旧NISA2023年の成績と新NISAのプラン
私は、2023年2月から旧NISAで野村インデックスファンド・日経225の積立をしており、同年12月末時点の状況は次の通りです。
投資金額 1,100,000円
投信評価額 1,201,464円
評価損益 101,464円
年率リターン(評価損益/11╳12/投資金額) 10.1%
投資信託で運用利回り年10%というのは、とても良い成績だと思います(利益確定をしたわけではなく、含み益に過ぎませんが)。
私は日経225のCFDトレードやFXトラリピをしているので、それらと比べてみましょう(「日経225CFD2023年の成績」「FXトラリピ2023年の成績」参照)。
日経225CFDとFXトラリピの2023年の成績は、次の通りでした。
日経225CFD
年初口座残高 374万円
年間実現損益(金利・権利・価格調整額含む) +733,400円
税引後利益 +586,720円
年間実現損益/年初口座残高 19.6%
税引後利益/年初口座残高 15.7%
FXトラリピ
年初預託証拠金 1209万円
年間確定損益 +1,678,779円
税引後利益 +1,343,023円
年間確定損益/年初預託証拠金 13.9%
税引後利益/年初口座残高 11.1%
まず、日経225CFDと比べると、やはりレバレッジを効かせられるCFDの方が優れている、という結論を導くこともできそうですが、CFDは相場が悪化した時に追加入金が必要となるため、常に2023年のようなリターンとなるかは不透明です。
次に、FXトラリピと比べると、税引後の運用利回りは、ほぼ同じです。
FXトラリピの2023年の成績はかなり良かったので、それとNISA積立が同じくらいの成績というのは、ちょっと驚きです。
FXトラリピはレバレッジが効いており、それなりに工夫して仕掛けたものであるのに対し、NISA積立はレバレッジが効いておらず、何も考えずに毎日同じ金額を積み立てていっただけのものなのです。
改めて税金の厳しさ、逆に言うと、非課税のメリットというものを痛感しました。
積立投資信託が毎年10%のリターンを出せるとは思えませんが、この非課税のメリットを考えると、2024年以降、新NISAを活用しない手はないと思います。
私の具体的なプランは、次の通りです。
積立投資枠 120万円╳5年=600万円
日経225ファンドの積立をする。「エリオット波動理論による日経225トレード」の目標価格まで保有する。成長投資枠① 120万円╳5年=600万円
日経225高配当株ファンドの積立をする。「エリオット波動理論による日経225トレード」の目標価格まで保有する。成長投資枠② 120万円╳5年=600万円
「エリオット波動理論による日経225トレード」のやり方で日経225ファンドの購入または積立をし、同じやり方で利益確定をする。
まず、なぜ日経225を選択するかというと、「エリオット波動理論による日経225トレード」で書いた通り、日経225が今後上昇していくことを確信しているからです。
これまでの米国株と日本株を比較すれば米国株の方が圧倒的に好成績ですが、今後はそれが逆転するだろうと私は予想しています。
とはいえ予想は予想に過ぎませんから、リスク分散の観点から「全世界」や「先進国」や「米国」をポートフォリオに組み入れても良いかなとも思いましたが、「エリオット波動理論による日経225トレード」というnoteを書いた以上、その内容に基づいた投資をしていこうと決めたのです。
また、どうせ投資するなら(オリンピックで日本の選手を応援するように)日本の企業を応援したいという気持ちもあります。
次に、なぜ日経225だけでなく、その高配当株の積立をするのかというと、過去5年間の成績を比較すると高配当株の方が優秀だからです。
たわらノーロード日経225
日経平均高配当利回り株ファンド
高配当株は、たった30銘柄のファンドなのでリスクはありますが、まあ大丈夫かなと感じています。
次に、なぜ日経225の積立だけでなく、「エリオット波動理論による日経225トレード」のやり方で購入または積立をするかというと、より効率的な積立方法としての後者のアイデアがワークするかどうかを確かめたいからです。
なお、投資信託の「購入」と「積立」とでは、取引成立日が異なります。
「購入」の場合は、営業日の15時までにPC等で発注すれば、その日が取引成立日となりますが、「積立」の場合は、その翌日が取引成立日となります(PC等で設定した日の翌日午前2時〜4時ごろに発注の手続きが行われるため)。
従って、「エリオット波動理論による日経225トレード」の買いサインが出たら、「購入」と「積立」の両方を発注します。
これにより、発注が営業日の15時前であれば、当日が「購入」の取引成立日となり、翌営業日が「積立」の取引成立開始日となります。発注が営業日の15時より後であれば、翌営業日が「購入」の取引成立日となり、翌々営業日が「積立」の取引成立開始日となります。
また、「エリオット波動理論による日経225トレード」の買いサインが消えたら、「積立」の発注を取り消します。
解約のタイミングについては、迷いますが、「エリオット波動理論による日経225トレード」によりCFDを売るタイミングである程度利益が出ていれば解約しようと思っています。
以上の方針に基づいて新NISAで設定した投資信託は、次の通りです。
「たわらノーロード日経225」と「日経平均高配当利回り株ファンド」は、1月9日に発注し、翌10日から積立が開始されました。この2つについては、成績を比較しやすいように積立金額を同じにしてあります。
「eMAXIS Slim国内株式(日経平均)」については、1月12日に初回購入をし、同月15日からの積立開始となりました。
「エリオット波動理論による日経225トレード」の手法に従うならば、1月8日の営業時間内に「購入」と「積立」を発注するべきだったのですが、失念してしまい、4日も遅れてしまいました。
まあ、最初から懸念していたことではありますが、このやり方は投資信託には向いていないかもしれないですね。