ちょっとした、コツ

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アダムドライバーが好きすぎると熱弁をふるってから、恋人のご機嫌がどうやら斜めである。

そこに嫉妬してるわけではなくて、きっといろいろ大変なんだろうけれど、遠距離恋愛ゆえに、連絡を疎かにされると、わたしはすぐにメソメソクヨクヨしてしまうので、連絡はちゃんとほしい。

さっき、ショートノートの方でネットサーフィンしていたら、遠距離恋愛の末にご結婚された方の文章があって、読んでみた。

そうしたら、離れていても、続けられるコツのようなものが書いてあって、思わず目から鱗が落ちた。

そもそも、遠距離恋愛というのは、距離的に離れているから喧嘩や行き違いがあっても、逢って解決、というのが難しい。

もし、わたしが今大学生とか、20代で子どもがいない、とかなら、弾丸で逢いに行ったりもできるんだろうけれど、わたしはこの通りバツイチコモチでシゴトもしているので、そうもいかない。

遠距離恋愛なんて続くわけないじゃん。

わたしもそう思っていた。何故なら、以前付き合っていたラベリング男には、わたしと付き合う前に遠距離恋愛の彼女がいたのだ。

つまり、その男は遠距離恋愛の彼女がいるにも関わらず、わたしに手を出し、結果、わたしをその時は選んだのだ。

当時、男は大学生で、遠距離恋愛の彼女は地元で仕事をしていた。

わたしは、それを知っていた。でも、19歳になる直前のわたしには、ことの重大さが分かっていなかったのだと思う。

遠距離恋愛だからと、その男は完全にガードを緩めていた。

なので、わたしが男のアパートに泊まっていた早朝に、その彼女が突撃してきたこともある。いい加減連絡の取れない男に、しびれを切らしたのだろう。

その頃から、その男はお金をあまり持っておらず、携帯はすぐに止められるし、家の電話にかかってきても、ほとんど電話を取ることはなかったから。

早朝、彼女が突撃してきたときは、どうにか玄関先でその男がうまいことを言い、一旦退避させ、その隙にわたしに駅前のファミレスまで行って、待ってくれと言われたことを覚えている。

朝の6時からメイクもせずに駅前のジョナサンに行って、2人が何をしているのか知らないけれど、喧嘩していたんだろう、それが収束するのを待っていた。

数時間たって、男はファミレスまで来た。

どうやら、彼女は今日のところは信用して帰ったらしい。でも多分、今思えば、わたしがファミレスにいる間にセックスしてたんだろうけど。気持ち悪いなー。

帰ったアパートの部屋には、コンビニで買ってきて2人で食べたんだろう、鉄火巻のゴミがあって、見たときは「ウヘェ」と思ったけれど、でもこっちに男は帰ってきたんだなと、思ってしまったんだよね。馬鹿すぎる。

でも、そうしているうちに、その彼女と男は別れることになった。

最後に彼女は、赤ペンで綴った手紙を送ってきたのを覚えている。赤ペンのみでレポート用紙に書かれた手紙。狂気じみていた。

あれ? わたしは19歳でそんな修羅場ばかり経験して、よく病まなかったなと思うけれど。

ちょっと長くなりすぎたけれど、だからわたしは遠距離恋愛が壊れたのを身近で観た経験もあるので、遠距離恋愛に「絶対」がないのは良く分かっている。離れている分、困難は増えるのは当たり前だ。

Twitterを見ていても、遠距離恋愛なんてしていたら、どちらも浮気しているだろうという言葉をよく見かける。そうだよな。と、思う。

わたしはこの3年、浮気はしていないけれど、恋人はどうなのか、その本当のところは分からない。してない、とは言っているけれど。

ここで、ようやく話を戻す。ショートノートで見つけた、遠距離恋愛を続けるコツについて。

それは、いつも自分だけが大変で辛いと思うんじゃなくて、

「相手の方がもっと大変で辛いんだと、推し量ってあげること」だった。

目から鱗である。

良く読めば、当たり前のことなのかもしれないけれど、どうしても自分ができることを相手がしてくれないと

「どうしてしてくれないの?!」

と、苛々してしまったりする。

でも、見えない場所で、遠い場所で、恋人にも同じように24時間が、3年間が流れているということ。

恋人も、毎日、大変なんだということ。

最近、少し忘れていたかも。自分自分になってしまっていたかも。

LINEの返事が疎かになっていて、ここ3日くらい嫌だなぁとすごく思っていた。

でも、少し引いてみよう。きっと恋人も恋人で、今、ターニングポイントに向けてきっと動いてくれているのだ。

良い風に考えてみよう。いつも悪い風にしか考えず、石橋をたたいてたたいてぶち壊しているわたしだけれど、今はスキップして渡る気持ちでいよう。

渡るかどうかは別として、気持ちだけ、ね。

もう少しわたし、やさしくなりたいな。

余裕や余白が足りなくて、しんどくなっているのは事実だけれど、信じなければ始まらないわけで。だから、深呼吸をして、やさしくなりたい。

LINEが疎かだ!! と目くじらばかり立てないでいたい。

実は3年も遠距離恋愛をしていると、恋人のこのモードもなんなのか、少しはわかっているしね。でも、わかっているからと思っていて、足元をすくわれるのが怖くて、どうしても身構えて石橋をたたき割っちゃうんだよね。

それに、

もしかしたら本当に、アダムドライバーにやきもちを焼いているのかもしれないしね(笑)!

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