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秘密の一夜きりの夢と何者にもなれない自分

2019年、インディーズライブにハマりライブハウス通いが始まる。
その時には2023年現在の状況になるとは思わなかった。
いつかはライブ通いもしなくなるだろうと思っていた。
もう5年目だ。


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不意にTwitterのDMの通知が光る。
ただでさえDMのやり取りなんてほとんどしない方なのに
差し出し人はTKさん、ライブハウス秘密の店長だった。
7月14日にあったDJイベントに行ってたんだけど
それが8月にも開催するのだがDJとして出てませんかというもの。
正直意味が分からなかった。DJとかやったことない。
その事を伝えると音源を持ってきてくれたら教えるから大丈夫ですよとの事。
よく分からないが、お話をお受けすることに。

元々DJ自体には興味があって、godj plusやDDJ-400-N(限定ゴールドモデル)を
購入したもののほとんど触ってなかった。
絵を描くことやその他の趣味などが忙しくいつかやりたいなと思いながらも
ずっと後回しになっていた。

出演を承諾してからも、ずっとなんでボクを?という思いがぐるぐる頭の中を
回り続けていた。答えは出ない。
ただのお客だったのに出演側になるとは思いもよらない出来事。
超絶人見知りのコミュ障なのに。本当に人前で出来るのか?
そんなことばかりを考えて日にちが流れていく。

とりあえず、曲だけは用意しとかないといけないなと
色々考える。はじめに思いついたのはyoundだった。
しかし、ライブハウス秘密でyoundはなぁ・・・と。
NYAIの曲も考えたけど店長のバンドの曲かけるのもちょっとどうかなぁ。
出演者を眺めていて思いついたのは、THE HOLDENSだった。
これは絶対いける。THE HOLDENS好きなbeedromeのそうよさんがいる。
MaSさんが出るからみっち姐さんもくるとなると・・・。
Sundae May Clubのシャングリラは良さそうだ。
あとは自分の趣味も入れとくかなと色々考えを巡らす。
最初に思いついたのは野狐禅だった。
あとはファンクラブも入っているTHE BAWDIESも入れておきたい。
creamstockも入れたい。
2000年代前半の頃に、ボクはインディーズバンドにハマっていた。
creamstockは2000年代前半に活動していた。現在は活動していないと思う。
2005年にリリースされたcreamstockの2枚目の音源GREEDYが特に
お気に入りで4曲目のstands hereは絶対流したかった。
まぁGREEDYは捨て曲ないけど。
色々悩んで流す曲を決めていった。

8月4日。
グッドミュージックイン秘密DJパーティ当日。
結局DJのことなどさっぱり分からないままだった。
曲をノンストップで流す。曲と曲を繋げる。
BPM云々。調べるほどに難しい。
出来るかどうかも分からないまま当日だった。

いつものように死んだような目で
くだらない現実に立ち向かう。
7月初旬より職員が1名入院しており
毎日がこれまでの業務より忙しい。
上司は3日に1日ぐらい機嫌が悪い。
そんないつもの職場を戦い抜いた。
時計の針が18時ちょうどを指した瞬間に
急いで着替えバス停へ向かう。
18時21分のバスに乗らないと。
バス停に着くと、18時2分発のバスが遅れていた。
18時12分にそれが来て飛び乗る。
なにが起きているのか
いまだよく分からないまま
ただ秘密へ向かっています
とツイートする。
不安と緊張とちょっとだけ楽しみと感じる
不思議な状況。

地下鉄へ乗り換え、赤坂、そして大名に到着。
いつものるバスより早い方に乗れたこともあり
めちゃくちゃ早く到着してしまった。
いつものコンビニのところでぼーっとしていると
beedromeのお二方と会う。
今宵お二人もDJされるのだ。
秘密の入り口。そこにはMaSさん
みっち姐さん、店長、あまのさんがいた。
秘密でいつも見る面々だが、今日はお客として
来ているわけではなかったのでいつもと違う
緊張感を持っていた。ただでさえコミュ障でほとんど
喋らないのでほぼ無言。

そして
19:30
tk店長のDJからスタートする。

店長は終わればすぐボクの出番だ。
緊張は最高潮へとグングン向かっていた。
そんな中、youndの曲が流れ出す。
とある事情でボクが流すのを辞めたのに
まさかここで来るか〜(笑)

20:00が近づきDJブースの方へ迎え入れられる。
ある程度の操作方法と使い方を簡単に教えてもらうが
分かったのか分かってないのか極度の緊張で訳もわからない。
そしてボクの最初の曲が流れる。
『すべての〜若き〜クソ野郎どもへ〜!』
STANCE PUNKSの“すべての若きクソ野郎“である。
2002年たまたまふと入ったタワーレコードの試聴機に入っていた。
何気なく聴いてみた瞬間のこの最初のフレーズを聴いただけで
視聴機を止め、CDを買うことにした。
次はthe campsの”ど次元からこんにちは”
途中で操作ミスってしまって止めてしまった。
THE BAWDIES、”NO WAY”
creamstock、stand here
と続く。
そして、THE HOLDENSの”モール”
beedromeのそうよさん、あすかさんが楽しそうにしてくれたのが
目に入る。
そしてSundae May Clubの”シャングリラ”
よかった。盛り上がっていると思う・・・分からんけど。
めっちゃ好きな曲なので自分も楽しかった。
“ど次元からこんにちは”を早々に止めてしまうミスがあったため
少し時間があったので予定になかったけど
the campsの”路上でどうぞ”
次の出番である、あまのさんが入ってきてバトンタッチする。

極度の緊張があったが楽しさもすごく感じた不思議な時間だった。

あまのさん、サザンとか流れて夏を感じた。
盛り上がる。これがちゃんとしたDJだよね〜ボクのは
何者でもなかったな〜
あまのさんはワイバンのTシャツ着ていた。
懐かしい。ボクは2021年にワイバン中止になる前は
毎年泊まりがけで4年か5年?ぐらい行ったな〜。

U-Uさん
モーニング娘の真夏の光線、懐かしかった〜
U-Uさんとはこの後、これまでにないほど会話したような気がする。
色々話しかけて頂いてありがとうございました〜

大盛りご飯さん
めちゃくちゃ盛り上がっていましたね
素晴らしい
ヘドバンとかしてたな〜

そして、ステージにネクタイの妖精が舞い降りる。
ネクタイの妖精れいびぃ⭐︎さん。
以前Twitterフォローされてフォロバして存在は知っておりましたが
なかなか見に行く機会に恵まれず、やっと見れましたが
とてもよかった。ネクタイコールもできて楽しかった。

石田ラベンダーさんのピンチヒッターであすかさん!
めっちゃいい曲流れてきて思わずShazamしました。

これめっちゃいい。知らなかった。まだまだいい音楽をたくさん知れるって嬉しい。
あすかさん天城越え歌ってましたね〜

おおたけさん
上海ハニー!!
オレンジレンジめっちゃ久しぶり聴いた〜
あがりました〜

MaSさん
風貌はまるでベテランDJだった。
初めてとは思えないほどのテクニックだった。
NYAI流してましたね。さすが。

最後はそうよさん
めちゃくちゃ真剣にDJされてた感
ミュージシャンなのでさすがのDJでしたね
ますます、このメンバーの中にボクが入っていたのが
わけがわかりません。いまだに。

23時をすぎた、もう帰らなければならない。

楽しかった、けど何もできていなかった。
ただそれだけだった、DJ機器持ってるんだから
ちゃんとやってればよかったな〜今更だが。
まぁ最初で最後であろうイベントへの参加
ありがとうございました。良い思い出にしたい。

披露することはないだろうけど
とりあえず家でDJの練習しよう。
色々チャレンジしたいと思っているけど中々
重い腰が動いていなかったけどやるぞ。

TK店長、演者の皆様、フクオカライブハウスおじさん三銃士の2人が出るのでと
駆けつけてくれた髭公さんありがとうございました。
またお客として秘密に来ますね。

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