シルクロードの旅(18) キルギス共和国 天山山脈の秘境温泉アルティンアラシャンへの道③
遂に着いた!!秘境、絶景の温泉地アルティンアラシャン。バス停から15㎞の登山は大変でしたが素晴らしい景色と自然です。
カラコルのCBT(Community Based Tourism)(キルギスの観光をガイドしてくれる機関。各観光都市にある。)で聞いたユルトキャンプに泊まります。(1泊2食付き1100ソム)
ユルトはテュルク語でゲル(これはモンゴル語)の意味。遊牧民族のルーツを持つトルコ人はこのユルトを持って草原を駆け回っていた。そしてテュルク系のキルギス人の国家であるキルギスの国旗はユルトの天井を示しているんです。ほらそっくりでしょう。
キルギス人は自らが遊牧民族のルーツがあることを誇りに思っているようにも感じます。
さて、母屋にあたるユルトでお菓子をつまみ食いします。キルギスは人を家庭に招くとお菓子やパンを机に出してもてなす様です。このときつけたはちみつミルク(?)が絶品でした。そしてチャイが冷え切った体を温めてくれます。とにかく標高が高くて寒すぎる。
今日のお宿はこちら。Wi-Fiなし充電器なしでしたが、今思い返せばいい経験でした。
しかしとにかく寒い。自分がユルトにいるときは布団に閉じこもるしかありません。
温泉に入りに行きます。
温泉は隣の宿泊施設にあるのですが、ピークタイムだったようで順番を待つことに。(温泉は貸し切りのみ。3つしかないみたい。)
温泉宿のおにーちゃんに「Hey Brother」って言われて握手を求められました。いつでも握手をするのが中央アジア流です。
日本人の人がいてWi-Fiないか?って聞いたりしたんですけどついてないみたいです。この山奥には電波も届かないのでガチの秘境です。僕は若干苛ついてたような気がします。堀君ごめんなさい。
寒くて薄着だったこともあって極限の状態ではありました。
まあ楽しい経験でした。
順番を待ちながら堀君のサムザナの話を聞いたり高校の頃の話をして過ごして順番が来ます。(温泉200ソム)
旅行中はシャワーしかないので風呂に入るのは久しぶりでものすごく気持ちよかったです。
何より外が寒かったので温泉は体の芯まであっためてくれました。
温泉を上がってマイブラザーと固い握手を交わしそこを後にしたのですが既に日は沈みあたりは真っ暗。
本当に何の明かりもないので、暗闇に目が慣れれば何とかなるレベルではなく何も見えません。
iphoneの明かりで道に落ちている馬のうんこを避けながらやっとの思いで自分たちのユルトにつきます。疲れていたので即就寝です。
翌日、遊牧民らしく馬に乗ります。普通にぱからっぱからって疾走しました。馬に乗ったのは初めてで少し難しいけどとても爽快感がありました。
そして名残惜しいが下山します。
山登りは下山の方がつらいよね。
カラコルについて飲んだビールがうまかったね。
これは中央アジア料理のガンファンです。
以上アルティンアラシャン。
次回、イシククル湖で満点の夜空。ここが私のアナザースカイ。
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