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肺気胸になったことがあるので飛行機に乗るのが怖かった

はじめに

はじめまして、肺気胸になったことがあって飛行機に乗るのが怖いという人に対して役立つ記事になればいいなと思います。
(あくまで個人の感想・感覚です参考程度にしてください、1番は担当医さんの言葉です)

肺気胸の発症はいつ?

記事を執筆しているときは24歳。肺気胸を発症したのは執筆時から5年前の春です。当時の私は大学生で、春休みをだらだら夜更かしして生活していました。おそらく生活リズムが乱れたことにより肺気胸を発症、歩くだけで胸が痛い状態になりました。病気に対する処置は腹腔鏡を使用した手術で再発率を抑えることにしました。

飛行機に乗りたくて乗ったわけではない

次にそもそもなぜ飛行機に乗ることになったかの話です。大学を卒業後大学院に進学しました。進学を決断した段階で海外で発表をする機会があるかもしれないと考えてはいました。しかし、当時はコロナ渦であり国際会議はオンラインであれば飛行機に乗る必要はないだろうと考えていました。M2になった段階で教授から国際会議に論文を出そうと話が持ち上がり、査読が通ってそのまま現地開催で発表が決まりました。ポルトガル開催なので合計で16時間程のフライト乗り換え1回です(船とかで現地に行けたら最高だったのに)。当時は上空で再発したら間違いなく死ぬどうしよう・・・と考えていました。

飛行機に乗るまで再発はなし でも心配・・・

査読が通り現地開催が決まってからの私の行動について書いていきます。

1.noteやブログで同じような体験をした人がいないか

Twitterなどで調べると同じ経験をした人がたくさんいました。再発があるから飛行機には乗れないとツイートしている人が多かった印象です。noteやブログは成功体験が多かったです。中には8時間以上のフライトをした方がいて参考になりました。

2.アスクドクターズで同じようなことを経験していないか

アスクドクターズで専門家の意見を調べました。運だから気にしてもしょうがないと話す人がいれば、やめておいた方がいいという人がいます。最後の文は決まって担当医・ご家族と相談してご自身で判断してくださいでした。肺気胸自体確証がないことが多く曖昧な答えになるのはしょうがないんですね。

3.担当医に相談

ネットで調べられることを調べつくした後担当医に相談をしました。緊張のせいか出発1週間前から背中に痛みがあり肺気胸の痛みに似ていたからです。結果、「完治しているから大丈夫ちょっとナーバスになっているかもね筋肉痛だと思う」という言葉とレントゲンでの現状を信じ搭乗することを決めました。

いざポルトガルへ

すでに記述していますが、フライト時間は合計で16時間程で乗り換えは1回です。初めに羽田からドイツへ13時間程のフライトとなります。次にフランクフルトからリスボン空港へ3時間のフライトです。フライト中平行移動をしている間は何も違和感を感じません飛行機のシステムは優秀で気圧を地上と同じくらいに調整してくれています。肺に違和感を感じたのは離陸・着陸のタイミングでした。ジェットコースターで勢いよく上がる時に感覚は近いです。ですがそれも30分くらいでなくなるので地上にいるときと変わらずフライトを楽しむことができました。

フランクフルトで乗り換え
リスボン空港

最後に

肺気胸が原因で飛行機に乗らないというのは多くの機会損失を生むと実感しました。海外の文化は日本と全く違く信号無視をする人だっています。英語が話せる重要性というのを実感しました(私は英語を話せないで話せたらもっと楽しめたのになといった感じです)。私の場合は国際会議への参加ということで強制的な部分もありますが、肺気胸が原因で海外旅行をあきらめるというのはちょっと待って考え直してみてください。
 余談ですが、念のため肺気胸の英語であったりメモを持っていくのはおすすめです国際線ではネットが使えないことが多いので。私は治療費限界まで出してくれる保険プランで海外へ向かいました。このくらいの努力は必要かもしれませんね。

引用

エムスリー株式会社, "アスクドクターズ," https://www.askdoctors.jp/ (Access.2023-03-30)


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