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【作例あり】GFX100SでGF35-70mmf4.5-5.6 wrを使ってみた

1年ぶり、たねだです。
ロックダウンとかなんやかんやでNoteの更新をしていましたが晴れて解放となったので更新をストップしていました。

今回は、インターネットであまり同じ組み合わせで使っている人を見たことがなかったカメラとレンズの組み合わせで半日撮影してみたのでその雑感を書き残したいと想います。

GF35-70mmf4.5-5.6 wrといえば「GFX50Sⅱ」のキットレンズとして評判の高いズームレンズでした。GFXシリーズ初の可変絞り採用でコンパクトさを売りにした商品です。

GFX50シリーズとの組み合わせのレビューばかりで、ネットではなかなか100シリーズとの組み合わせを見かけることはありませんでした。

それもそうだと思います。GFX100系を使う人は立派な単焦点とか絞りの通しズームしかほとんど使わないかと思うので・・・。
私もGF63mmを使っていましたが、AFが遅いので100系のAFの強みを活かしきれないな、ということで今回こちらのレンズに買い替えました。
(ロードマップみたらGF80mmみたいなテンションで63mmに近い距離がでるのを見たので、それを待てばいいかの理由もあります)

ズームにすればボケ感もなめらかでいい感じ
室内ではさっと広角に切り替えられる
さすがのGFXレンズなので、解像もばっちりです

今回はおなじみのモデルAngさんとベトナム/ホーチミンシティからバスで2時間ほどの場所にある海の街「Vung Tau(ブンタウ)」に行ってきました。ロケ撮なのでズームの機動性が欲しかったのと、重たいレンズがキライキライのワタシにはちょうどいいなと思ったのです。

GFXボディの話にはなりますが、エテルナの色味いいですね。せっかく新搭載だから!という理由でクラシックネガを多用してましたが、他のフィルムシミュレーションもかなりいいです。
(現像はLightroomでカメラプロファイル>カメラマッチングからFujiのカラーをあてています)

YouTubeのカメラのキタムラチャンネルでこのレンズを紹介している富士イメージソリューション事業部統括マネージャーの上野隆さんが「このレンズはGFX100でももちろん性能を発揮する」という旨をおっしゃっておられましたので、あらそーなの?と今回購入させていただきました。

ボディにつけた感じなどはすべてGFX50Sⅱと同じだと思うのでYouTubeなどでレビューをみていただくのが一番かと思います。

使用感でいうと、GFX100はAF性能が50よりもよろしいのでAFも迷うことなくサクサクっと撮影できたなというところです。GF63mmよりも食いつきがよくピント外れはほとんどありませんでした。
ただ、AF-Cで動く被写体の撮影は少し厳しいかもしれません。今回駆け足とウォーキングそれぞれ撮影してみましたがドンピシャでピントをあわせるのは難しかったです。GFX自体そういう使い方をする人はあんまりいないと思うので特に不満はないのですが。

今回はほとんどF5.6以上での撮影です(広角にしてもズームしてもF値が変わらない最低の数値なので撮影がラク)

ここからはクラシックネガ

テーブル越しの撮影は、最短撮影距離の恩恵もあってらくらく。
海沿いの有名なピザレストランでパスタをいただきました。
その後は少し歩いて露天でタバコ休憩。Angさんは演劇学校に通っていたそうで、ベトナムのCMとか、モデルとして活躍しています。
余談ですが私が大きめの虫を追っ払おうとしたら手づかみでぽいっとしてました。たくましい。

ただ、トレードオフの関係でGFXは単焦点で撮った時に息を呑むような立体感とかがあると思うのですけれども、それが個人的には物足りなかったと思います。こればかりはズームレンズの宿命なので仕方がない。仕事で使うには十分すぎます。F4通しとかの必要性はあまり感じません。
トータルで言うと非常に気に入ってます。今度GF80mmを買おうかなと思っていたので、自分の言う立体感というかそういうハッとするような描写はそちらに任せればいいです。

しばらくこの組み合わせで使い続けてみようと思います。
携帯性、利便性、描写、さすがGFレンズです。
しかもお買い求めやすいので、GFX100系でも十分に戦力になります。

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