AIを活用した問い合わせ分析:ChatGPTがGoogleフォームからの顧客の声を理解し、効率的な対応をサポートする方法
X(旧Twitter)で気になる投稿が目に入り、その内容の実現を楽しみにしていました。その内容とは、Google Apps Script(GAS)と ChatGPT を使って、仕事のタスクを自動化するという素晴らしいアイデアで、以下のハヤカワ五味さんの noto で記事の購入ができます。
ハヤカワ五味さんのアイデアから「あ!そういう使い方も良いね」と触発されて、僕も Google アプリを連携させたプログラムを考えてみました。
作成したコードは、顧客からの問い合わせに対して AI が分析を行い、「問い合わせ内容の要約」と「回答に向けたポイント」をアドバイスしてくれます。
このコードが目指すもの
このシステムでは、AI(ChatGPT)を利用して顧客からの問い合わせに自動で返信するのではありません。その目的は、人間が回答文章を作成する際のサポートです。AI は問い合わせ内容を分析し、「顧客が聞きたいポイントはココだよ」とアドバイスを提供します。これにより、顧客との問い合わせのやり取りを効率化し、その回数を減らすことが期待できます。
たとえば、企業側から見ると、「顧客が何を聞きたいのか?」と問い合わせ内容に戸惑った経験はありませんか?顧客が常にわかりやすい文章で問い合わせをしてくれるわけではないのですよね。
同様に、顧客側の視点からは、「これは質問に対する答えではない!」と感じてイライラしたことがありませんか?結果的に追加の質問をしたり、無駄なやり取りに時間が取られてしまうことがありますよね。
そんな、双方のコミュニケーションを橋渡しするお助けマン的な存在です。
実際にやってみましょう!
Googleフォームの設定
Googleフォームにアクセス:
Googleアカウントにログインし、Google フォームにアクセスしてください。新しいフォームを作成:
画面上部にある「+」マーク(「空白」または「テンプレートから作成」)をクリックして、新しいフォームを開始します。タイトルの設定:
フォームの上部に表示されるタイトル部分をクリックし、「お問い合わせフォーム」と入力します。項目の追加:
「+」アイコンをクリックして新しい質問を追加します。
最初の質問に「お名前」と入力し、質問タイプを「短文回答」に設定します。
次に、「+」アイコンを再度クリックし、「お問い合わせ項目」と入力します。質問タイプは「ラジオボタン」を選択し、オプションとして「まずは相談したい」「申し込みをしたい」「その他」を追加します。
さらに、「+」アイコンをクリックして、「お問い合わせ内容」という質問を追加します。こちらは「段落」タイプを選び、長文回答ができるようにします。
設定の確認:
右上の「プレビュー」アイコンをクリックして、フォームのプレビューを確認します。
Googleフォームを開く:
すでに作成したGoogleフォームを開きます。レスポンス(回答)タブに移動:
フォームの上部にある「回答」タブをクリックします。スプレッドシートアイコンを探す:
「回答」タブの中にある緑色のスプレッドシートアイコン(グリッド状の小さな四角形)を探します。
スプレッドシートへリンク:
スプレッドシートアイコンをクリックし、「新しいスプレッドシートを作成」を選択します。名前はそのままでOK。
スプレッドシートを作成:
「作成」ボタンをクリックします。これにより、フォームの回答が自動的に新しいスプレッドシートに転送されるようになります。
スプレッドシートの確認:
リンクされたスプレッドシートが自動的に開くはずです。開かない場合は、フォームの「回答」タブにあるスプレッドシートアイコンを再度クリックして開きます。
これで、Googleフォームの回答がスプレッドシートに自動的に記録されるようになります。回答が入るたびにスプレッドシートが更新されるので、データの管理が容易になります。
Google スプレッドシートの設定
スプレッドシートを開く:
まず、Googleフォームから作成した Google スプレッドシートを開きます。メニューバーから「拡張機能」を選択:
スプレッドシートの上部にあるメニューバーから「拡張機能」をクリックします。「Apps Script」を選択:
ドロップダウンメニューから「Apps Script」を選択します。新規プロジェクトの作成:
Apps Scriptのエディタが新しいタブで開きます。ここで、新しいプロジェクトが自動的に作成されます。スクリプトの編集:
新規プロジェクトが作成されたら、必要に応じてスクリプトを編集します。デフォルトでは、function myFunction() {} という空の関数が表示されています。
これで、Google スプレッドシートに Apps Script の新規プロジェクトを作成する準備が整いました。Apps Script は、スプレッドシートのデータを操作したり、カスタム機能を追加したりするのに非常に便利なツールです。
Google Apps Script の設定
プロジェクトの名前をクリック:
Apps Scriptエディタが開いたら、画面上部にある現在のプロジェクト名(デフォルトでは「無題のプロジェクト」など)をクリックします。新しいプロジェクト名を入力:
クリックするとテキストボックスが表示されるので、新しいプロジェクト名を入力します。(例:FormResponseChatNotifier)名前を保存:
新しい名前を入力したら、テキストボックスの外をクリックするか、Enterキーを押して名前を保存します。
これで、Apps Scriptプロジェクトの名前が新しく設定されます。名前の変更はプロジェクトの内容や機能には影響せず、識別や整理を容易にするためのものです。
Google Apps Script のコードをコピー
1. 以下のコードをコピー
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