オレ的教育論②物言わぬ子が良い子ではない~Child's play
いつ頃から“黙して座っている子”が良い子という風になったのだろうか。
四半世紀以上連続で担任をしてきた中で、自らの意思を表明せずにただ指示されたことを守り、トラブルを起こさず穏やかに過ごしている子の中から大人物が生まれたためしがない。
黙しているということは自分の意思がない(争いが嫌いだからどちらでも良い的な)か、表明する手段を持たないかであり、どちらにしても誉められたものではない。欧米ならば決してエリートにはなり得ないだろう。だが、いつからかこの国では、黙ってニコニコ座っている子が良い子ということになってしまっている。
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