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音楽よ、人を生かせ 〜第1回 〜 リーガルリリー 10th anniversary tour 2024「わたしたち、はだしたち」@恵比寿LIQUIDROOM (2024/10/16)
第1回目はリーガルリリーと決めていた。本当はロックンロール・クロー(海の日)を狙っていたのだが、諸事情により行けなくなったため、やはりツアーファイナル後しかないだろうと考え今回に至る。
1. ライブ概要
初回に取り上げるのは
リーガルリリー 10th anniversary tour 2024 「わたしたち、はだしたち」
東京の恵比寿LIQUIDROOMである。
1.1 ツアー全般
このツアーはリーガルリリー結成10周年を記念したものであり、東京 Zepp Divercityでの「ロックンロール・クロー」・海の日から始まり、大阪、名古屋、高松(延期→10/24)、札幌、広島、福岡、仙台、新潟、金沢、京都を経てツアーファイナルとして恵比寿LIQUIDROOMを迎えた。
このツアー間に大きなイベントがあった。8/28に3rdフルアルバムである「kiriin」
が発売である。
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また高松公演の日が台風により延期となったことからリリースパーティーとして以下二つを実施した。
・ほのかさん弾き語りインスタライブ
・リスニングパーティー
リスニングパーティーは同時に各自再生して、聞く。感想をxに書いてほのかさん、海さん、kiriinさんが反応する。シンプルだけどとても楽しかった!
1.2 サポートドラマー
本ツアーはほのかさん・海さんの2名体制の継続で、ドラムはUraraさん、Desireさんのサポート2名体制で臨んだ。それぞれの登場は以下の通り。
【Uraraさん】海の日、大阪、名古屋、金沢、京都、高松、台湾
【Desireさん】札幌、広島、福岡、仙台、新潟、東京
2. セットリスト
セットリストはアルバムリリース前の大阪、名古屋とそれ以降で若干変わっており、リリース後はアルバム曲を少し織り交ぜていた。
[リリース前セトリ]
若者たち
17
東京
ハイキ
GOLDTRAIN
トランジスタラジオ
ぶらんこ
9mmの花
アルケミラ
★ムーンライトリバース
こんにちは。
セイントアンガー
ジョニー
1997
60W
★天きりん
キラキラの灰
好きでよかった
リッケンバッカー
★:新曲
[リリース後セトリ]
サポートによって若干セトリが異なる
-共通-
若者たち
17
GOLDTRAIN
東京
ぶらんこ
スターノイズ
★ムーンライトリバース
★海月星
60W
ジョニー
ハイキ
1997
★天きりん
キラキラの灰
★ますように
リッケンバッカー
-Urara版-
せかいのおわり
猫のギター
僕のリリー
-Desire版-
bedtime story
地球でつかまえて
トランジスタラジオ
アルバムリリース前後の大きな差は「海月星」「ますように」のセトリ入りとそれにに伴う若干の見直しである。
※このツアーで新アルバムから演奏されてない曲は夏のエディとme moriの2曲である。
今回のセトリの特徴は以下と考えている。
・本編メインを「キラキラの灰」にして、リッケンバッカーはアンコールへ
・「kirin」からの曲が中心であった
・サポートによってセトリを若干変えていた
3. ライブ参戦
今回は初めて遠征しており、名古屋、仙台にも行き、東京と合わせて合計3回参戦した。
■名古屋BOTTOMLINE
名古屋である。名古屋と言えば台湾ラーメンであろう。
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■仙台darwin
仙台。そして牛タン。牛たんの一仙。ここはサカナクション山口さん御用達みたいで、ライブの時には来ているらしい。サイン多数あり。ここの牛たん、旨いです。
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■恵比寿LIQUIDROOM
追加公演・ワンマンツアーファイナルということもあってチケットはソールドアウト。開始前からワクワクが止まりません。
そしてその日は以前ほのかさんがお勧めしていたカレーを食べに三軒茶屋へ。
実食。旨い!お店は狭いのでならびますが、価値ありました。
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当日はkiriinたち(テンちゃん、キィちゃん、リンちゃん)がお出迎えしてくれました。否応なくテンション上がりまくりです。
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整理番号は400番台と余りよくなかったが、ドラム前5列目、ほのかさんは多少遠いけどDesireさん、海さんはそれなりに近いところから見ることができた。
Desireさんは仙台に続いて2回目。仙台での印象は比較的おとなしめ、リズムをしっかり支えるタイプのイメージだ。Uraraさんの前にぐいぐい来るのとは異なるタイプだ。仙台の時はもう少し切り込んできて欲しかったので、今回がどのようになるかとても楽しみだ。
私の感想としてUraraさんはまっすぐ、力強く、突き進むドラムで、手綱をしっかり持ってバランスを取らないといけない風で、Uraraさんのときは海さん、心配している感じで、ハラハラしながら見ていた。でもこれによって二人がどう成長するかをすごく楽しみしている。
SEではBeck、RADIOHEAD、NIRVANAなど洋楽中心だったか。気分は否応なく盛り上がる。
オープニング曲はツアー通して「若者たち」。Mini Album「where?」からで、where?ツアーと同じだ。このツアーの方向性を語る曲なのかな?
いま、若さで傷ついてもいいからさ
いま、若さで泣きやんでもいいからさ
10年前を思い出して、10年前の自分たちに向かってそして観客に向かって語ってるのか。
Desireさんのドラムから幕開けのこのライブに一気に引き込まれる。
「17」「GOLDTRAIN」のアップチューンな曲が続く。そして「東京」。始まる前にベースソロを含めて3人のセッションが繰り広げられる。最近はやってなかったのが復活していてとても嬉しい。ここ、凄く好きで、何ならギターベースドラムのインストゥルメンタルでもいいんじゃないかと思うくらい。
ほのかさんの「東京!」というコールも復活し、待ってたよこれ!
落ち着いてドラムから始まる「ぶらんこ」。個人的にこの曲は好きで、特に終盤のドラムソロが大好き。Desireさんがどのように表現してくれるかも一つの見所だ。
「スターノイズ」から個人的一番注目している「ムーライトリバース」へ。この曲は海の日に初披露され、オリジナルは亀田誠治さんプロデュースでそれをバンドスタイルで演奏するのだが、ほのかさんソロからゆっくり入る構成にしている。発表タイミング、そして曲の内容からとても考え深読みする曲だ。
嫌い、嫌い、愛してるよ
誰を思って嫌いなのか、好きなのか。想いは巡る。あぁ、名曲だよ。オリジナルアレンジはもちろんよいのだが、ライブでのバンドセットは表現を絞り込むことでシンプルでありより重みを感じる。またライブで聞いてまた浸りたいと思ってしまう。
そして「海月星」。アルバムと同じ流れなのだが、これがこれしかないぐらい完璧な流れだ。痛みをユラユラと流しながら「Hello, how low」と、もがきながらも打ち壊そうとしている様を印象づける。
アップテンポな「60W」からスローなそしてレアな「bedtimestory」へ。
ここでMCが入り、"初めて作った曲"という「ジョニー」。結構なレア曲で、野音ではオープニング曲であったがその後数回演奏されている。初めて作った曲がこれなのか?と正直思ってしまうほど独創的で底が見えない世界観を醸し出している曲だ。
ここで「1997」になりアルバムからの「天きりん」。天きりんは邪推ではあるがもがき苦しんでいるからこそできた曲なのではないだろうか。
余談ではあるが下北沢を訪れるときには
しもきたざわざわざわめきがとまらない
と思ってしまう。そして写真は欠かせない。
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メインを飾る「キラキラの灰」。ピークをこの曲で、ここに持ってくる設計なのか、後続の「地球でつかまえて」「ますように」に力点を持って行く為なのか、今後も見ていきたいと思う。認知度の非常に高い曲なのでこの曲から入った人も多かろうし、重要な曲である。
最後の「ますように」。みんなの夢がかないますように。
ここで終了ではあるが、当然アンコールである。「トランジスタラジオ」から始まり、アンコールではとても珍しい「GOLDTRAIN」、最後に王道「リッケンバッカー」。
一番珍しいのはアンコールが3曲あったこと、その分メインが1曲少なかったとも言える。
「リッケンバッカー」ではいつの間にか無くなっていたほのかさんによるタイトルコールも復活!しかもずらして。否応なく盛り上がる。それにしてもリッケンバッカーはライブでは一番聞いている曲だが全体的なまとまりが本当によくなって、〆の曲としてはいうことはない。というかこれ以外にあり得ないものであった。
終わっても余韻を楽しむと同時にダブルアンコールも出て(ただ、実際にはなかったが)、それだけ思いのこもった演奏でそれが観客にも届いたことの証明であったのだと思う。
4.最後に
2人体制になって二つ目のツアーで、その間にアルバム発売と大きな転機を迎え、大きな波を受けながら進めたこのツアーだったが、二人のサポートドラマーのおかげもあり、成功に終わったと確信している。
何より二人がゆきやまという大切なドラマーを失ったことに抗って立ち向かい新たに挑戦し、勇気を持って進んで行く様を傍らではあるが一緒に進めたことを嬉しく思う。この先二人がこの先どのように成長するか、どのように変化するかを見続けていたい。
ありがとう。次のcell, coreも期待しています。
2024/10/16(水)
恵比寿LIQUIDROOM
🦕🛸 🌌 ❄️🥶 🪼 ✈️ 💎 🩻