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20年前の旅写真2 カンボジア
今回はカンボジアで撮ったアンコール・ワット周辺とプノンペンでパーティーに招かれた時の様子です。前回と同じく「こんな写真を撮っていた」というもので、20年前の話ですし旅の情報や遺跡を詳しく知りたいという方の参考にはならないと思います。
ミャンマーの旅から一旦飛行機でバンコクへ戻り数日静養し、次の目的地カンボジアへ向けて出発しました。インドシナ半島を旅する人にとってバンコクは拠点となる街で、ここに帰ってくると何故かほっとしますね。
カンボジアというとやはり世界的に有名なアンコール・ワット遺跡群。この旅の中でもすごく楽しみにしていた場所で、その観光拠点の街シェリムアップを目指します。
まずはバンコクからタイ側国境の街アランヤプラテートへ。そして国境を越えポイペットからカンボジアに入国しました。タイ側の道路はよく整備され快適に移動できましたが、カンボジアに入ると道はほとんど未舗装で、長く続いた内戦の影響からかでこぼこと荒れた箇所が多かったように思います。内戦が終結したのが1993年だったと記憶していますが、それから7年ではまだまだ道路状況はよくならないですね。
治安面でも心配があり旅行前やバンコクで情報を集め訪れましたが、実際に行ってみてアンコール・ワットなどの観光地では世界中から大勢の旅行者が訪れており、治安面での大きな問題は感じませんでした。もちろん日本ではないので十分な注意は必要です。
ただカンボジアでは内戦によりあちこちに地雷が埋められ、まだまだその除去が進んでおらず、安全に行くことが出来る場所というのは一部に限られていたように思います。
そのようなこともありカンボジアでは無理して地方の街へ足を延ばすようなことはせず、多くの旅行者が訪れるアンコール・ワット周辺と首都プノンペンのみにしました。
※写真は前回と同じくプリントをデジタル化したものになります。
アンコール・トム遺跡のバイヨン廟と僧侶。名前がややこしいですがアンコール・ワット周辺には多くの遺跡がありその一つ。まとめてアンコール・ワット遺跡群と呼ばれています。微笑みをたたえる観世音菩薩四面仏が印象的でした。
こちらもアンコール・トム。僧侶のオレンジ色の袈裟が鮮やかで背景によく映えていました。結構気に入っている1枚です。
アンコール・ワットの柱や壁面の装飾。江戸時代には日本人が何人も訪れアンコール・ワットを祇園精舎と思い込んだという話を聴いたことがあります。また現在では多くが失われたものの、昭和初期に調査で訪れた人が14人もの日本人(江戸時代頃の)による落書きを発見したそうです。
僕はその話を旅行前に知ったのですが現地ではすっかり忘れていました。今は落書きなんてしたら大問題ですからそんなことはしませんが、ロマンを感じる話ではありますね。
アンコール・ワットで写真を撮らせて頂きました。
アンコール・ワットの日の出を見に大勢の観光客が集まります。参道の先にそびえる均整の取れた三つの塔が美しく印象的でした。
アンコール・ワットと僕。なんかポーズ取れといいたい。
バンテアイ・スレイ遺跡。アンコール・ワットから20キロほど離れた場所にあります。砂岩で造られているそうで西日を浴びると紅色に染まり大変美しい寺院だと感じます。バンテアイ・スレイとは「女の砦」という意味だそうで、アンコール・ワットやアンコール・トムとはまた違う優美な印象がしますね。
シェリムアップの街中で楽器を演奏する人たち。
プノンペンで知り合った現地の人にパーティーに招かれました。僕は奥の方に写っているので誰かに撮ってもらった写真ですね。この一枚だけはネガをスキャンしたものになります。
一族が集まっている様子で子供たちがたくさんいました。それにしてもこの写真はなんでこんなに上が空いているんだろう?もう少し下を入れてもいいのに。写真を見返すとこんな感じのが多くあるのでたぶん構図とか何も気にせず撮っていたのでしょう。
子どもたちが楽しそうに踊っていました。左下の男の子は素っ裸で、最初は子供だしかわいいもんだと思いそのまま載せるつもりでしたがやはりぼかしを入れることに。そしたら何故か炎のようになってしまいました。
カンボジアでは主に遺跡巡りと現地の人と触れ合う旅となりました。この時以来訪れていないので最近の状況は全く分かりませんが、おそらく当時より発展し旅もしやすくなっているのではないでしょうか。
遺跡など大好きなので昔の写真を見ていると改めて訪れたくなりますね。写真が少なくまた情報も古いので、これからカンボジアを旅したい人にはあまり参考にならなくてすみません。
今はいくらでも映像で見られる時代ですが、やはり実際に自分の目で見ることは素晴らしい経験になります。気になる人は是非訪れて欲しいです。
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