わたくしがアホだからだまされるんじゃ!眠たいことぬかすな!我。

ぎゃおおおおん。

ということでわたくし、フィッシング詐欺にかかって実際に身に覚えのないクレジットカードの請求が来ましたので沈痛な思いで経緯を報告します。

ことの初めは一通のメールでした。

「あなたの荷物は国に到着し、通関手続きは完了しています。 貨物には納税義務があります。配達の中断を避けるために、この金額をオンラインで安全に支払ってください。支払いを行うには、以下をクリックしてください。」

これはDHLという会社を装った詐欺師からのメールでした。詐欺師はどうやって私のメールアドレスを入手したのでしょうか。まあ昨今の情勢をみますと詐欺師くらい頭が良ければ私のメールアドレスなってちょちょちょいって感じに簡単にわかるのでしょう。というか被害者なんて誰でもいいわけですし当然私個人を狙い撃ちにしたわけじゃないとおもいますけんども。

で、私、これを見たときに

「あー。最近Aliexpressからなんかロボットの脚につかえそうな部品買ったわ」って思ったんですよ。ドチャクソアホです。疲れてたんですね。

ほとんど何も疑わないでその「以下」ってところをクリック!

カードの情報をGoogleさんが「これを入力すればいいですか?」って親切に候補に挙げてくれるので、自分でカード番号をチェックしなおすことなく黙ってそのままクリッククリック!んで「アクション」ってボタンがありますのでこれもクリック!

だいたい「アクション」ってなんだよ。って思いませんか?僕は頭に蛆が沸いていたのか?今もかもしれないけども。でも疑うことなくクリック!

そしたら携帯電話にパスワードがとどいて、これを入力したらお支払い完了!のはずが何も起こらなかったんです。

画面がなんにも変わらないから不審におもってこのDHLにお電話して担当者さんを読んでお尋ねしたところ、

「そのメールの送信アドレスはどうなっていますか?弊社からお送りしているのであれば、ドメインは.comになっているはずです」

と言われてこれをチェックしてみますと

Costums <admin@ajintgroup.com>

ってなっているわけです。これなに?ってなりました。

でここではじめて「DHL  詐欺」などとGoogleさんにて検索したところ、どうも最近このDHLさんを騙ったフィッシング詐欺が横行しているのでお気をつけあれって記事がでてきたのでした。がーん。これじゃん。被害者じゃん。おれはアホじゃん。

ってなりました。

これからどうしようか。もう夕方17時ころなんでクレジットカードは銀行のキャッシュカードと一体のものなんですけど、とりあえず銀行にはつながらないしクレジットカードのお問い合わせも基本、平日の営業時間内しかオペレーターにはつながらないよどうしようどうしょうって思いました。

で、結局、カード紛失、の件でクレジットカード会社にお問い合わせしました。これならオペレーターにつながるからです。

結論を言えばカード紛失扱いの延長ですぐにカードを止めてもらうことができました。この間約1時間。

いったいぜんたいどうなることやら。とりあえず安心なのだろうか。

じたばたしてもしょうがない。へぼーん。そんなことを思いながら数日が過ぎました。というか毎日、へぼーん、ってしょうもないことばかり考えているのですが。

しょうもないことばかり考えているのでいつも給料が低く、妻に

「あんた。きょうも”おあし”が足りないよ。どうしてくれるんだい。はたらいておくれよぅ。」

なんて言われるんで

「わあーってるよ。ったくよ。そんなこといったってこう毎月クレジットカードの払いを引き落とされてちゃあよ。二進も三進もいかねぇじゃねぇか」

「何言ってんだい!それを使っているのはおまえさんだろ!自分で自分の首絞めてたら世話ないじゃないか。タコが自分の脚たべてんじゃないんだから!お米を買うお金もないんだよ。これじゃあお正月にお餅もつけやしないよ」

ってんでわたくしも、まあ正月は人並みにいや人並み以上にダラダラしたいのでクレジットカードの明細を確認したところ

「Apple bill com 5000円也」

なんて書かれまして。なにこれ。って。

5000えん。俺これでなんか買ったかな。アップルから。えー?

ってなりまして。

だって月のクラウドストレージが1300円とそんなんなはずですし、サブスクリプションもたけえのはたいていもう利用をやめまして、せいぜい50円でお空の衛星の位置を追いかけるアプリ的なサムシングくらいしかないはずなんです。というかクレジットカード止めたんだからサブスクリプションも何もないでしょ。アップルさんからはアプリもダウンロードできませんよ!的な。

なんでここからまたお電話の嵐に身を投じたのでした。

銀行にお電話。これなんどいや?なんどいやいうて5000円のひはらいですやん。ひはらいいうて、ワイ、これしらんがな。なにこうたんや。しらべてんか。しらべていうたかてあんさんがかったんちゃいますのん。

なんて押し問答を繰り返して

結局アッポゥさんとこにお電話をしましたところ

「かしこまりました。ではお客様のアプリのご購入状況を一緒に確認いたしましょう」

なんて運びになりまして、いわれるがままいわれるがままぽちぽちiPhoneを操作したところあっというまにどうも相手側にわたくしのiPhoneの画面が盗み見れる状況になっており、電話の向こうのお方が全く見えないのに彼は私の携帯電話の中が見えてるようでありまして

「おかしいですねえ。5000円のお支払いの形跡はございませんね」

なんておっしゃる。

ね?そうでしょう?だよね?だからちょいとしらべておくんなもし!

って嘆願いたしましたところ

「では当時のクレジットカードの番号をおしえてくださいませんでしょうか」

なんておっしゃる。

でもね。そのカードはせんだって利用を止めましたん。んで、キャッシュカードも止めましたん。んで、そのままだと不便ですやん?だから銀行いって新しいカードの申請しましたん。発行には1週間以上かかります言われて、そのまま古いカードは破棄してもうたん。

って言いました。

万事休す。

・・・・・・ってそのままだとあまりにも救いがなくて自己嫌悪のあまり頓死しそうになったので、また銀行にお電話。

「あーね。ワイ、こないだクレジットカード再発行おねがいしまっしゃやろ?アレの古いほうのカード番号おしえてんか?あーかめへんかめへん。それでええんや。いや、あっぽーさんが知りたいいうてな。あー。ええで。それや。あ。おおきに!ども!これからも贔屓にしてるで!」

てな具合で古いクレカの番号をゲットしました。

そんでまたアッポーさんへ電話。

「あの!さきほど電話したわたくし」

「お電話ありがとうございます。アッポーケアです。ご用件を承ります」

「あの!だから!わたくしさきほど電話したもので!」

「まずご本人様の確認をさせていただきます。お客様のアッポーアイディー」

「あの!アッポーアイディーですか!?えっとステーションのエスぅ!あめーりかのえいーッ!」

「ありがとうございます。ではご登録のお電話番号をおしえてくださいませんでしょうか」

「でんわばんごう!?ぜろきゅーぜろおー」

「ではつぎにお客様の生年月日を和暦からお願いいたします」

「ほげえ!しょーわ!しょーわうまれ!」

「お客様のご住所をお願いいたします」

「かながわけんよこはまし・・・・」

「お電話口のお方はお客様ご本人でいらっしゃいますか」

「そらそうや!わいや!わしいがいだれやねん!」

「ありがとうございます。・・・・・・・・・これでお前の個人情報はすべていただいた…!愚か者め。」

「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」


ってな妄想をしそうなくらい不毛だったんですが、まあアッポーさんに

「お問い合わせ番号あじゃらかもくれんてけれっつのぱあーの件で担当のお方につないでくださいませんか」

と申し出てようやく先ほど対応してくれた人に電話対応が変わりまして、わたくしが古いクレジットカードの番号をお伝えしたところ

「かしこまりました。お調べいたしますので少々お待ちください」

って言った後、電話越しに延々と菅田将暉さんの「あーいーがーぼくにかみついてー」って歌に替わりまして、一通り菅田さんの熱唱が終わると

「・・・・そうですねえ。たしかにお客様のIDではない第三者からのご購入の履歴がございました」

なんていうんですよ。

「は?それどういうことです?」

って私もさすがにわけがわからなくなりまして。

つまり、第三者が!勝手に!御社からなにがしか5000円のサムシングを購入し!その代金の請求を!私のクレジットカードの支払いに!してきたと!

こういうわけですか!と。

問うたところ

「exactly(そのとおりでございます)」

っておっしゃるんですよ‥‥‥‥



ぎゃあああ‥‥‥‥‥ってなりました。辛い。地獄。

どうしてこんなにこの世は世知辛いんだろう。俺が性格悪いからか。

上司にいつも喧嘩売っているからか。

周りのやつらを馬鹿にして生きているからか。俺はいいやつだぞ。

バイクを起こせなくて困っている女性がいたら

「手伝いましょうか」

って言ってバイクを起こしてあげるくらいに親切だぞ。もちろん連作先聞いたり名乗ったりせずにちゃんと帰るぞ。


ああああー。うんちだなあ。世の中は大きな肥溜めだー。おれの周りだけ。

「あの・・・・・へんきん。してくださいます?」

って僕、アッポーさんにたんねたんですけど、そしたらアッポーさんが

「わたくしのほうでご返金の手続きをしておきますね。ですが、審査に48時間かかりまして、その後、最大で1か月かかって返金となります」

っ回答をくださいました。

「つまり、また、アッポーさんにわたしから電話して、審査が通ったかどうか尋ねる必要があるのですか」

と問うたところ

「exactly(そのとおりでございます)」

っておっしゃるんですよ‥‥‥‥


わし、これを書いていて思ったんですよ。

あ。アッポーさんに。。。。。まだ。。。。電話してないって。ネ‥‥‥

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