『CJメッセージ』2025年1月〈第85回〉_主語の転換が生む価値
皆様お疲れ様でございます。
CJメッセージ〈第85回〉の社内報をお届けします。
1)2025年の新たな指針と行動について
2025年を迎えるにあたり、私たちは引き続き経営理念を基に、会社全体の成長と、皆さん一人ひとりの物心両面の幸せを追求してまいります。この場を借りて、昨年の取り組みと今年の新たな方針についてお伝えいたします。
まず、社員の皆さんの努力に応えるべく、昨年の人事評価や働く姿勢、日々の日報や担当役員の評価に基づき、新たな組織図を策定し、それに伴う役職の配置や昇格、そして給与の見直しを行いました。
昨年度の収益としては投資や外部要因もあり少し厳しい数字でしたが、カスタムジャパンの正社員の皆さんを対象に、数%の昇給を実施しています。ただし、昇給や評価には個々の状況や役割の違いがあり、全員一律ではない結果となっています。これは一人ひとりの現在の仕事の内容や立場をしっかりと見極め、時間と労力をかけて多くのプロセスを経て決定したものです。
(注意:年々、保険や税金が値上がりしています。手取り額ではなく額面をを確認してご自身の金額を把握するようにお願いいたします。)
皆さん一人ひとりがより良い人生を歩めるように、お客様に喜んでいただくことで適正な利益をいただき、そして毎年少しでも全員のお給料を増やす努力を続けています。この昇給や昇格は、皆さんの日々の頑張りへの評価であり、また、皆さんとともに物心両面の成長を追求していきたいという、会社としての意思を示すものです。
物心両面の成長を支える取り組み
今期から、働きやすい環境づくりの一環として、年間休日を増加させる取り組みを行いました。個々の勤務状況によって増加幅には差があるものの、皆さんがプライベートの時間を充実させ、心身の健康を保ちながら働ける環境を整えています。これもまた、皆さんが物心両面の成長を実現するための重要な要素だと考えています。
DX推進と生産性向上の重要性
今年も引き続き、DX(デジタルトランスフォーメーション)への投資を行い、業務の効率化と新たな価値創造を目指します。しかし、これまでと同じ働き方や考え方を続けるだけでは、会社の成長や収益性は停滞し、皆さん一人ひとりの成長も止まってしまいます。会社全体で「行動指針」を実践し、生産性向上サイクルを回しながら、昨日より今日、今日より明日と、少しずつ成長する姿勢を大切にしてください。
2)行動指針のアップデートついて
6.主語を転換し、相手の立場になって考え、行動します。
みなさん、日々の業務の中で「主語の転換」という考え方を意識したことはありますでしょうか?
これは一見難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば「自分の立場ではなく、相手の立場に立って考える」ことを指します。
たとえば、お客様がどんな商品を必要としているのか、会社の都合や自分の考えを押し付けるのではなく、お客様の視点から何を求めているのかを想像し、それをもとに行動する姿勢のことです。
この「主語の転換」は、相手への思いやりや配慮だけに留まりません。もっと具体的に言えば、次のような形で業務に活かされます。
お客様の立場になって考える。
「お客様の立場になって考える」ことは、私たちがより多くのお客様に喜んでいただけるための重要な要素となります。
実際にお客様と接する機会が少ない場合でも、営業日報や購入データなどから、お客様の行動や傾向を観察し、本当に求められているものは何かを掘り下げて考えることができます。その上で、商品開発や商品品揃え(MD)、そして価格設定(プライシング)をお客様の反応やニーズに基づいて行う必要があります。
さらに、電話対応やメールでの案内、ロジにおける梱包方法や段ボールなど、お客様と接点があるすべてのプロセスにおいて、自分たちの会社の立場からではなく、「お客様がどう感じるか」という視点で見直すことが重要です。このように、お客様の立場から物事を感じ取るためには高い感受性が求められます。お客様がどのように商品を手に取り、どのように感じるのかを想像し、その期待を超えるサービスや対応を提供することが、私たちのさらなる成長につながります。
相手が本当に喜ぶ行動を選ぶ。
「相手が本当に喜ぶ行動を選ぶ」ということは、ただ相手の希望に応えるだけではなく、相手の期待を超える価値を提供することを目指す姿勢です。たとえば、お客様に対して「このサービスや商品を提供すれば売れるだろう」と安易に考えるのではなく、「どのような対応が出来ればお客様が本当に喜んでくれるだろうか?」と深く考え抜く必要があります。お客様がどのような状況で、どのような商品やサービスを求めているのかを理解することが不可欠です。
日常生活の中で気づきを得る
この視点を持つには、普段の生活の中でも意識を高めることが重要です。
例えば、コンビニやスーパーマーケットでの買い物、またはネットショッピングの際に、自社の商品やサービスと比較してみることで、どこが優れているのか、何が足りないのかという気づきを得られます。ただ漠然と買い物をするのではなく、「お客様の目線」で行動することで、新たなアイデアや改善のヒントが見えてきます。
社内コミュニケーションや取引先との関係にも応用
この「相手が本当に喜ぶ行動を選ぶ」という考え方は、お客様に限らず、社内のコミュニケーションや取引先との関係にも当てはまります。ただ相手の言いなりになるのではなく、相手が本当に何を求めているのか、何が最善かを考え抜きながら行動することで、より円滑な関係性を築くことができます。
主語の転換の重要性
業務においては、つい自分の立場からだけ物事を考えがちですが、主語を「自分」から「相手」に置き換えることで、視野が広がり、より深い理解や解決策を見つけることができます。これは、いわゆる「メタ認知」や「着眼対極、着手小局」の考え方に通じる部分でもあります。全員が自分本位の視点だけで物事を進めるのではなく、「相手の立場になって考える」ことを常に意識することが、良い成果を生むカギとなります。
この「相手が本当に喜ぶ行動を選ぶ」という行動指針は、私たちが業務を進める中で、より良い商品やサービスを提供し、お客様や取引先からの信頼を築くための重要な土台です。
お客様、同僚、取引先など関わる全ての相手の立場に立ち、その期待を超える価値を提供できるよう、全員で意識して取り組んでいきましょう。
主語の転換がもたらす成果
この考え方を日々の業務に取り入れることで、お客様や取引先との信頼関係が深まるだけでなく、自分自身の視野も広がり、新たなアイデアや工夫が自然と生まれるようになります。例えば、顧客のニーズを深掘りすることで、今まで気づかなかった商品の潜在的な魅力を発見できたり、価格やサービスの改善につながるヒントを得られることもあるでしょう。
「主語の転換」は、すべての業務において土台となる考え方です。これは私たちの行動指針として掲げている「明るく・真摯・プラス発想で取り組む」や「コミュニケーションの質を高める」にも深く関連しています。自分の視点に固執せず、常にお客様のことを思いやりながら行動することで、私たち全員が成長し、会社全体としてさらに大きな成果を生み出すことができると信じています。
3)推薦図書に「運」を追加しました。
最後に、CJライブラリーの推薦図書の最新バージョンを共有いたします。
これらは会社が厳選した推薦図書であり、皆さんの成長を支援するための貴重な学びの素材です。
年末の人事面談を通じて気づいたのは、本を活用して学びを深めている社員がまだ限られているということです。
会社が推進している働き方改革により、皆様自身の学ぶ時間は増加していると思います。
読書や動画を通じた学びは、自分自身のライフワークの中で必要なものを自分で選び、自分の成長のために活かす大切なステップです。
社会人として、学び続ける姿勢はキャリアや生活の質を高めるだけでなく、会社全体の発展にもつながります。皆さん一人ひとりが積極的に学び、自らの可能性を広げていくことを期待しています。
スタムジャパングループとして、2025年も引き続き挑戦と成長を掲げ、皆さんとともに新たな価値を創造していきます。
私たち全員の努力が、お客様の喜びや信頼を生み、それが会社の未来を築く基盤となります。日々の業務や学びを通じて、一歩ずつでも自分自身の成長を実感しながら、昨日より今日、今日より明日と進化し続けましょう。
皆さん一人ひとりが輝き、自信を持って働ける環境を目指して、会社としても全力でサポートしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
カスタムジャパングループ
村井基輝(むらいもとき)
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