
「考えよう。答はある。」答って送り仮名要らないの?
先日、東京ドームを訪れる機会があったのだが、外野席の看板に目が止まった。隣の長島さんもなかなか気になるが、その隣のヘーベルハウスのスローガン「考えよう。答はある。」が妙に気になったのだ。
「答」って送り仮名いらないの?
前後の対比で4文字ずつにしたほうが美しさは出るが、他に理由があるのかもしれない。そこで、この選択をした本当の意図を確かめるためにヘーベルハウスに問い合わせてみた。
早速メールで返信を頂いた。
このたびヘーベルハウス広告へのご意見を頂きまして
誠にありがとうございます。
ご指摘の「答」に関しましては「答え」が常用ではございますが
岩波新書の「広辞苑 第六版」にもあるとおり「答」で「こたえ」と読み、
「問題を解いた結果。解答。」という意味もございます。
今回は、「考えよう。答はある。」というスローガンを開発させて頂くにあたり、
「考えよう。」と並べたときのスローガンの見え方を考慮した上で、
「答(こたえ)」を用いた「答はある。」の方を選択させていただきました。
今後とも温かいご支援を賜ることが出来れば幸いです。
旭化成ヘーベルハウス
やはり前後の対比で答にしたようだ。
このスローガンは電通の磯島拓矢さんが旭化成の宣伝の為に作成したものらしい。
この磯島さんという人は有名なコピーライターで、印象的な日本語を紡ぐことに長けている。
このスローガンもあえてわかりやすい「解はある。」ではなく少し違和感のある「答はある。」にしたのだろう。その方が、よりソフトな感覚を覚える。
いやしかし、ここまで調べてしまうとは。
コピーライターってすごいな。