『店長!おにぎりが1個もありません!』発注業務は本当に大変です。
セブンイレブンで取り扱っている食べ物は、
米飯
パン
チルド
惣菜
麺・パスタ
デザート
などが代表的なジャンルになります。それぞれ、どんな商品が該当するかというと、
・米飯は、お弁当・おにぎりなど
・パンは、セブンイレブンオリジナルパンなど
・チルドは、サンドイッチやパックジュース、サラダなど
・惣菜は、ハンバーグ、おつまみなど
・麺、パスタは、ざるそば、ミートソースパスタ、ドリアなど
・デザートは、ロールケーキやお団子
というものになります。
それぞれ前日の11時までに発注をして、翌日に商品が納品されます。
納品される順番は、1便(夜納品)・2便(朝納品)・3便(夕方納品)となっており、商品ジャンルよって、またお店の立地によって納品タイミングが異なります。
例えば、私が勤務していたセブンイレブンの米飯(お弁当・おにぎり)納品の場合、各便の納品時間は、
・1便は 夜22時
・2便は 朝9時
・3便は 夕方17時
でした。
なぜ1日に3回も納品があるかというと賞味期限の問題です。
1便の22時納品のおにぎりは、翌日の9時ぐらいに賞味期限切れになってしまうので、便数をわけないと商品が売り場からなくなってしまうのです。
ちなみに私が店長だったとき、1回だけ、発注ミスをしました。発注ミスは「飛ばす」なんて言います。
セブンイレブンは毎日午前11時までに翌日の発注数を確定しなければなりません。ついつい発注に熱中するあまり、11時すぎても確定しなかった場合、翌日におにぎりが1個も納品されないという事態が「飛ばす」という事態です。
これは本当に最悪です。
米飯だけで、お店の売上の1割ぐらいを占めているので、これがまるごとないとすると、機会ロスなんてもんじゃない状況になります。
想像してみてください。
朝、おにぎりを買おうと思って米飯ショーケースに行ったときにおにぎりが1個もない瞬間を。
(おいおいおい、なんだこの店は?)
って思いますよね。
私が発注を飛ばしたときは、発注の締め切り時間の直前にOFCから電話がかかってきて、説教をされることがありました。しっかりとOFCからの説教と指示をメモしていたら、発注数を確定する機械を既定の場所にセットすることを忘れてしまい、米飯だけ発注数を確定させることができませんでした。
その結果、翌日のお弁当とおにぎりが納品されず、売り場からおにぎりとお弁当がすべて消えました。しかも、こんなときに限ってOFCが店にきて、「なんだこれは!!!」と言ってきたり、アルバイトさんが「店長!おにぎりが1個もありません!」と言われたり。
あのときは、一日中、冷や汗をかいていました。二度とごめんです。だから店長は、午前11時前はピリピリしてます。邪魔しないであげてね。
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