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XMシグナルの押し目買い・戻り売り
私は、2020年4月から、XMTrading が提供する「取引シグナル」(以下「XMシグナル」)の検証をしており、その結果に基づき、XMシグナルを活用したトレード手法について、2つの記事を書きました。
・XMシグナルの発注方法(基礎編)/1年で100万円が383万円に
・XMシグナルの発注方法(応用編)/1年で100万円が1,100万円になる利確・損切りシステムとは
これらの記事で紹介したトレード手法は、タイトルの通り極めて優秀な成績を収めているのですが、実際にトレードをしていると、「一定の条件を設けてエントリーを絞り込めば勝率と期待値が上がるのではないか」と思うことがあります。
エントリーを絞り込むためのアイデアは色々とあるのですが、その1つが「押し目買い・戻り売りのシグナルを無視する(エントリーを見送る)」というものです。
「XMシグナルの相場哲学とロジック」で書いた通り、XMシグナルは、次のようなブレイクエントリーが基本です。
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しかし、まれに押し目買い・戻り売りのエントリーもあります。
例えば次のようなケースです。
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押し目買い・戻り売りのメリットは、リスクリワードレシオが大きくなることですが、反面、勝率が低い印象があります。
リスクリワードレシオが大きければ勝率が低くなるのはある意味当然かもしれませんが、その結果ブレイクエントリーに比べ期待値が低くなるのであれば、押し目買い・戻り売りのシグナルを無視し、エントリーを見送るのが妥当ということになります。
そこで、2020年4月〜2021年12月(1年9ヶ月間)の検証データを用いてこの点を確認したところ、意外な結果が出ました。
(注1)
本記事は有料です。分量的には非常に短いものですが、内容的にはそれだけの価値があるものだと筆者は考えております。
(注2)
本記事は、基本的には「XMシグナルの発注方法(基礎編)」および「XMシグナルの発注方法(応用編)」を購入していただいた方に向けて書いたものです。
押し目買い・戻り売りの成績
まず、XMシグナル全体の2020年4月〜2021年12月の成績は、次の通りです(元手資金100万円の場合)。
XMのオリジナルシステム
・トレード回数 1,256回
・累計損益 3,017,685円
・勝率 64.0%
・平均利益 27,422円
・平均損失 -42,101円
・リスクリワードレシオ 0.65
・期待値 2,403円
・期待損益率 5.7%
私の独自システム
・トレード回数 1,256回
・累計損益 16,359,294円
・勝率 53.7%
・平均利益 157,699円
・平均損失 -155,056円
・リスクリワードレシオ 1.02
・期待値 13,025円
・期待損益率 8.4%
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