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モンゴルの今を知る:モンゴルの変遷と現代生活とモビリティ

1. 人口と都市

2024年の時点で、モンゴルの人口は約3,493,629人です。
首都のウランバートルは、その中で約1,587,000人が居住する主要都市であり、国の政治、経済の中心地です。

モンゴルと言えば、大草原と遊牧民という景色。
馬で家畜を追う時代からバイクで追う時代へ移行。
車両は中国製の10万円ちょいのでバイク。毎日長距離を乗るので4年ほどで乗り換えるとのことです。
タイヤは中国ブランドではなく、台湾のKENDAを装着。
注目すべき点は謎のダブルフェンダー仕様です。
おそらく、泥跳ねを極限まで防止したという意向かと思います。
セレブな遊牧民はプリウスで家畜を追いかけてます。
馬に乗って家畜を追うのはしんどいので、
少しお金が貯まればバイクを買い、
成功すればプリウスに乗って家畜を追いかけます。
ちなみに運転手はビール飲んでましたw
インタービューに応じていただいた遊牧民。
基本的に遊牧民の方はキャッチーです。

2. 歴史的背景

モンゴルは遊牧民の伝統を保持し続ける国で、13世紀にはチンギス・ハーンがモンゴル帝国を築きました。1924年にはモンゴル人民革命党が政権を掌握し、長らく社会主義国としてソ連の影響下にありました。1990年に民主化運動が起こり、1992年には新憲法が採択され、現在に至るまで民主主義が根付いています。

これは、ユーラシア大陸の古代地図で、特に匈奴(フン族)の勢力範囲を示したものです。地図には匈奴の墓の分布や、彼らの領土の範囲が色分けされて表示されています。また、地図の下部には地図作成者の名前と、地図が作成された年(2007年)が記載されています。
選挙に当選した政治家の記念式典。全員がチンギス・ハーンに一礼を行います。
日曜劇場「VIVANT」で有名なロケ地。
スフバートル広場で乃木さんが歩いていた場所です。
チンギス・ハーン広場という名前なのか、スフバートル広場なのかよくわかりません。
1989年から1990年にかけて、モンゴル国内で大規模な民主化運動が起こりました。
これにより、モンゴル人民共和国は一党制から多党制への移行を余儀なくされ、1990年3月に初めての自由選挙が実施されました。その後、1992年には新憲法が採択され、モンゴルは正式に民主主義国家としての道を歩み始めました。
小泉さん、小渕さんも訪問されてます。

3. 経済と現在の状況

モンゴルの経済は主に鉱業が中心で、銅、石炭、金などの豊富な天然資源に支えられています。経済成長は見られるものの、不安定な要素や貧困問題も存在します。特にウランバートルでは急速な都市化が進行中で、人口の半数以上が都市部に集中しており、教育や医療のインフラ向上が求められています。

ウランバートルの象徴的な五つ星ホテルのブルースカイホテル。
ブルースカイホテルから望む町の風景。
都市部は結構都会です。

4. 飲食文化と自然

台湾式の日鍋スタイルが飲食店が多店舗化、個別の鍋を提供するスタイルが広まっています。自然環境としては、ゴビ砂漠やアルタイ山脈など、壮大な自然が国土の多くを占め、遊牧民の文化やナーダム祭りなど、伝統的な文化も活発に行われています。

現地の方々と共にした日常的な朝ごはん。
野菜のサラダとパンと目玉焼き。
調味料は塩のみ。
想像通りの味です。
こちらも現地の方に合流して羊を丸ごと蒸した料理。
羊は一匹5000円ぐらいでその場でさばいて食します。
味付けは塩のみ。
命を頂く感謝。
都市部にはイタリアン、中華、カフェなどの飲食店がありますが、あまり選択肢が多いとは言えません。
モンゴル料理は塩だけで調理します。
連続で食べていると少し物足りなさを感じますので、途中でイタリアンを食します。
これで2000円ぐらいですので、高いといえば高いのですが、37年ぶりの円安でこの価格であれば、モンゴルは比較的コスパですね。(2024年7月現在)

5. ナイトタイム・エコノミー

ウランバートルの中心地では、ナイトクラブやバーが点在し、ナイトライフが盛んですが、高級施設は限られています。ビールの価格は場所によって異なり、高級クラブでは1,100円から1,200円、通常のホテルや屋外では500円から400円程度です。

飲食店が入居する最上階11階にあるクラブ、CHOCO。
サウンドシステムはイビザにあるようなちゃんとしたスピーカーとDJブースが完備されており、照明システムもお金がかかってます。
ダンスフロワの外には景色のよいバーテラス。
若者の遊び場というよりも、ビジネスマンの社交場という機能も備えています。

6. マーケティング観察

コンビニやスーパーは韓国系が主流で、多くの商品が韓国や日本から輸入されています。自動車市場ではトヨタが圧倒的なシェアを持ち、新車販売の中で特にG-LIONモデルが人気です。また、中古車市場ではプリウスが主流で、EV(電動車)の普及も進んでいます。

白鵬関とジーライオンさんのJVによるトヨタディーラーがウランバートル市内にあります。
この近くにはBMWやドゥカティ―のディーラーもあり、モンゴルの発展を肌で感じることができます。

7. モンゴルのバイクと電動キックボード事情

モンゴルの都市部では、ヤマハやドゥカティ(スクランブラー)、ロイヤルエンフィールド、ハーレーダビッドソン、そしてシグナスXなどの原付がよく見られます。
特にナンバープレートが不要なモペットが多く、ハスクバーナやKTMのモトクロスバイクも道路で走行しています。電動バイクはシェアリングが主流で、自分所有の電動キックボードも見られます。Xiaomiの電動キックボードは店舗で約10万円で販売されており、シェアリングサービスではJETが圧倒的なシェアを持ちます。特定小型原付のシェアリングも盛んで、2人乗りが多く見られますが、交通ルールが曖昧なことが問題となっています。
まだまだ発展中の国だからこその混沌としたモビリティ事情です。

マジェ発見。
ウランバートル市内では特定小型原付のようなシェアリングが増えてます。
電動キックボードも増加傾向です。
少し可処分所得に余裕のある人が利用されている印象でした。
いわゆる野良電動バイクも増殖傾向。
ナンバープレートは装着されていません。
モペット扱いかな?
電動オフローダーのサーロンも沢山走ってます。
慢性的な渋滞のウランバートル市内を颯爽と走る電動バイクを多く見ました。
ただし、走っているひとは少しやんちゃそうな若い人が多いかな?
市内の駐車場には、ドゥカティやハーレーなどの高級バイクも見受けられます。
電動オフロードはウランバートル市内の移動手段としてさらに定着していきそう。
1000Wのハイパワー電動キックボードも複数台発見しました。
自転車はほぼ全てMTBで、ママチャリは0%でした。
ほんとうに電動オフロードが多い。
ここ3年ぐらいで急速に増えているようです。
チンギス・ハーン広場でたむろするサーロン軍団。
ゴーグルは100%が多かったです。
なんか、JNCCやWEXのレースのような雰囲気です。
びっくりなのはハスクバーナーのレーサーが公道を我が物顔で滑走しています。
本来はナンバープレートや保安部品が必要とのことですが、
警察としては一切お咎めなしというのが現状とのことです。
YZやBETAは一切走っておらず、ほとんどのレーサーはハスクばかりでした。
既に数千台がウランバートル市内に設置されている電動キックボードのJET。
クレカの登録で乗れるとのことでしたが、
日本で発行したクレカでは登録できずに乗車できませんでした。残念。



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