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セブンイレブンオーナーが受講する20万円もする研修内容とは?

セブンイレブン本社に中途入社する際、1週間程度、ある場所で研修を受けます。

その研修センターは、セブン&アイホールディングス正社員も研修を受ける場所となっており、セブンイレブン社員だけではなく、イトーヨーカドー社員もいたりします。

また「セブンイレブンをやろう!」と決めたオーナー夫婦もこの研修に参加されます。研修自体は1週間で20万ぐらいしたような気がします。
(宿泊費・お食事代込み・社員はもちろん無料)

私のような中途社員4名が相部屋となり、8畳ぐらいの畳の部屋でした。ご飯はボリュームがおいしかったです。その研修でちょっと太りました。

その研修は、座学と実習とありました。

座学では、トレーナーがセブンイレブンのルールについて説明してくれます。急に質問をして当てたりということはなく、ゆっくりと説明してくれました。

ただ1日の終わりにテストがあり、点数が低いと怒られます。

当たり前ですよね。オーナー夫婦が20万払って参加している研修に無料で参加しているのですから。

でも眠たいときもあります。そんなとき、講師が飴をくれたりするんです。

座学の内容は、鮮度管理やフェイスアップなどがあります。

鮮度管理というのは、セブンイレブンは決して賞味期限切れの商品は売らないことを徹底しており、賞味期限が1分でも過ぎたおにぎりやお弁当やパンなどは、レジでスキャンすると、「プ!プ!」と鳴りスキャン自体ができません。

これには凄いと思いました。

またフェイスアップという商品をしっかり陳列する方法などその他いろいろ
教わりました。ちなみにフェイスアップの代表例としては、ペットボトルなどのラベルをキレイに正面に向きなおす作業がイメージしやすいと思います。

要は、商品の顔をアップする、前に向かせるといった意味です。

これをすると本当に商品が売れます。以前、あるコーヒーで実験しました。ラベルをバラバラに並べた日とラベルを必ずキレイに整えた日で、同じコーヒーでも1.2倍ぐらい差がでました。そんなような売り場のテクニックだけではなく、こんな実習もありました。

セブンイレブンオーナー研修では、実習も行いました。

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セブンイレブンには、さまざまな機器があります。日頃の作業を効率的に進めるツールです。まず、ゴットと言われる発注機器です。翌日の商品を発注するための機械で、IPADみたいな大きさで、セブンイレブンの全商品の日別・時間帯別・週別・月別の販売数や仕入れ数などが確認でき、何個発注するかを登録できます。

最初は数字の見方が難しいですが、馴れると問題ないです。この機器の使い方の研修。

次に、STと言われる機器です。

これは検品するときに使うツールで、納品された商品のバーコードをスキャンすると、何個納品されたかがぱっと表示する機械です。これがあるおかげで、検品作業が早く終わります。他にもありますが、POSというコンピューターもあります。

基本的には、ゴットと同じように販売情報などが一覧できますが、それ以外にもパート・アルバイトの出勤退勤の管理、新商品情報の受信、データ分析機能などができるパソコンです。

NECかなんかが開発したそうですが、かなり効率化されていたので、感動したのを覚えています。

そんなこんなで、研修は過ぎていくのですが、最終日に向けて何回かテストがありました。

社員は100点取らないといけないテストで、オーナーさん達は、90点ぐらいだったと思います。

私は全力で取り組んだ思い出があります。もちろん他の中途入社社員もいましたが、私はなんとか100点をとった記憶があります。

基本的な内容だったのですが、筆記的な問題もあり、自分の考えを書く問題もありました。個人的に心配してしまうほど頼りないオーナーや、夫婦で連携して実習などをこなしているオーナーもいて非常に面白い経験でした。

一緒にセブンイレブン会計事務所の女子社員達も研修を受けていたのですが、話すことはありませんでした。

それがちょっと心残りでした。

でも10代だったからなー。しかも山口県のセブンイレブン会計事務所から来ていたから、友達になっても、めったに会うこともないだろうし。

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元セブン店長のたろすけ
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