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揺らがない強さが欲しい|指輪を買った話

2024年は結婚10周年の年だった。
結婚して2-3年は、記念日を意識していたけど、
それから数年経つうちに日々の諸々で記念日的な行事は忘れ去られ。
肝心の今年の結婚記念日。相手は覚えてすらいなかった。

あんまりだ。
私なりに、絶対忘れないであろう日を結婚記念日にしたはずなのに。

もしかしたら忘れていないのかもしれない。
彼なりに覚えているのかもしれない。
そもそも結婚記念日というのが、ささやかに私がケーキを買ってきて、今日は何かのお祝いなの?と子供に聞かれ、
えー内緒だよ!!って答えるような日で十分幸せで贅沢なのはわかってる。

それもそうなんだけど、
10年頑張って生きてこられた証と、これからの自分への指針が欲しくて。
指輪を買うことにした。

実は結婚指輪を買うときから考えていた。
10周年の指輪は自分で買う。
私は人に何かを買ってもらうのが苦手だ。
欲しいものは、自分で手に入れる。
自分と結婚するリング、それ以上でも以下でもねぇ。

けど左手の薬指のリングはなぜだか欲しいと思えないし、
エタニティもあんまり琴線に触れない(ダイヤを汚しちゃうのが嫌だ、いつか欲しいけど、それはきっと今じゃない)。
結局、自分で買うんだから、好きな場所につける好きなリングを買えばええやん、という結論に至る。

実は2年前に百貨店の友の会積立を始めた。
私にはいつか欲しいものがいくつかある。
シャネルのチェーンバッグ
エルメスのバーキン/ケリー
カルティエのジュストアンクル
シャネルのココクラッシュ
欲しいものを買うためにコツコツしていた積立は結構貯まってた。

そして、ここに来ての宝飾品の値上げの波。
バッグは大切にしているものがあるので今は特段必要ない。

え、指輪買ってもいいんじゃない?

色はどうしよう。

何度も何度も店頭で試着しているので心は決まっている。

かわいいは私の中でずっと気になっている要素。
今年はフリルやリボンのついた服を1着買ってみたり、予約してみたけど、
結局気づいてしまったのは、
あれ、私、かわいい服が手元にあっても、実際着なくない?
ということだった。

かわいいを全面に出す勇気はないし、
万人にかわいいって思われたいわけではない。
私のかわいいは私と、私の半径1メートル以内くらいに入る人にだけわかればそれでいい。

デザインによって、ホワイトゴールドはシャープになりすぎる(それはそれで好きだしいいんだけど、それをみた時自分がテンションが上がるかと言うとそれは違う)
イエローゴールドはカジュアルに見える。今なりたいイメージではない。
やっぱりピンクゴールドだな。

トリニティを自問自答1年目で、家庭、仕事、プライベートの自分を大切できるように、という意味で買ったように、
2年目の今、私は揺らがない強さが欲しかった。

これは未来の自分への誓い。
自分の軸を貫く。
強くかわいく、しかし柔軟に。
これかも何があるかわからないけれど、
私らしく、惑わされず揺るがず、けれども毎日を楽しく、過ごしていきたいと思います。

次女のお昼寝中にこっそり撮った。深爪が過ぎる。

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