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MTを操る喜び――もと国王の過去所有車HONDAインテグラType R(DC5)

こんにちは、もと国王です。

今回は、私が過去に所有していた愛車、
HONDAインテグラType R(型式:DC5)
について語りたいと思います。この車は、MTを操る楽しさを存分に味わえるスポーツカーで、乗るたびに心が躍りました。さらに、前モデルであるDC2との比較を交え、DC5の魅力や改善点、そして惜しいポイントについても触れてみます。

MTを操る喜び

伝統のチャンピオンシップホワイト
レアなローウィング仕様

インテグラType R(DC5)は、「走る楽しさ」を極限まで追求した一台でした。搭載されているK20A型エンジンは、2.0L自然吸気エンジンでありながら、220馬力を発揮する高回転型。6速マニュアルトランスミッションとの組み合わせが絶妙で、クラッチをつなぐたびに、車と一体になれる感覚が味わえます。

レカロシートが標準装備

特に印象的だったのは、シフトチェンジの感覚。

レバーを操作する度に、「カチッ」という節度感が心地よく、まるでサーキットにいるような錯覚さえ覚えました。また、低速ギアではキビキビとした加速を見せ、高速ギアではエンジンが奏でる音とともに滑らかに伸びていく――これがMT車を操る醍醐味です。

ドライバー包み込むようなインパネ
ホワイトメーターが凛々しい
ステアリングにもレッドバッジ
ブレンボのレッドキャリパー
サスペンションは無限のスポーツサスを装着

DC5の魅力的なポイント

1. 高回転型エンジン(K20A)

自然吸気ならではのレスポンスの良さと、VTECが切り替わる瞬間の快感は、まさに特別な体験。DC2のB18C型エンジンよりも排気量が増え、トルクの太さが際立ちました。

2. 6速マニュアルトランスミッション

DC2の5速から6速に進化したことで、高速巡航時の回転数が抑えられ、燃費性能も向上。

3. LSD(リミテッドスリップデフ)

コーナリング時のトラクション性能が非常に高く、スポーツ走行での安定感が抜群でした。

4. モダンで洗練されたデザイン

DC2の角張ったフォルムとは対照的に、DC5は流線型のボディラインを採用。空力性能が向上し、スタイリッシュな印象に。

5. 内装の快適性

RECAROシートの座り心地は最高で、長時間のドライブでも疲れにくい設計。加えて、アルミペダルや本革ステアリングが運転の楽しさを一層引き立てました。

DC2との比較:良い点・惜しい点

DC5の良い点

1. エンジン性能の向上

K20Aは、低中速域のトルクが太く、街乗りからサーキットまで扱いやすさが向上しました。

2. サスペンションの進化

サスペンションがフロントはマクファーソンストラット方式へと変更しスタビリティバランスを改善したことによりコーナリング時の安定性が向上。

3. 静粛性の向上

DC2と比べるとロードノイズや振動が軽減され、長距離ドライブにも適しています。

4. 安全性能の向上

SRSエアバッグや衝突安全ボディ「G-CON」など、現代車らしい安全装備が追加。

5. シフトフィールの向上

DC2よりも操作感が滑らかで、よりスポーティなシフトチェンジが可能。

DC5の惜しい点

1. 重量増加

DC5はDC2よりも車重が増えたため、軽快感という点では一歩譲る部分も。

2. ハードな足回りの喪失

DC2が持つ「硬派」な乗り心地が、DC5ではやや柔らかく感じられることも。

3. 純粋な運転感覚の違い

DC5は快適性が改善された分、DC2のような「素の運転感覚」を好む人には少し物足りなく感じることも。

4. ボディサイズの拡大

全体的に大柄になったことで、DC2特有のコンパクトさを好む人にはマイナスポイント。

5. スポーティさの強調不足

DC2が持っていた「レーシングカーに近い雰囲気」が、DC5では少し抑えられた印象。

まとめ

インテグラType R(DC5)は、スポーティさと実用性を両立した名車でした。

DC2から進化した点も多い一方で、あの「原点回帰」のような素朴な魅力を惜しむ声も少なくありません。それでも、DC5はMTを操る喜びを教えてくれた忘れられない一台です。

愛車としてDC5を所有していた時間は、私にとって本当に特別なものでした。これを読んでくださった方が、少しでもこの車の魅力を感じ取っていただけたなら幸いです。

以上、もと国王でした!

また次回のブログでお会いしましょう!

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