パワハラ幹部は自分の保身のために、部下の休日を食い潰す
警察官と他の仕事の労働環境の大きなちがいの一つが休日の拘束です
警察官は勤務日でない休日でもあれこれ拘束されるのです。
しかも完全なパワハラによって。
それをこのnoteで紹介します。
休日に出かけるのに事前許可が必要
私のいた都道府県警では、自分の居住している都道府県以外に出かける時は、いちいち上司に許可願を出して決裁を取らなくてはいけない規則になっていました。
休日にどこに行こうが自由が当たり前という市民の方々には、この感覚は中々ピンとこないと思いますが、警察ではそういうことになっています。
行き先や宿泊先をすべて書類に記載して許可申請しなければいけません。
フランス革命前の、農奴制の社会のようなものです。
なぜこんなことをしているのかというと、理由はいくつかあります。
その中でも最も大きな理由は、非常招集があるためです。
非常招集とは何か
非常召集とは、休日でもいきなり出勤をさせられることです。
警察というところは、24時間365日必ず誰かが勤務しています。
24時間体制をしているからいつでも誰かが事件事故に対応できるようになっています。
事件事故が発生して、「今は営業時間外で誰もいません」というわけにはいきませんからね。
真夜中であろうが土日祝日などの閉庁日であろうが、必ず一定の人数が勤務しているわけです。
そんな真夜中や土日祝日など、勤務に当たっている職員が少ない時間帯に大きな事件事件が発生したとします。そうすると、当直の人員だけではとても対応できない事態になることがあります。
そういう時には、休日だったり勤務時間外の職員を急きょ招集して出勤させるのです。
これが非常招集なのですが、休日のお出かけに許可を取らされることと何が関係しているのかというと、
非常招集をかけなければいけない事態が発生した際に、すぐに来れる職員は誰か、逆に遠くに出かけていてすぐに来れない職員は誰かというのを把握しておくために、事前の許可を取らなければいけないということになっているのです。
これは警察のように、突発でいきなりどんな仕事が発生するかわからない仕事では必要なことではあります。私も刑事課時代、招集がかかって休日や夜中に急きょ出勤したこともあります。
この理由であれば、私もこれは必要なことだとは思います
警察の仕事を考えれば仕方のないことです。
しかし、私が許せなかったのは、「それ本当に非常招集が必要なの?」と思うようなことで、休日に招集されることです
もう完全に幹部の勝手な都合や尻拭いのためのバカげた非常招集が時々あったのです
以下、そのひどい実例です
痴呆老人がいなくなったということで招集が掛ったこともありました。まぁこれはまだいい。
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警察官の勤務はどれほどブラックで厳しいのか、また階級社会・縦社会と言われる警察組織のパワハラはどれくらい壮絶なのか、 警察官を約10年勤め…
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