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ドラマや小説ではない。警察官のリアル死体現場。列車飛び込み死体の現場

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マガジン全部の記事を読みたいわけではないし、マガジン全部だとちょっと高い、でも警察官の死体現場のリアルを知ってみたい、
そんな人のために、単品記事として安く読めるのがこの記事です
すべての記事を読みたい人はマガジンで読んだ方が得です(ただし読んでも気分が悪くなるような死体の話だけです)

では、ここから本当の死体現場の話です

警察官になって数年目の4月

志望していた刑事課鑑識係になった

2回目の勤務で死体現場が入った

初日の勤務は変死体はなかった

いや正確には死体の通報はあったが、その時私は空き巣の現場に行っていて、他の鑑識員が行った

あーよかった、と思っていた

しかし次の勤務、

署でデスクワークをしていた18時頃

ついに最初の死体現場が入った

通報内容は・・

「踏切で列車に轢過されたもの」

初めての死体でいきなり列車飛び込み?
まさか最初からこんな重いのが来るとは


納体袋など準備をしながら、不安と緊張で押しつぶされそうになった

正直行くのが怖い


果たして自分は耐えられるのだろうか、吐いたり貧血起こしたりしてしまうのだろうか

怖かった

列車に轢かれた死体は駅前交番の時も行ったことはあるが、あれは人間の体の原型をとどめていない

ホームの上から見た線路上にあったものは、飛び散った肉片や、腕や足らしきものだった

でも交番の時はまだよかった

見るだけだ

規制線のところに立って野次馬を排除したり、目撃者を探したりするだけでいい

しかし今回は鑑識だ

死体を調べなくてはならない

交番の時とは負担がまったく違う


「早く行くぞ!」

鑑識係長である警部補の声が飛んだ
さらに刑事課長も来ることになった

もう一人の巡査の鑑識と合計4人

さらに別車両で捜査員が4人

こっちの捜査車両の運転は私だった

まだ異動してきたばかりでこの辺りの地理には詳しくないのになぜおれが運転なのか

「緊急走行で行くから赤灯(あかとう)つけて」
刑事課長が言った

しかも緊走で行くのかよ
こっちは1秒でも遅く行きたいのに

車両屋根に赤色灯がつけられ、うるさいサイレンを鳴らしながら現場に急行した。

踏切に着いた

焼肉屋のユッケ

踏切は降りたまま鳴り続けている

一斉に車から降りて、踏切内に入っていく

まず目に飛び込んできたものは

電車だった

踏切のすぐ先、それから踏切の手前でも列車が止まっていた

駅でもないところに列車が停車していることにとても違和感があった

前方に停まっているのが、轢いた車両

後方に停まっているのが、次の車両らしい。、すでにここまで来て、運転再開とともにすぐに動き出せるようにまっているようだった


線路内に立って足元を見ると、踏切付近から進行方向に向けて、、、

飛び散っていた

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