思ったことを書く。

自分は、自己紹介が苦手である。人に自分のことを紹介するのが苦手というよりは、自分がないから困るのである。大学生の自己紹介の定番として、名前、学年、年齢、やってるバイト、入ってるサークルなどを紹介するのだが、趣味・特技これが非常に困るのである。

好きなものとして自分は真っ先にテレビをあげたいのだが、今2022年にテレビを見ている大学生の人口はとても少ない。一人暮らしなら、テレビを所持していない人も多い。昔のドラマの話ならみんな対応できるが、今のテレビについて話しても、共感してくれる人はあまりいないのは悲しいところである。なにしろ、他人から見れば、自分に話しかける話題がなくなってしまう。なので、仕方なく、二番手のクイズやら、映画やら、ボードゲームやらのはなしをすることになるのだ。

特技というのも非常に困る。とにかく、その場でできることが自分にはない。伝わりづらいものか、地味すぎることしか手札がないのが原因なわけだが、自分もパッとできる何かが欲しいと思ってしまう。その点、運動ができる人は羨ましい。何かやってましたという言葉の威力はすごい。えーすげえ、ってなる。そんでもって、それを披露する機会が来た時に輝くのだ。運動神経がいいこと自体は本当に羨ましいことだし、結局器用さも羨ましいのだ。

でもまあ、なれてくれば自分の趣向について話す機会はあるので、それはそれでいいのかもしれない。好きなことをやっていれば、それが好きな人が集まってくる(そのためにもコミュニティは広げなくてはならないが)。異性の印象は5秒で決まるらしいが、友人に関してはきっとそうではないと僕は思う。

自己紹介なんて、きっかけに過ぎないのだ。

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