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0さい9ヶ月 うまれてはじめての風邪。母は強し。でもない、いまのとこ。

夜、夫と夢中でおしゃべりしていたら、なんだか人の気配。
隣の部屋で寝ていたはずの我が子がハイハイしながら起きだして
扉のむこうからこちらを見ていた。

私が気付いたのを知って、フッと笑ったように見えたその顔をよーく見ると
涙をためながら顔を真っ赤にしていてかなり苦しそうだった。

どうやら寝ているうちに鼻が詰まってしまい
苦しくなって助けを求めにきたらしい。
抱っこしたら体が熱い。

突然で初めての事にいったん頭が真っ白になったけれど、
いつまでもビックリしてもいられず、熱をはかったら37度5分
少し様子を見ることにしてネットで症状を検索。

どうやら口で呼吸をするのがうまくできない赤ちゃんのうちは
鼻が詰まると苦しい、という事が分かりひと安心。

結局我が子は、一晩中ゼーハーとつらそうに呼吸し
辛くて泣くものだから余計ハナミズが出るし
そんなことをくりかえしながら
明け方頃にはようやく鼻が少し通ってきたみたいで
ズーピーと鼻を鳴らしながらやっと寝た。

またいつ鼻が詰まるか気が気ではなく
急に熱があがったらどうしよう、、などと考えながら
かといってどうする事もできずに
ジーッと我が子の寝顔を見ながら考えていた。
母は強し、なんてことはなく
母だって弱いんだーーーー!と

でも、思い返してみると、
妊娠した時から体の変化も含めて、
わけのわからない事ばかりが自分の身に起こっているけれど
でもそれを本能的にどうにかこなしてきているような気がする。

子供の風邪なんて出来事はこれから山のように訪れて
それをひとつひとつ乗り切っていくうちに母は強くなるのかもしれない、
とも思った。

次の日、熱がさがらないので病院に連れて行くと
「風邪ですね」とのことで、あっけなかった。
まあ、大した事無くてよかったけれど
1つの試練を乗り越えた我が子の顔が成長したように感じるのは
単なる親バカですね。。。。

(2004年9月3日)

2018年:追記
思い出してみれば母乳を減らして離乳食を始めたくらいのタイミングで
初めての風邪をひきました。
母乳には免疫力がある、と聞きますが、本当かもしれないですね。

熱を出したり風邪を引くなんてことはしょっちゅうで
特に我が子は、40度近くの高熱を出すタイプでした。
小さい頃は何度か熱性けいれんをおこすほどで
気絶してしまうのです。

今だから冷静に書いていますが
やはりさすがに高熱の時はとてもこわかったです。
特に小さいうちは、自分の体調を表現する言葉を持たないため
ギリギリまで元気にしていたかと思うと
急にぐったりしているなんてことがたまにありました。

熱性けいれんは、小学校くらいの年齢になるとおさまり
だいぶ体も強くなってきましたが
15歳の今でも、年に一回は高熱を出します。
まー今では慣れたものです。

母は強し。と少しは言えるようになってきたかな。

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