世の中の不条理を学べる福本伸行作品の原点「銀と金」
どうも、MOTOです。
精神安定の為にニュースを避けている人がいるようですね。
基本的にニュースで取り上げる題材はネガティブなものが多いですからね。
2011年の震災時はニュースを見過ぎた事で鬱になった子供達が急増したようです。
直接的に自分に被害がないものでも間接的に自分にダメージを与える存在になっているのは間違いありません。
上記の理由云々は別にしても個人的にはニュースは見なくていいと思っています。
私が社会人になった時は「新聞を見るのは大人としての最低限の嗜み」みたいな論調で言う人がいました。
ただ私はこう思うんですよ。
「新聞を読むことで何を学んだんですか?どう行動が変わるんですか?」
私が感じたのは新聞を読んでいる人は会話の話題に利用しているくらいなもんで、99.9%の人は活用出来ていないという点
例えば「物価高・公共料金高が止まりません」みたいなニュースが流れた時
「物価が高くなって大変だよな」とか「政府はもっとしっかりしろ」とかそんな愚痴をいう位で終わっています。
このニュースを活かすのであれば、物価が高くなったという事は客観的に見た現金の価値が低くなっているのだから、株式やゴールドに変換して相場に対応しようとか、すき間時間を捻出して少し副業を始めようとか考えられる訳です。
もしくは東京電力から少し電気を安く出来る民間会社に変えるとか、スマホを格安SIMに変えるとか、保険内容を見直すとかいくらでも対応策はありません。
ただ愚痴るだけの人にとっては「物価高・公共料金高が止まりません」というニュースは必要ないし、一事が万事で全部のニュースを見る必要がありません。
ニュースを見る時間を生産性のある活動に充てるか、心を豊かにする時間に充てた方が有益です。
そもそも、世の中は不条理な事が多いんですよ。
利権が絡めば絡むほど汚い世界になりますし、一見クリーンに見えるような商売も結構エグイ事が行われてたりして…
まあ不完全な人間が作っている物(社会)ですから不完全でいびつなものになるのは仕方がないですよね。
変に清潔な幻想を抱かずに「世の中、不完全なものだよなぁ」と理解したうえで日々を過ごした方が気持ちが楽になります。
前置きが長くなりましたが、そんな認識を持たせてくれる漫画を1冊紹介します。
福本伸行さんが描いた「銀と金」
福本伸行さんと言えば「カイジ」「アカギ」などギャンブル漫画の元祖であり、カリスマと言える存在。
その福本さんが描いた初期の漫画が「銀と金」です。
裏社会のフィクサーとしてお金を自由自在に操る平井銀二が政治家や裏社会の権力者を相手にマネーゲームを行っていくストーリーなんですが、世の中の汚い部分を上手く表現しながらスリリングな展開が繰り広げられていて「さすが福本伸行!」と言いたくなるような完成度になっています。
近年の福本さんの作品は変に間延びしてストーリーが全然進まない事が多いのですが、「銀と金」は初期作品だけあって妙な間延びがないので展開もスピーディーです。
この漫画を読むと世の中は綺麗なものではない事が良く分かります。
ぶっちゃけニュースを見るよりも価値があると思います。
お察しの通り、ここで紹介したという事は期間限定で無料で読めるという事です。
以下のアプリで9月14日まで無料で読めるので是非読んでみてください。
ちなみに最後の勝負は農林水産大臣と300億円を賭けた競馬勝負です。
ナリタブライアン世代のストーリーなので古参の競馬ファンにはたまらないですよ。
という事で競馬の話をしたいのですが、今週はもうどうにもならないくらいに予想不能です。
今週はちょっとおやすみしてまた次週頑張りたいと思います。