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オリンピック(パラリンピック)ボランティアのつぶやき

既に同じようなnoteの記事がたくさんあるだろうなと思いつつ、オリンピック(パラリンピック)ボランティアとしてあれこれ書いてみる。

当初から「10日間無料労働、交通費も宿泊費も自己負担」という条件で「誰がやるんだ」とも言われてきたボランティア。

コロナウイルス以降は辞退者が相次ぐ一方で、高額な派遣労働者(派遣会社が中抜きするので労働者自体は薄給)を雇うことも報じられますます「誰がやるんだ」という声が大きくなってきている。

ただ、実際のボランティアの声ってあまり公表されていないので一個人の意見を残しておく

1.そもそもなんでボランティアを?

コロナウイルス以前から「10日間無料労働、交通費も宿泊費も出ないので誰がやるの?」という意見があったが、ボランティアを普段からしている身としてはとしては普通と思ってしまいます。

そもそも10日間の休みは普通に取得できる労働環境だし、交通費も都内からならそれほどはかからない。それなら世界的なイベントにボランティアで参加したいという考えが自然に湧いてくる環境にいる。

実際にボランティアに参加してみると社会人に加えて学生の方や定年退職後の方も多い。世の中時間がある人って案外多いものです。


2.コロナウイルスなのになぜやるのか?

都内に住んでいると人に会わない生活は不可能。コロナウイルスのリスク満載。正直、オリンピックボランティアに参加しようがしなかろうがリスクは同程度という認識(※2020年当時の観点です。当時は他県ナンバーの車に石を投げるような現象もみられるほどコロナへの忌避感が強い世情でした)

3.ボランティアに向けてどのような動きがあるのか

正直、何も動きが無くて驚いた。

2019年11月に初歩的な研修を受けたのが最後で、この記事を書いた時点でオリンピック開幕まであと50日なのにボランティア当日に具体的に何をするのか解っていない。

それ以外の動きとしては最近になってようやくユニフォームを受け取った。宅配にすればいいものを全員が六本木に受け取りに行くとはウイルス対策をする気があるのか?と思ってしまう。

またワクチン接種の案内が来たので「お、コロナウイルスのワクチンか?」と思ったらMRワクチン(麻疹、風疹の2種混合ワクチン)だった。
(※当時コロナウイルスワクチンは非常に不足していた。1回目接種をいつ受けられるのか数か月単位で待つような状況)


4.ボランティアのシフトはどうなっているのか?

当初は「最低10日間の活動日数」と告知していたのに、2021年4月に届いたシフトは4日のみ。知り合いの中には1日しか来なかった人もいる。

たった1日の活動のためにユニフォームを配るのもどうなのかと思う。

また、活動時間も民間企業ではありえないような不親切さ。

始発で行っても20分ほど遅れてしまうシフト、終電に20分間に合わないシフト、深夜なので終電後3時間待機しなければならないシフト…等がザラ。ほんの少し調整すればもっと活動できるのになと思う。


5.ボランティア辞退する人をどう思うか?

何とも思わない。緊急事態宣言なのでボランティアを辞めるのも当然でしょう。

また、今回のシフトの決め方には問題があり、「2020年のオリンピックに向けた勤務希望に対し、変更は一切認めずに2021年のオリンピックに適用」している。

当然ながら2020年であれば参加できたけど、2021年には遠方に引っ越した等の方も多いでしょう。辞退が出るのも当然。

延期したのであれば再度シフト希望をとるべきだったと思う。

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