比重大です)

CIAで受講できるコースと授業形態

まず、2023年5月時点で、CIAで受講できるコースは以下の4つでした。

・CAMBRIDGE ESL
・IELTS(Academic / General)
・TOEIC
・ビジネス
詳しくはこちらから

このうち、私が最初に受講していたのは一番上のESLコース。ESLとは、「English as a Second Language(第二言語としての英語)」の略で、一般的には留学生のための英語コースのこと。めちゃくちゃざっくり言うと日常会話にフォーカスして基礎から初中級レベルの人に向けたコースです。ただ、これは私は1か月経った時点で少し内容に飽きてきてしまい、生徒内でより評判の良かったIELTS(General)コースに転向しました。ちなみに私がいた当時はどんどん全体の生徒数が増えていたのと、ESLからIELTSに転向する人も結構いたため、転向はいつでもウェルカム!的な雰囲気では正直なかったのですが、幸いなんとかクラスに入れてもらえました(涙)。こちらはESLコースより少しお値段高めのコースなので、ESLとの差額を現地で支払って手続きしてもらいましたが、結果自分にとってはめちゃくちゃ良かったです。(IELTSでは毎週金曜日に4技能全てのモックテストを受けて、次の週はそれを復習したり、マンツーマンではIELTSのタスクに合わせた練習をさせてくれたりするので、ターゲットスコアがある人には特におすすめ。)

TOEICは特に台湾の生徒に人気だった気がするのですが、私がいた時期は全体で10人程度とあまり全体の人数は多くなかったみたいでした。ビジネスコースも同様で、こちらは文字通りビジネスの現場で送るようなEメールを書く練習をしたりと、実践的な内容を学べるコースだそうです。こちらは私は受講していないのであまり詳しく語れないのですが、全体として自分に合ったコースを選べば充実した学習ができるカリキュラムにはなっているんじゃないかなあと思いました。

ちょっと多すぎ?朝8時〜夕方6時までの授業

CIAではコースにかかわらず、基本的に授業は朝の8時から夕方の6時まで!1コマ50分、間5分休憩(しかもその間に教室移動)が10コマという鬼スケジュール。本当にスキマなしの平日5日間を過ごしていく感じでした。10コマの振り分けはこんな感じ。

4コマ:マンツーマン
4コマ:グループクラス
2コマ:自習
(※ ESLコースのインテンシブバージョンにすると、マンツーマンを6コマに増やすことができます。)

これに加え、月曜日から木曜日の朝は7時20分〜50分の間にデイリーテスト(簡単な単語と文法のテスト)を受けなければならず、点数が悪かったり受けなかったりするとその日の夜外出禁止とか、週末外出禁止とか、色々とペナルティが課されるシステム(笑)。私は本当にがっつり勉強したいなと思って留学に行ったので、ここらへんの仕組みは実は嫌いではなかったのですが、微妙なモチベーションで行くと絶対に辛くなります。実際ついていけずペナルティ続きになってしまっている子も何人かいました。

毎日爆笑!とにかく明るいフィリピン人の先生たち

具体的な授業内容はというと、例えばグループクラスではテキストを使って特定のトピックについてグループや全体で議論したりゲームをしたり、特定の文法を使った文章を使って会話する練習をしたり。ただ、クラスによっては好きなだけフリートークをさせてくれて、新しい言葉が出てきたらホワイトボードに単語を書いて解説してくれるスタイルの先生もいらっしゃいました。個人的にはこれが一番頭に残る勉強方法だなあと思っていたし、フィリピンの先生たちはとにかく明るくて面白くてお喋りが大好き。決して尽きないエネルギーとユーモアでいつも笑わせてくれる先生たちは、CIAでいいなあと思ったことのひとつ。

マンツーマンも同様、生徒は自分だけなので、なおさら先生といろんなことについて深く話したり、こちらから希望すれば自分がしたい勉強をさせてくれたりと、かなり自由度が高かった印象。もちろん先生にもよりけりで中にはちょっと合わない先生もいましたが、その場合は先生を変更することも可能です。20代の先生も多い印象で、先生と生徒というより人と人、友達のような存在で毎日先生たちに会うのが楽しみだったからあの鬼スケジュールでもなんとかやってたんだと今更ながら思います。仲良くなった先生とはご飯を食べに行ったりインスタを交換したりしましたよ〜。

お喋りな先生たちの中でもずば抜けてお喋りで面白いRhoda。ジャパニーズレストランに2人でご飯を食べに行きました。
本人からこの写真を載せて欲しいと要望があったので掲載(笑)普段のTシャツ姿とは違ってセクシー!


余談かもしれませんが、CIAで印象的だったのはゲイの先生がめちゃくちゃいらっしゃったこと。なんでそう言えるのかというと、まず見た目で明らかにわかる人も多いのと、見た目でわからなくてもおそらくほとんどのゲイティーチャーが自分から「My boyfriend is 〜」みたいな感じでリレーションシップについて話してくれたから(笑)。つまりゲイでいることは隠すことでもなんでもなくフィリピンの人たちにとっては至って普通。女性の先生たちも彼らととっても仲良しで、私はそんな雰囲気がすごく好きだった。

IELTSでお世話になったHarvey。常に面白かったし教え方が本当にうまかった!

ちなみにCIAには数人英語ネイティブの先生がいらっしゃいましたが、私が入ったグループクラスのネイティブの先生は正直あまり良かったとは言えず、実はクラスを変更してしまいました。中には良い先生もいらっしゃいましたが、CIAに関して言えばネイティブの先生につけなかったとしても落ち込む必要はないと個人的には思っています。(先生がネイティブであることにどうしてもこだわりたいのであれば、フィリピンではなく欧米の学校などをおすすめします。)

お母さんのような包容力のLovely。優しいけど私のスペルミスは絶対に見逃さないでいつも直してくれました。

個人的に感じた鬼スケジュールのデメリットと解決策


さっき書いた通り私は基本的にCIAのスパルタスタイルが嫌いではなかったし、大人になってからそこまでスケジュールを拘束されることってあんまりないので、あれはあれで楽しかったなと思っています(笑)。

ただ、1か月くらいやってみて気づいたこのスケジュールのデメリットは、アウトプットに必要なインプット&それを定着される(暗記をする)時間が十分に取れないというか、そのエネルギーが残っていないこと。これは私だけかなと思いきや、他の日本人の方も全く同じことを仰っていたので、ある程度共通の課題なのかなと思っています。

例えば、マンツーマンでは毎日先生が「今日の調子はどう?」「昨日は何をした?」と聞いてきてくれるのですが、それに対して毎日同じような回答をしていても英語力は伸びないので、当然新しい言葉やフレーズをどんどん使っていくべきです(と、私は思っています)。しかし、スケジュールがハードすぎて自分に必要な語彙を増やすためのインプット時間もエネルギーも足りない。その場で調べて、「ああ、これってこう言えばいいのか!」と思ってもそれも2度3度と復習しないと数日後にはほとんどの場合忘れる。授業で出てきた新しい表現や単語も同様。学んだことを確実に自分の言葉にしていくためには、アホほど繰り返し発音したり、文章なら具体的な単語を入れ替えたりシチュエーションを想像して練習することが必要です。…なんだけど、それを自覚しながらもどうにもできなくて、なんかもったいないことしてるな…と感じていたのも事実でした。

この解決策としては、シンプルに休みを取ること。というのは、CIAは無断欠席は週に5クラスまでしか許されておらずそれ以上休むと週末外出禁止のペナルティがまた課されるのですが、正式にアブセントフォームを出せば数日は休むことができます。

なので、ちょっともったいない気もするけど割り切って毎週水曜を休みにするとか、週2日は午前中の授業には行かないで自習するとか、気まぐれにサボるのではなくて計画的に休みを作るというのが手かなと思います。実際長期滞在している人は結構それをやっている人もいるようでしたし、成功している人もいた。私は結局そこまで割り切れずちょっとなあなあに過ごしてしまった時期もあったなあと反省しているんですけどね。

いつもポジティブな言葉をかけてくれたLove!IELTSの勉強はほとんどしないで終わったけど、
会うと幸せになるマンツーマンの先生でした。

まとめ

なんだか先生との写真ばかり載っけてしまいましたが、笑

勉強編のまとめとしては、これに関しても概ね私は良かったなあと思っている感じで、ただ上で書いたように、常に環境をいかに活用するかという思考を持つことは大事かなと思います。これはCIAに限ったことではないと思いますが。

書いていたらフィリピンの先生たちを思い出してちょっと寂しくなってきた。アイルランドの先生たちやここに多いラテン系の国の人たちももちろんフレンドリーだし楽しいんだけど、個人的にフィリピンの人には敵わないと感じていて。時々あの明るさやユーモア、耐えない笑いが恋しくなって、どこかにフィリピンの人いないかなって、ダブリンの街を探してしまうんですよね。


それではまた、次の記事で!✐☡



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?