
XMシグナル2年間の検証結果/独自システムは累計利益2,300万円
私は、XMTrading社の提供する無料の取引シグナル(以下「XMシグナル」)に関して、2020年4月〜2021月3月の1年間の検証結果をもとに次の記事を書きました。
記事のタイトルの通り、私の検証によれば、2020年4月に元金100万円でトレードを開始した場合、1年後の口座残高は、XMのオリジナルシステムでは383万円に、私の考案した独自システム(「応用編」で紹介したシステム)では1,100万円に増えました。
本記事は、その後も含めた現在(2022月3月)までの通算成績について報告するものです。
XMシグナルとは
XMシグナルは、Avramis Despotis というアナリストが提供しているツールで、XMTrading社の口座開設者であれば誰でも無料で見ることができます。
メール等で配信されるのではなく、1日に2回、日本時間の夕方と夜にXMTrading のウェブサイトに次のような形でアップされます。

XMシグナルは、エントリー・利確・損切りのレートを明確に示してくれるので、それに従ってトレードすれば誰でも同じような結果を得られます。
しかも、1日に2回、夕方と夜に配信される形式なので、どのようなライフスタイルの人でも活用することができます。
そして、一度発注してしまえば、ほぼ放ったらかしにしておけるので、トレードに費やす時間は非常に少なく、ほとんどストレスを感じません。
私は、これまでFXに関する様々な書籍や商材を購入してきましたが、XMシグナルは、それらのどれよりも有用だと断言できます。
お金を増やしたいなら、この無料のツールを使わない手はありません。
2年間の通算成績
元手資金100万円で2020年4月から2022年3月までトレードした場合の累計損益等は次の通りです。
オリジナルシステム
取引回数 1460回
累計損益 +3,671,769円
勝率 63.4%
平均利益 +29,747円
平均損失 -44,707円
リスクリワードレシオ 0.67
期待値 +2,515円
期待損益率 5.6%
独自システム
取引回数 1460回
累計損益 +23,022,655円
勝率 53.7%
平均利益 +187,824円
平均損失 -183,775円
リスクリワードレシオ 1.02
期待値 +15,769円
期待損益率 8.6%


XMのオリジナルシステムも累計367万円という優秀な成績ですが、私の独自システムは累計2,300万円という驚異的な利益をあげています。
両者の違いはリスクリワードレシオであり、改めてその重要性を認識させられます。
システムの特徴と対応策
累計損益の推移を見てわかることは、何度か厳しいドローダウンを経験しながら最高益を更新してきていることです。
XMのオリジナルシステムでは、2021年3月上旬〜6月上旬に口座残高が389万円から269万円まで120万円(30.8%)減少しました。また、2022年1月中旬〜2月中旬には445万円から348万円まで97万円(21.8%)減少しました。
私の独自システムでは、2021年4月上旬〜6月上旬に口座残高が1,217万円から818万円まで399万円(32.8%)減少しました。また、2022年1月中旬〜2月中旬にはの2,152万円から1,533万円まで619万円(28.8%)減少しました。
しかし、それらのドローダウンの後には好調期が訪れ、ことごとく最高益を更新しているのです。
また、月間損益の推移を見ると、次のようなことがわかります。
XMシグナル(特に独自システム)には、年に1〜2回、絶好調の時期と絶不調の時期がある。
絶好調の時期の利益は、絶不調の時期の損失より大きい。
絶不調の時期は、少ない。
絶好調と絶不調の時期以外は、ボチボチの利益である(月間損益がマイナスとなる月は少なく、ほとんどがプラスである)。
要するに、XMシグナルは、他のトレンドフォローシステムと同様に、年間を通じてコンスタントに大きな利益をあげられるシステムではなく、ごく稀に発生する大きなトレンドで大きな利益をあげられるシステムなのです。
そして、ドローダウンは必ずやって来ますが、それは耐えることができ、乗り越えることができるシステムなのです。
そうすると、重要なのは、XMシグナル(オリジナルシステムまたは独自システム)を使い続けることです。
しょぼい利益が続く時期はもちろん、絶不調の時期にも我慢して使い続けなければいけません。
そうしなければ、年に1〜2回しか訪れない絶好調の時期にしっかりと大きく稼ぐことはできないのです。
そもそも、ドローダウンのないトレードシステムなど存在しません。
優れたトレードシステムは、ドローダウンに耐えながら最高益を更新していくものなのです。
人の心には「直近偏向」(過去のデータより最近のデータに重きを置く傾向)というものがあり、勝ちトレードが1年間続いても、その後の3ヶ月間で負けトレードが続くと、トレードシステムを変えてしまいがちです。
実際、私も、ドローダウンの最中は、XMシグナルに対する信頼が揺らぎ、自らが考案した独自システムへの自信も失いそうになります。「XMは時々わざと負けるようなシグナルを出しているのではないか」と考えたほどです。
しかし、こうして2年間の統計を見れば、直近偏向がいかに不合理であるかがわかります。
統計を信じ、直近偏向を克服することが、非常に重要です。
XMシグナルに愚直に従うこと、現状ではそれが最善の戦略といえます。
ただ、私は今も試行錯誤を続けています。
独自システムをさらに改良できる可能性もあるし、それとは別の新たなシステムを発見できる可能性もあるからです。
近々、そのような試行錯誤の1つを記事にまとめて報告する予定です。