2024年10月の『CJメッセージ』〈第82回〉
こんにちは!こんばんは!
皆様お疲れ様でございます。
CJメッセージ〈第82回〉の社内報をお届けします。
本年度から、カスタムジャパンは #ノル人をツクる ためのデジタルガジェットへの商品開発を推進しています。その一環として二輪業界における新たな用品系商品として、「スマートライドディスプレイSRD5(5inch)」を発売しました。
これまで、ブレーキやオイル、Vベルトなどの補修部品ブランドであるPFPや日本総代理店として展開するTIMSUN(ティムソン)やトップケースのSHAD(シャッド)などの広告宣伝やSNSを活用してきましたが、今回のSRD5はこれらとは少し異なり、完全に新たなD2Cデジタルガジェット系の自社ブランド商品として展開する一つの試みです。
この商品は、会社名をブランド名にしたカスタムジャパンのブランド名で一から立ち上げたプロジェクトであり、発売に合わせてメディア媒体への掲載やプレスリリース、SNSでの発信、さらにはYouTubeチャンネルを活用したプロモーションなど、新たなブランディング戦略を積極的に実施しました。
これからのトレンドとなるショート動画でのブランディングにも取り組んでおり、手探りではありますがテストマーケティングを実施しています。
今月のCJメッセージでは、SRD5に関する具体的な取り組みや現状について、皆さんと共有していきたいと思います。新たな挑戦がどのように進展しているか、またそこから得られた成果や課題についても、皆さんの意見をお聞きしたいと思います。
(1)メディア・媒体への掲載
発売と同時に、メディア媒体への掲載を行いました。
これまでカスタムジャパンでは補修部品を中心に取り扱ってきたため、メディアでの露出は少なく、行ったとしても主に取り扱いブランドの認知向上を目的としたものでした。
今回のスマートライドディスプレイ「SRD5」は、特定の商品に焦点を当てたプロモーションを実施しました。用品系では一般的な手法ですが、当社にとっては新たな挑戦です。
3度の飯よりガジェットをこよなく愛する男、さすライダーさんに取材していただいたのですが、タイトルワークに記載した「スマートモニター戦国時代」というキーワードが効果的だったようで多くの方にモトメガネの記事をご覧いただくことができました。
SRD5はデジタルガジェットであるため、商品の設計だけでなく、アプリケーションやUI(インターフェース)の開発にも力を入れました。さらに、日本の電波法に適合した技適マークを取得し、電波法に準拠した製品として販売する手続きを行いました。
部品開発に比べると、デジタル要素の導入により、アプリケーションの設計やビジュアル面など、開発の範囲が多岐にわたり複雑になりました。
商品イメージを効果的にお伝えするために3DCGで商品イメージを作成したりと、新しい取り組みを行いました。
(2)プレスリリースとヒートマップ分析
プレスリリースはこちらです。
意図的にメディアや媒体に掲載されたイメージを、プレスリリースやSNS広告で共有することで、視認性と商品イメージを強化しました。バナーに掲載する登場人物についても、外国人や様々な年齢層を検証しましたが、北欧系で国籍が特定しづらい人物写真が効果的であることがわかりました。実際の利用者の属性とは異なりますが、これもマーケティング戦略の一環として、より良い商品を広めるために試行錯誤を続けていきます。
「D2Cモデルでは一般的な取り組みですが、今回は商品説明やプレスリリースのどの部分に興味が集まっているか、ヒートマップ分析を用いて詳しく調査しました。
プレスリリースにおけるヒートマップの一部を公開します。
意外なことに、商品の詳細説明よりも多くのユーザーが商品パッケージの画像をじっくりと見ていることが分かり、D2C系の商材では視覚的なアプローチの重要性を非常に高いということを再認識しました。
最近のデジタルガジェットの商品写真は実際の商品は撮影せず、3DCGモデリングで制作したものを採用しているという点もこの検証結果でロジカルに理解することができます。
下のパッケージ画像は、3DCGと実物画像を組み合わせています。
じっくりご覧いただくと違いが判ると思います。
これまでもECサイトとしては、PV、UU、バナーの効果測定、さらにはABテストなどの取り組みは行ってきましたが、単一の商品に対してヒートマップ分析やコンテンツの検索ワードを徹底的に分析するのは、これまでよりも丁寧に検証を積み上げてクリエイティブを実施しています。
モノづくりにおいて、良い商品を作ることや品質管理の徹底は当然のことです。しかし、マーケティングを通じてお客様に商品を知っていただき、それを売る仕組みや売れた後のカスタマーフォローが一貫していなければ、本当に「良い商品」にはなりません。
「良いものが売れる」というのは事実ですが、そのためには、良い品質の維持に加え、品質管理体制、お客様にその価値を伝えるプロモーション、広げるためのマーケティングが必要です。また、販売のプラットフォームとしてのECサイト、コールセンター、物流が整備されてこそ、初めて本当に「良い商品」と呼べるものが生まれるのだと考えています。
今後も、これらすべての要素を従業員一同で正しく維持しながら、お客様にとって良い商品を継続的に提供・供給していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
(3)ショート動画マーケティング
こうした新たな取り組みを含め、カスタムジャパンでは公式YouTubeチャンネルを通じて情報発信を行っています。
現在のチャンネル登録者数は2,600人とまだ少ないですが、1万人を目指し、一歩一歩着実にコンテンツ作りに取り組んでいますので、応援のほどよろしくお願いいたします。
また、より多くの方に気軽に見ていただくため、ショート動画にも挑戦しています。中でも一番再生されたYouTubeショート動画は65万回再生、TikTokではおかげさまで72万再生までいきました。
より多くの方にカスタムジャパンを知っていただく広告宣伝として動画制作のコンサルティング会社にご支援いただきながら新しい取り組みに挑戦しています。
今のところ直接的な売上への反映はほとんどないかと思いますが、効果的なプロモーションとなることを信じて当面継続してみます。
一見すると個人で撮影したラフな動画見えるかと思いますが、実際は台本を書くシナリオライターや撮影や音声など複数の方々に協力していただいてます。
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また、あわせてチャンネル登録をいただければ嬉しいです。
今後も楽しいコンテンツをお届けする予定ですので、ぜひ気軽にご覧いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
カスタムジャパングループ
村井基輝(むらいもとき)